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奈良に行くなら

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奈良のお気に入りスポットと、ぶらぶら歩きコースについてまとめています。
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#東大寺

奈良に行くなら【目次】

こうして目次にしてみると、メインどころもまだ全然書けてないなぁ…と思ってみたり。ぼちぼち貯めていきます。 ◆奈良公園周辺 [1]〜[5]はほぼ毎回同じルートで歩いているお決まりコースです。 ◆西ノ京エリア ◆山の辺・宇陀・橿原エリア ◆南部エリア ◆吉野エリア ◆番外編として東京にあるアンテナショップを。 ◆その他

春を呼ぶ修二会2024

修二会のお作法のひとつ「生飯(さば)投げ」 上の画像は、生飯投げ目線はこんな感じなのかな?と撮ってきたものです。二月堂の風景としては割とマニアックなアングルではないでしょうか(笑) お昼の食事を終えて食堂(じきどう)から出てきた練行衆が、閼伽井屋(あかいや)の屋根に向けて紙に包んだご飯をえいっ!と投げる「生飯投げ」鳥獣たちへ食物を施す作法です。鹿ちゃんが食べにやってきたり、咥えて飛び去るカラスさんも。 修二会といっても…お水取りの名前とお松明くらいしか知らなかった私がそん

春を呼ぶ修二会2023

今年で1272回目を迎える東大寺修二会が始まっています。修二会については去年↓も書いていますが。 今年もニコ美さんが生中継してくれているので、お昼の12時半過ぎには生飯投げ→19時からのお松明→24〜25時の下堂「ちょーず、ちょーず」と、できる限り追いかけてます。 音量調整もカメラアングルもどんどん進化させてくるニコ美さんがすごい!いやもう本当にありがたいです。コメントで解説してくださる方もいらっしゃるし。 (↑番組概要の下にあるライブ配信ページのリンクからも、毎日 ”現

奈良に行くなら[19]〜東大寺修二会編

2022年3月。1271回目を数える東大寺修二会が今年も始まっています。 「お水取り」として親しまれるこの伝統行事。旧暦の2月に行われていたため修二会と呼ばれますが、正式名称は「十一面悔過(じゅういちめんけか)」といい、二月堂のご本尊である十一面観世音菩薩の前で過ちを懺悔し、鎮護国家・天下泰安・風雨順時・五穀豊穣など除災招福を祈り、人々の幸福を願います。 毎年2月20日から別火(べっか)と呼ばれる準備期間を経て、3月1日から14日間に及ぶ本行が始まります。別火とは、俗界の

奈良に行くなら[6]〜東大寺編

飛火野をスタートして、二月堂に至るまでの道のりは、いつものお決まりコース。ほぼ毎回、飽きもせず同じ道を歩いています。 気分によって変わるのがこの先です。さぁ、今日はどのルートで行こうかな。 二月堂南側の石段を下りて三昧堂(四月堂)を覗くもよし。鐘楼を眺めて猫段を下り、大仏殿の脇から鏡池に沿って東大寺ミュージアムへ、そして南大門を抜けるコース。 また北側の石段から続く裏参道は特に味わい深く。個人的にはこの道が一番好きかもしれません。土塀に囲まれた石畳の風情が何とも言えず.

奈良に行くなら[5]〜東大寺二月堂編

法華堂(三月堂)を出たらお隣の二月堂へ向かう、というのが私の定番コースです。 ここは奈良市街が一望できる絶景スポット。生駒山や二上山などの山々まで見渡せます。眼下に広がる街並みと、流れゆく雲を見ながら風に吹かれる爽快感! また夕暮れ時から夜にかけての二月堂もまた格別で。吊り提灯や吊り灯籠のあかりに照らされる世界は幻想的で、どこか千年の昔からのつながりを感じさせてくれます。 そして。二月堂といえば、言わずと知れた修二会(お水取り)の舞台。752年の創始以来、一度も途絶える

奈良に行くなら[4]〜東大寺法華堂編

手向山八幡宮の北側の鳥居を抜けると。 目の前に見えるのが東大寺法華堂です。「三月堂」と言った方が馴染みがあるでしょうか。 「東大寺、行ったことあるよ!」という方にも意外と見過ごされていることが多い法華堂ですが、個人的にはイチオシ!東大寺に行くなら、いや奈良に行くなら必ず立ち寄って欲しい!と思っているのが、このお堂です。 お堂の建物からご本尊、すべての安置仏が国宝という凄み。国宝だから...重文だから...といった指定には普段あまりこだわっていませんが、ここまで揃うと「全