龍が如く0 誓いの場所

未だに混乱の渦の中だから書けるかわかんないけど、混乱の渦の中のまま書くのもいいかなと思って書くこととする。

龍が如く7が面白すぎたので、過去作を全てプレイするぞ!という意気込みのままゲームを買い、1極をクリア手前で注文した、ちなみに0クリア手前で2も買ったので、次2をプレイする準備は万端である(その前に十三機兵防衛圏をプレイするが)

龍が如く0は1の過去編である。桐生一馬パートと、真島吾朗パートに分かれていて、だいたい2章ずつで交代となる。

桐生一馬パートでは、若かりし桐生ちゃんが、借金の取立てがてらある男を、ある場所でちょっと"こらしめて"欲しいと言われる。桐生ちゃんはそれを了承、きっちり取立てとこらしめを完了させる。

だが次の日になって、その男が、取立てを行った場所で死んでいたことが判明。犯人は桐生一馬であると組の幹部には責められ、しかもその取立てを行った場所は、通称「カラの一坪」といって、一帯の土地を買い上げて再開発事業へと乗り出そうとしている東城会(桐生ちゃんたちが属するヤクザの総本部)が喉から手が出るほどほしい土地だったのだが、殺人事件が起きた為手出しがしにくくなってしまったのである。

桐生ちゃんは、自らの身の潔白を証明するため、また自分の恩師や兄弟分に迷惑をかけないためにと東城会を抜け、犯人探しの為に方々を駆け回ることになる。

真島吾朗パートでは、真島の兄さんは蒼天堀と呼ばれる土地(神室町が歌舞伎町なように、蒼天堀も道頓堀である。場所もあの辺)にある、グランドというキャバレーの支配人をやっている。

蛇柄ジャケットにテクノカットというトリッキーな外見から思いもつかぬ、タキシードをビシッと着こなし、長い髪を綺麗に一つにまとめている。変わらぬところといえば、眼帯と刺青くらいか。

真島の兄さんは、3年前に組長である嶋野に逆らったということで、穴倉と呼ばれる拷問部屋に1年間監禁され、そこから出された後嶋野組を破門、蒼天堀の外に出ることを許されず、キャバレーグランドで金を稼ぐようにと言われ、見張りから常に見張られている中生活している。現在で2年目。全てはもう一度極道に戻る為に。

そんな中、見張り役衆を束ねている佐川という男から、マキムラマコトという人物を殺せば、極道に戻れるよう話をつけてやると言われる。真島の兄さんは、極道に戻る為なんでもやってやらぁ!という気概で、そのマキムラマコトを探すのだが……。

桐生ちゃんは20歳、真島の兄さんは24歳なのだが、特に桐生ちゃんは絶対20歳じゃない覚悟と顔と声である。桐生ちゃん絶対20歳じゃない!とゲームが終わるまでに10000000000回言うこと請け合い、みゆたは言った、20歳でたまるか!!

0が出た時期としては、6の後なので、前日譚を作るにあたってかなり難しかったのか、整合性がムム??となる部分もややあるのだが、ストーリーも相変わらず重いし、泣けるし、やっぱりヤクザだし、安心して面白い。

時代がバブルの時期なのもあって、1億2億ポンポン稼げる、というか今回自己強化に必要な経験値が金である。自分に投資するという名目で、経験値(お金)を投入して技を覚えることになる。連絡手段はポケベルであるし、キャバクラもあるが主流はテレクラやキャバレーである。道端にはテレフォンカードも落ちているし、街中にはギラギラした服のお姉ちゃんたちでいっぱいである、ディスコでダンスバトルなんかもできちゃう、すごいぞバブル。

本編中にも金が動く動く、総額いくら動いたんだろうか、50億くらい?BLのオークションか?って感じだけど桐生ちゃんは10億で買われる(どんな)

桐生ちゃんはやはり安定している、兄弟分の錦が隣にいてくれるので、より安定している気もする。錦がいてよかったな桐生ちゃん……泣。20歳だろうが30歳だろうがブレない桐生ちゃんは見ていてとっても良い、安心できる。

問題は真島の兄さんである。タバコひとつ吸うにしても監視されていて、基本的には職場と家の往復である。家にはちゃぶ台と布団と冷蔵庫とラジカセのみ。寝ても穴倉での拷問が夢に出てきて満足に寝れず、とりあえず横になっているという程度。

職場は職場で、お客様は神様であるというスタンスの元、靴でも舐めるし、土下座でもしてやる、と言っている(本当に土下座はしちゃう)

佐川からは、1億稼いだら極道に戻してやると言われてガムシャラに稼いでいるのに、目標額手前になったら、そんな話したっけ?などと曰われ、兄さんじゃなく私が佐川を撃ちたいと何度思ったかわからん(お察しの通りみゆたは佐川が超絶嫌いである)

兄さんがスーパーブレブレな上に、最終的にいつもの蛇柄ジャケットの真島の兄さんになるのか!?と思うくらい儚さ満点で、一度見ておくべきだがもう二度と見たくないというのが今のところの本音……やっぱり兄さんには人生楽しく生きていてほしい……。

これは暴言なのだが、絶対真島吾朗にタキシード着せたかっただけやろ!!と思っている。

しかしそんなブレブレの兄さんの、女の子に対する優しさや、スーパー超絶儚くて脆くて淡い恋、蒼天堀という檻の中でも出会った人たちが兄さんに与えた影響などを見ていると、かなりグッとくるものがある。後続シリーズが出ているので、何も持っていけないというのが辛いところではあるが……(お察しください)

最終的には桐生ちゃんも真島の兄さんもうまいところに収まるのたが、そこまでの閉塞感というか、八方塞がり感がすごくて、心を丸ごと没入してしまうみゆたはすごく苦しかった……こんな先の見えない苦しさを味わえるゲームも珍しいと思う。絶対その方法はダメだ!と思っていても、その方法を取るしかないのである、てっとり早く銃乱射して終わらせてやりたいと何度思ったか。

ちなみに真島の兄さんは関西弁もどきみたいなのを使うのだが、元々関東の人なので関西弁があんまりお上手ではない。0兄さんは顕著であると思う、それも可愛い。ゲームスタッフの中では真島弁と呼ばれているらしい。

サイトを置いとくので、桐生ちゃんがどれくらい20歳じゃないか、兄さんのタキシード姿がどんな感じか、ぜひ見てみてほしい。こちらもPS4とPS3の両方でリリースされている。

http://ryu-ga-gotoku.com/zero/sp/


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