Ghost of Tsushima(ゴースト オブ ツシマ)

ご無沙汰である。1ヶ月も空いてしまったがその間に龍が如く3と4とゴーストオブツシマクリアしてるのでゲームの回転率(?)は相変わらずなみゆたです。

さてこのゴーストオブツシマ、ハチャメチャ失礼な話、最初はSEKIROや仁王とどーちゃうねんと、Bloodborneや鬼武者系なのではないかと、全部ごっちゃに考えていて、全然興味がなかった(ちなみに改めてPV見たら全部全然違いました、すみませんでした)

主人公の侍が、一人で、敵と戦う。そのアクションはシビアで、所謂死にゲー(とにかく死にまくるゲーム、死んで覚えてクリアして死んでってするゲームのこと)と思っていた、正直なところ。改めてPVを見たら、そういう一面も確かにあるのだが、敵の拠点にひっそりと忍び込むことや、後ろから暗殺することもするようで、それが他のゲームとの違いかつ自分に向いてそうだなと言ったところから、購入を決めた。

あとTwitterでハチャメチャ楽しそうなスクショ回ってくるのもかなりの決め手であった。のだが、事前に食指が動かないゲームに果たしてのめり込めるかという不安はあったのだが……。

結論としてゴーストオブツシマははちゃめちゃはちゃめちゃ楽しめた。

ゲーム始まる前に、画面の色味とオーディオの設定ができるのだが、両方とも8種類ずつくらいある(ごめん曖昧やからそんなにないかも)ここでもう最高!ってなった。

主人公は境井仁というお侍、時代は鎌倉時代、対馬にモンゴル兵が攻め入ってくる、元寇をテーマにしたゲームになっている。

仁さんは、モンゴル兵が上陸する戦いに出たが負け、ギリギリ生きていたところを野盗のゆなという女性に救われる。そこから、モンゴル兵絶対殺すマンになった仁さんが、対馬からモンゴル兵を叩き出すお話である。

侍として誉れある戦いをするか、侍としての誉れを捨て、黄泉から蘇ったもの冥人(くろうど)として敵と戦うか、という選択の中で、仁さんは冥人になることを選ぶのである。(とはいうものの、冥人という名を仁さんが自称したのではなく、対馬には冥人あり!という噂を広げるためについた称号のものではあるが)

仁さんは見た目の通り、いぶし銀のお侍さまである。女にも靡かず、死も恐れず、主を敬い、民を救うことを自分の使命としている、強いお侍さまである。

海外の人が作ったとは思えぬ、日本風の侘び寂びが随所にある。コントローラーの操作で抜刀/納刀ができ、お辞儀もでき、温泉に入れ、和歌を読め、神社や稲荷の祠にお参りをする。琵琶法師の歌語りを聞いたりもするし、一騎打ちで最大5人を切り伏せたりもする(バグではない)。仁さんの両親は亡くなっているんだけど、作中で鳥は母上で、風は父上と表現される。比喩かなと思いきや、黄色の鳥が出てきたら隠された場所やクエストやアイテムがある場所に導いてくれるし、コントローラーの操作で風を吹かせられるのだが、それは目的地に導いてくれる。粋!!!!という表現がかなり多い。

物語は主人公の成長にあると以前言ったが、仁さんの成長はほぼない。むしろ最初から最後までいぶし銀である、ただ唯一、武士の誉だけでは民を救えないと理解し、誉を捨てて敵を暗殺するような所謂卑怯な方法に手を染める点に関してのみ、心の変化がある。が、仁さんの想いは最初から最後まで、対馬と対馬の民を守ることで、そこがハチャメチャカッコいい。

ちなみに対馬を移動中に敵の拠点を落としたりするのだが、その時正々堂々真正面から切り込めば天気が晴れやすく、逆に忍び込んで後ろから暗殺するような手法を取れば雨や嵐になりやすいらしい。仁さんはもちろん、侍であるから真正面から切り込みたい、が、先述のとおり武士の誉だけでは民を救えないと理解してもいる、その葛藤や、罪悪感なんかが天候にも表れるのだとか……渋すぎる……。

グラフィックも、ひとつひとつは荒めなのだが、密集度がすごいので、一枚絵になるととても映える。ワンボタンでカメラが起動し、かなり細かい設定ができる(カメラの位置やピントや露光はもちろん、天気や時間まで指定して撮れる)ので、スクショが捗ること捗ること。スクショは自分のゲームの歩みにもなるので、撮れるゲームはバンバン撮ると良い。

かなりの熱量を持って書いているのだが、全く面白そうにならないのはみゆたの力不足である……申し訳ない……例の如くトレーラーと公式サイトを貼っておくので、ご興味のある方はぜひ(サイトの下部にもトレーラーのでまとめがある)。面白さは保証します。






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