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デヴィッド・ボウイ 個人的アルバムランキング
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2016年に天に召されたアーティスト。デヴィッド・ボウイのアルバムの個人的なランキングをしてみました。
70年代ロックマニアだったので、過去の諸作は昔から聴いていましたが、元々80年代は全く音楽に興味のない小学生だったので、リアルタイムではほとんど通っていなかったんですよ。
2003年のリアリティーでかっこよさを再認識したんですが、その後病気で長期療養に入りすっかり忘れていたのが正直な所です。
2013年のネクストディから再び後を追い始めたところで、最終作ブラックスターでの華麗なる最後は、僕の心に決して抜けない楔を打ち込みました。
この数年間デヴィッド・ボウイとプリンスばっかり聴いていたので、是非是非後追いの人たちにも彼のすばらしさを伝えたいと思いランキングしてみました。
ちなみに、デッカから出たファーストアルバムと、全編カバーのピンナップス、バンド名義のティンマシーン1,2。没後発表のTOYはランク外としています。
1 ジギー・スターダスト(1972.6.6)
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不動の1位の大名作。圧倒的な名曲が入っていない代わりにバランスがとてもいい。捨て曲が一切ない、ロックを語る上でも相当上位にランキングされる必修アルバム。
結構アコースティックで、軽いタッチの作品なのでロックがさほど得意でなくともポップなロックアルバムとしても優秀で、初心者は是非ここから入って頂きたいです。一番間口が広くてフレンドリー。
2 ステイション・トゥ・ステイション(1976.1.23)
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ここの所再評価が著しい作品。似たような作品が思い浮かばない大名作。クールで沈みこんだ質感が癖になります。何度聴いても飽きない。
お勧め曲「ステイション・トゥ・ステイション」「ゴールデンイヤーズ」「ステイ」「TVC 15」
3 スケアリー・モンスターズ(1980.9.12)
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過去の作品を総括して80年代のニューウェーブ期に飛び込む直前の作品。1曲目の日本語でぎょっとするが慣れるとそれもたまらない魅力に。お勧め曲「スケアリー・モンスターズ」「アッシュズ・トゥ・アッシュズ」「ファッション」
4 ハンキー・ドリー(1971.12.17)
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ジギー前夜、ボウイ最初の名盤と言っても差し支えない作品。温かみと明るさではアルバムの中で一番。最初に聴くボウイとしてもお勧め。お勧め曲「チェンジス」「ユー・プリティー・シングス」「火星の生活」「流砂」
5 ヒーローズ(1977.10.14)
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ベルリン三部作の次男。ジャケットがかっこよすぎる。人物写真だけでこんなにかっこよくなるなんてずる過ぎる。7曲目以降のインスト(V2シュナイダーはいい曲)が弱いけど補って余りある前半のヴォーカル曲の素晴らしさ。特に最初3曲のインパクトはすごい。お勧め曲「美女と野獣」「ライオンのジョー」「ヒーローズ」
6 アラジン・セイン(1973.4.13)
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ジャケットのかっこよさはNo1。顔のイナズママークは日本の家電に付いていたマークを参考にしたらしい。一番色気のある曲が多い。一番グラムロックっぽい。お勧め曲「アラジン・セイン」「ドライヴ・インの土曜日」「ジーン・ジニー」
7 ロウ(1977.1.14)
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最初名盤と言われて聞いたときは全然分からなかった。ボーカル曲は半端だし、インストパートは高尚で分からない。でも聴いているうちにいいなと思い始めて今では好きな作品。同時代的な聴き方をしないと今の耳では厳しい気もする。お勧め曲「スピード・オブ・ライフ」「サウンド・アンド・ヴィジョン」「ビー・マイ・ワイフ」「ワルシャワの幻想」
8 ザ・ネクスト・デイ(2013.3.11)
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晩年の作品では一番好き。何しろ曲がいいし勢いもある。この作品が最後の作品でもさすがボウイだと言われたと思う。お勧め曲「ザ・ネクスト・デイ」「ザ・スターズ」「ヴァレンタイン・デイ」「ボス・オブ・ミー」
9 ダイアモンドの犬(1974.4.24)
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あまりいい扱いされないグラム期の最後の作品。暗いからでしょうか。確かに他の全盛期作よりはちょっと聴く機会少ないかもしれないけれど、いい曲も結構入っているので全然悪い作品ではないです。お勧め曲「ダイアモンドの犬」「愛しき反抗」「1984年」
10 ブラックスター(2016.1.8)
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最後に問題作をぶち込んで人間界を去っていくという、ロック史上最もかっこいい亡くなり方をしたミュージシャン。それがボウイ。ポップさは皆無だけれども聴いた瞬間に音楽世界に引っ張り込まれる。「★ (ブラックスター)」「ラザルス」「アイ・キャント・ギヴ・エヴリシング・アウェイ」
11 世界を売った男(1970.11.4)
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70年代ハードロックに一番近づいたと言われる作品。まだ曲がちょっと弱いけれど、雰囲気がラフでとてもかっこいい。お勧め曲「円軌道の幅」「ブラック・カントリー・ロック」「世界を売った男」「スーパーメン」
12 ヤング・アメリカンズ(1975.3.7)
