サイレントヒル2

実はホラゲーそんなに得意ではない。怖いもんは怖い、びっくりするもんはびっくりする。

それでもなんとかホラゲーをやれてるのは大いにみかおのおかげである。ぎゃーぎゃー言いながらならできる、ぎゃーぎゃー言いながらするとホラゲーはパーティーゲーになる、いやマジで。

そんな中でも、みかおの力を借りずに、PS3時代になにを血迷ったかプレイしたのがサイレントヒル2である。

みゆたがnoteにまとめる記事は、みんなにプレイしてほしいと思っているゲームなのだが、いかんせんサイレントヒル2は怖さの前に屈して全エンディングクリアしてないので、ある程度は思い出を語る場になると思う、ご了承ください。ただオススメなのには変わりない。

サイレントヒルはゲームの名前であると同時に、ゲームの中に出てくる街(つまりフィールドの)名前でもある。アメリカにある架空の街であり、常に濃霧に包まれているゴーストタウンでもある。サイレントヒルには表世界と裏世界があり、表世界は不気味なだけな街なのだが、裏世界にはクリーチャーが徘徊する街となる。

表世界と裏世界の転換はどうだったか忘れたが、映画の設定だとサイレンが鳴ると入れ替わっていた、と思う。

サイレントヒル2では、死んだはずの妻から、今サイレントヒルにいるという旨の手紙を受け取った旦那が主人公。真偽を確かめるために、サイレントヒルに訪れる、というストーリーである。

先に書いたようにサイレントヒル2は常に濃霧に包まれていて、視界がハチャメチャ悪い。表世界はいいのだが、裏世界はクリーチャーが徘徊する世界である、もちろん近寄ると攻撃されるしダメージを受け続けたら死ぬ。対抗手段はあるがめっちゃしょぼいし、バイオバザードのように、敵を倒すことを目的とはしていないので、強い武器がわんさか手に入ると言うこともない。だいたいは木や鉄の棒を持って走り回るし、銃はスーパー奥の手である。

フィールドは普通に街中なのだが、ゴーストタウンなのでそれも怖い。そしてクリーチャーが徘徊してる、怖い。クリーチャーと遭遇したらどうするか、だいたいが逃げる一択である、ここではなんとかしないといけない!って場面もあるが、探索してる間に遭遇するクリーチャーはスルーである。

ここで、サイレントヒル2のかなりいいなと思っている機能があるのだが、序盤少し進むと、クリーチャーが近くにいると反応するラジオを拾える。これで濃霧の中も大丈夫だ!と思うだろう、みゆたも思った、でもサイレントヒル2はホラゲーであるからして、当たり前だが可愛いラジオでは断じてない。

このラジオ、クリーチャーが近くにいると教えてくれるのだが、その方法は、ラジオからかなり不快めなノイズが走るのである。接近するにつれて音量も大きくなる。これもめっちゃ怖い!サイレントヒル2は基本的にBGMがあまりなかったように思う、環境音のみ、その中に突如走るラジオからのノイズ、だが視界は濃霧のため明瞭としない、クリーチャーが近くにいるが姿が見えない、襲われたら対抗手段がない(乏しい)という緊張感の中街を走り回ることになる。めっちゃ怖い。

このラジオのノイズが怖いんじゃ!と思ってラジオを切ったこともある、が、今度はクリーチャーの接近に気付けず余計怖い!となったので泣く泣く再びオンにした、クリーチャーが近づくと不快なノイズも再び、怖くて泣く、でもオンにしとくしかない。これがホラゲーとしてあまりにも上手すぎると思って感動した、どっちに転んでも怖い!

(余談だが、当時テレビが自室になかったため、夜にゲームをしたいとなったらリビングでプレイしていたのだが、リビングの電気が寝室に入ってはならないと思って明かりを消し、音漏れを防ぐためにヘッドホンをしてプレイしていた、むっっっっちゃ怖かった(アホです)

あとセーブ可能箇所には赤い紙のようなものが壁に貼ってあるのだが、それを触るとセーブ画面に移行する前に画面が真っ赤になる、それだけでもう怖い。

ゲームの中ではそうとは明確に語られないのだが、このサイレントヒル2内でのサイレントヒルは、主人公の潜在意識を投影した場所であり、クリーチャーも主人公のさまざまな負の感情を具現化した存在となっている。クリーチャーとして有名なのはバブルへッドナースと、レッドピラミッシング(三角頭、通称三角様)だと思う。(普通に見た目も怖いので、ホラー耐性、グロ耐性がない人はググるのは自己責任で。)

またフィールドもかなり複雑でかなり奇怪な作りになっているが、これも主人公の精神を投影している。地下に地下に降りていくのは、主人公の潜在意識に潜っていることを表している、らしい、確かにめっちゃ穴の中に落ちていったなという印象。

ちなみに最終目的は、ざっっくりと言えば妻を見つけ出すこと、である。身も蓋もない書き方をすると面白くないのでこれくらいで。マルチエンディングなので、見つけるエンディングもあれば、見つけられないエンディングもある、サイレントヒル内でも出会いはあるので、その人とサイレントヒルを脱出するエンディングもある。ちなみにみゆたはサイレントヒルから脱出するエンディングだった。

怖い怖い言いまくったが、謎解き要素たっぷりなので、ホラー耐性があって謎解き好きならよりオススメである。激しい戦いを必要としないし、難易度選択ができるので、技術はあまり求められない印象。夏といえばホラー!ぜひ。





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