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「The MISSING -J.Jマクフィールドと追憶島-」クリア記録

プレイ環境

  • ハード: Nintendo Switch

  • プレイ時間: 20時間以上

プレイ動機

  • ニンテンドーのストアを眺めていて興味が湧いたから

  • 雰囲気ホラー系の海外インディーゲームが好きだから(本作は日本製)

感想

ゲームシステムについて

ゲームシステムについては調べたらたくさん出てくるので、簡単に。
自らを傷つけることで謎を解き先に進むパズルアクションゲームでした。
この要素は多少悪趣味に感じますが、これに目を瞑っても十分今作をプレイする価値はあります。そして最後までプレイすると、シナリオやメッセージをより強めるための要素であったことが分かるはずです。

シナリオと演出

本作はシナリオと演出が本当に良かったです。
「そのままの自分でいていい」というメッセージを確かに受け取りました。皆多かれ少なかれ社会や理想との自己の乖離を抱いて生きています。またはそれを無意識の内に秘めています。
そんな自分を痛々しく悲しく、世界は表現します。

傷めつけられる主人公J.Jを眺めるにつれて、いつしか「自分ってこんなに苦しかったのかもしれないな」と思うようになってきました。
大切な友達エミリーを助けようと思ってがむしゃらに進んできたけれど、実は助けられていたのは自分だったりします。
「本当にありがたい、自分は幸せ者だ」と本気で思っていたように思います。

J.Jとシンクロしていく自分

J.J.の泣き声はなんでこんなに心に届くのでしょう。
エミリーのもとにたどり着き、「探しものはみつかった?」と言葉をかけられます。それは自分が望んでいた言葉のように思えました。
張り詰めたこれまでの緊張を吐露し、安堵をこぼすようなさめざめとした泣き声は、自分の泣き声だと感じました。

終わりに

めちゃくちゃ泣きました。
(この記事を書きながらも何度も涙がこぼれそうになっていました笑)
ボロボロになった自分を肯定してくれるメッセージがこんなにも心に染みるなんて。。
今までプレイしたゲームの中でいちばん心が動かされたと言っていいです。
多様性について考えるきっかけとして、今の時代にプレイしてほしいタイトルです。

唯一難点を上げるとすると「○年後」という作中の表記が不要だったなーと感じました。
大好きなタイトルなので、またプレイし直したいです!

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