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ある日のよもやま話

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そういえばさ〜、こないださ〜、と始まる何気ない話。日々の暮らしの中のちょっとしたトピックを綴ります。
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#赤いろうそくと人魚

極上ストリングスを浴びにいく

早いもので2022年も残り3週間とちょっと。先日も友人と盛り上がったのは、年末の旅計画とともに「鎌倉殿はどんな終わりを迎えるのか?」という話題。さっすが三谷さんだよね〜などとわかった風な口をききながら、ストーリーがどう展開していくのかワクワクしながら放送時間を待っています。最近は小四郎が傾く角度に合わせてテレビの前で斜めったりしてますが…わたくし。そんな大河ドラマ。毎週、見るたびに思い出していたことがありました。オープニングテーマが流れる中、いつも脳裏にあったのは。 ”サン

『赤いろうそくと人魚』というお話

4連休初日。予約していた銀座のお店に移動する途中でたまたま新潟のアンテナショップに立ち寄りました。店内の奥の方に置いてあった和ろうそくを見て、ふと思い出したことがありました。 新潟をはじめ、東北から信越にかけての寒い地方の伝統品としてよく見られるのが、絵付けをした和ろうそくです。雪で覆われる長い冬に、仏壇にお花を添えられないことから、ろうそくに花の絵を描いてお供えしたのが始まりだそうです。この絵ろうそくを見ていつも思い出すのが、小川未明が書いた『赤いろうそくと人魚』というお