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『Celeste』クリア記録

プレイ環境

  • ハード:Xbox Series X

  • クリア時間:約12時間

プレイ動機

  • もともと気になっていた(よゐこのインディーでお宝探し生活)


感想

プレイフィール

プレイ感は事前情報で知っていた通り、だいぶストイックなものでした。
挫けそうな気持ちはありつつも、「あと少し行動を変えてみたら状況が変わりそう…!」という感覚を無限に繰り返して時間が溶けます。
ミスしては無限にやり直す感じ、R-typeを少しかじったときと似たような気持ちになりました。
それを気軽に何度でもやり直せてしまうゲームシステムが本当に憎い(褒め言葉)。。
ぼくみたいなゲーマーにグサリと刺さりました。

自由度の高いプラットフォームアクションのように見せかけて、ガチガチに組まれてて正解がほぼ一通りなのが面白いと感じました。謎の足場一つとっても、製作者の意図が分かった瞬間の「正気か?」感がたまらなかったです。
これ↑の言い換えのようなものですが、上手く行ったプレイは自分的に常にスーパープレイのはずなのですが、動画を取って見返してみると流れるように無駄のない動きになっていてなんてことない動画に見えてしまうんですよね。悔しいことに笑笑
これは無限に失敗を繰り返して、動きが最適化された結果にほかならないと思っています。

演出

見事でした。
チャプター終わりのピアノを基調とした穏やかなメロディーは、ここまでの頑張りをねぎらってくれるようで癒やされました。
また、ストーリー中盤の心を落ち着けるためのオマジナイの演出が良かったです。羽に気を取られている間にそれ以外の映像がブラックアウトしていて、実際にプレイヤーも心が落ち着いてきているような気持ちになりました。

自分の心の映し鏡となる山

マデリンの行く手を阻むギミックは、自分自身の心の中が反映されたものであると知ります。
プレイヤーの私は理不尽なまでの超難易度のギミックに苛立ちながらもその設定を目の当たりにして、「なるほどな」と妙に腑に落ちた気持ちになります。
だって自分を超えるのっていつでも大変ですから。
高難易度ゲームを進んでいく説得力として、自分にとってとても納得できるものでした。
しょーがないからもう少し頑張るか、と。
そんな試練を超えてマデリンが仲間や自分自身と向き合う姿は、プレイヤーの努力も相まって感極まるものがありました。

まとめ

高難易度の死にゲーでしたが、すぐやり直せるゲームシステムのお陰で、アクションの正解を探す楽しさが常に損なわれない良作でした。
全体の設定は、やや唐突であると思えなくもないですが、今度は逆に高難易度であることが説得力となり受け入れられたように思います。(脳が疲れていると言いかえることもできる)
ゲーム性とストーリー性、それぞれが相互補完して噛み合った結果傑作だったと思います。
「文句のつけようがない」という類のものはなくて、これはバランスの話なので是非プレイしてみてください。

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