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ボウイの極端さが一番わかるアルバムな気がします。ダイヤモンドの犬で予兆はあるとはいえ、ここまでソウルに全振りするとは。「ヤング・アメリカンズ」「フェイム」
13 レッツ・ダンス(1983.4.14)
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80年代のボウイはレッツダンスとラビリンスと戦メリですよね。最近は評価が上がって来ていますが、昔は聞く価値無し認定されてたような。人の評価なんてあてにならないもんです。「モダン・ラヴ」「チャイナ・ガール」「レッツ・ダンス」
14 ヒーザン(2002.6.10)
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歌唱に物凄い力を入れていて、朗々と歌うボウイが聴けます。安定していい曲、いい歌が続くので聴きごたえあります。「スリップ・アウェイ」「スロー・バーン」
15 リアリティ(2003.9.15)
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リアリティーの頃のボウイもかっこいいんですよね。世間評価的には微妙な位置ですが好きな作品です。ポップで分かりやすいボウイ。
「ニュー・キラー・スター」
16 スペイス・オディティ(1969.11.4)
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世紀の大名曲「スペース・オディティ」が入っているのですが、他の曲がまだ弱いのでトータルだとこの位置かなと。「フリークラウドから来たワイルドな瞳の少年」「フリー・フェスティバルの思い出」など佳曲もあり。
17 ロジャー(1979.5.18)
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ベルリン三部作の一番末っ子。個人的になぜか少々苦手なのでこの順位。分かってないなあと言われるかもしれない。決して嫌いではない。「ルックバックインアンガー」とか「DJ」とか好き。
18 アワーズ…(1999.10.4)
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ぬるいと言われてまともに評価されていない作品と思うのですが、緩やかで癒されるボウイというのもいいものだと思っています。決して駄作ではないので世間の評価に惑わされず聞いて欲しい。
19 郊外のブッダ(1993.11.8)
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再評価されているので、正直これを上位に入れると分かってるやつ、と言われやすい気はしていますが、環境音楽的に聞いてしまっているのでほぼBGM。何かしている時に聞くのが合っています。悪く言うポイントが無い。いい作品です。
20 ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ(1993.4.5)
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人によっては最下位有力候補かもしれませんが、80年代の安っぽい音から抜け出して、ポップに振ったボウイがそんなに悪い訳も無いと思うんですが。「ブラックタイホワイトノイズ」「ジャンプゼイセイ」とか充分かっこいいと思う。
21 ネヴァー・レット・ミー・ダウン(1987.4.27)
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ボウイが一番気にっていないという話を聞いた事ありますが、ポップアルバムとして勢いが有ってそんなに悪くないのになと思っています。世間の評価はトゥナイトと並んで最下位候補です。もう一度素直に聞き直してみるのも悪くないと思いますよ。
22 トゥナイト(1984.9.24)
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80年代の安っぽい音だなとしみじみ悲しくなりますが、内容はそんなに悪くないという感想です。ブルージーン聴くと普通にいい曲ですし。
23 アースリング(1997.2.3)
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ジャケットがめちゃくちゃかっこいいんですよね。イギリス国旗模様をまとったうしろ姿がたまらないです。ジャングルビートって言うらしいんですが、打ち込みのビートに馴染めず未だに良さが分からない作品です・・・。
でもそのうち分かってくるんじゃないかと思って、たまに聴いています。
24 アウトサイド(1995.9.25)
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リアルタイムボウイはここでした。陰鬱でPV見ただけで敬遠していました。今は再評価されている作品なので、他の人だとかなり上位にする人もいるでしょうね。これ聞きとおすの本当にキツイんです。長い・・・。
番外 デヴィッド・ボウイ(1967.6.2)
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まだデヴィッド・ボウイになり切っていない、フォーク青年期なので順位に入れるのはいたたまれないので番外。へんてこフォーク好きならどうぞ。
番外 ピンナップス(1973.10.19)
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全編カバーなのでさすがにオリジナルアルバムにカウントしたくないという感じです。
番外 ティン・マシーン(1989.5.22)
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一応バンドを組んだ体なので今回は除外。入れてもかなり下位になるだけだし・・・。圧倒的に曲がつまらないんです。
番外 ティン・マシーンII(1991.9.2)
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これだけ聞いた事無い作品です。ブックオフでよく見かけました。
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