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地域のつながり

自分家の仕事がひと段落したら
近所の仲間の仕事を手伝いにいく。

地域みんながそうしていることじゃないし
我が家もみんなにそうしてるわけじゃないことだけど、今日はお手伝いの仕事に行った。

私が梨の仕事を手伝うようになるまで
どうしてお母さんは人の家の仕事まで手伝いにいくのだろう?
って不思議に思っていた。
家でもやりたいことは山積みにあって
暇なわけじゃないのに。
人が良すぎるなぁ~って思っていた。

でも今ではわかる気がする。
○○さん家が全然進んでないから手伝いに行こう
って言われたら
嫌な気はせず、いいよ!っていく。

確かに、そこの家とは特別な関係なのかもしれないけど、”持ちつ持たれつ”とはこういうことか
と、思うようになった。

我が家は女性3人で農園をやっているが
大きな畑の網広げは女三人の手だけでは大変。
それをその方は必ず手伝いに来てくれる。

サツマイモを作るといえば
マルチ貼ってやるよ~!
ついでにマルチも余ってるからあげるよ~!
と、言ってくれる。

何かと気にかけてくれて
何かあればすぐに駆けつけてくれる。
いつもお母さんの心配事や不安を聞いてくれてるのはこの方だろう。

私の知らない過去に
今まで何度も助けてもらったのだろう。
手伝っても手伝いきれないほどの恩があるのかもしれない。

やって貰ってるからやってあげる。
やってあげてるからやってくれる。

もはや、やってあげるという感覚すらないのかもしれない。

本当にいざという時は
こういう繋がりが自分たちを救うのだと思う。

私はこの地域で農業を始めたばかりで
自らの繋がりは全然ないし
何でも相談できて
手伝いにいくよー!きたよー!
って関係の人はまだいないけど
いつか、そんな繋がりができて
助け合える農業ができたらいいなと思っている。

実際、
思い描く未来はあっても
その通りにいくかはわからないし
将来自分がどこに住むのかすらわからないけど
どんなところでも
そんな人との繋がりを大切にしたいと思う。

でもずっとこの田舎の地元にいたいなぁ。
息子を可愛がってくれる人がたくさんいて
何かと声をかけてくれる人がたくさんいて
飲もうよって言ってくれる人がいて
本当にいい地元だなって思う。

話は違うけど
人の家の梨の摘果をしたのだが
やっぱり家によって全然木が違うなぁって思った。
育てている人のクセもあるだろうし
木によっても全然違うし
手のかけ方一つでも、次の行程でのやり易さも違うし。
なんか、同じ梨の摘果でも色んな人の畑に行くのって面白いなって思った。
学ぶことがたくさんの日々。
毎日少しずつ、すこーしずつ成長しているんだと思う。こんな私でも。

息子の成長速度には全然敵わないけど
息子と共に成長していけたらいいなぁ。

午後は雨。
パソコンに向かって明日葉のまとめでもしよう。