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100人の巡る輪、私達の輪

恋夜茶会が届く日を指折り数える修学旅行前の学生みたいな深雪えるです。

老若男女問わずいつも心に少年心は持ち続けても良いじゃない。

絵師100人展に行ってきました!

さてさて、今回は秋葉原で開催されている絵師100人展に行ってまいりました。

訪れた出展絵師さんが会場に書き残す、次来たら別の絵師さんが書いてる。進化する素敵な入口
なつめえり先生のサイン発見!
なつめえり先生がよく描く「がそりん」神出鬼没な存在で1面の壁に3匹も!(半分はえれっと先生かな)

絵師100人展は今回13回目になる訳ですが、行くのは今回が初めて。

興味が無かったわけではなく、単純に知らなかったんですよね。こんなイベントがあるって事。

100人の絵師がその年のテーマに沿った思い思いの作品を描き、出展する。
タイムラインでは見に来た絵師さんが感銘を受けて、来年は自分も出したいー!ってモチベーションになってるようで良いイベントだなぁと思います。

我が家にお迎えしている
「たとえば貴方が忘れたとしても」
のリアルでの初お披露目もおそらく絵師100人展。11なので2回前の開催かな。コロナとかあって開催できなかった年とかもあるんですかね?
絵師100の出展自体は版画作品ではないですが、この中からいずれ版画としてお披露目される作品があるかもと考えると夢が膨らみますね。

私はなつめえり先生は勿論、necömi先生、ふーみ先生、カカオ・ランタン先生といった版画から好きになった方々から
しらたま先生やおしおしお先生、狗神煌先生などの以前から存じているイラストレーターさんも参加してました。
特に狗神煌先生は絵師100絶対行くぞーってなったきっかけだったかも。

というのも私が一番最初に読んだライトノベルが
「生徒会の一存」
という作品なんですが、その挿絵担当の方なので個人的には超思い入れのあるお方なのです。


アニメは原作読んでた人たちが口を揃えてなんというか…うん…って感じでした(日常系コメディってやっぱ内容を忠実にアニメにするの難しいイメージあるから仕方ないと思います)が原作は未だに時折手に取る程。
私が今こうしてサブカル方面に入っていくきっかけになったライトノベルですかね。

ちなみに高校時代に同じく男子一人あと女子という生徒会に属してた事から勧められた訳ですが現実は残酷なのでウキウキな出来事は何一つ起きません。
泥臭い作業を押し付けられてこき使われるだけです。
作品のような展開になる可能性は綺麗なお隣さんからカレーを作りすぎておすそ分けでもらうくらいの確率でしょう。

100人が思い描く「輪」

絵師100人展、今年のテーマは「輪」です。

皆様は絵にする「輪」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
ちなみに私がパッと最初に思い浮かべたのは「輪廻」でした。

「輪」のイメージは人それぞれですが、会場ではそれが見事に体現されていました。

リボンで結ぶもの、惑星などの天体、天使や女神の光輪、四季、人との縁。

不死というものから無限の象徴たるヴァンパイア、音楽、花…
テーマは1つなのに似た作品なんて一つもない。100人分の非常に豊かな感性、個性に圧倒されました。

特に感銘を受けたのは花ですね。
花という発想は恥ずかしながら出てこなかったのですが、考えてみれば花は「1輪、2輪」という数え方をします。

花はいつでもこの数え方ではなく、1つの茎に1つの花が咲いていて初めてこの数え方になります。

絵師100に出てないとか知名度が低い方がじゃあ違うかというとそうでない訳ではございませんという事を念頭に置きますが、

各々が日々絵を描き、育つ中で目で見て耳で聞いて肌で感じた事、そうして自然に醸造されて出来上がったポリシーとも言える作風。

当てはめるならそこにあったのは1人1人の花開いた100の世界でした。

それぞれの作品についての絵師さんの思いが綴られた図録を買いましたが、本当に絵に込めたものが人それぞれで、「輪」というテーマから思い起こされた世界がある。

それに感銘を受けた人が絵に目覚め、新たな世界が出来上がっていく。
それが絵師100人展や色々な機会でまた誰かの目に止まって…。
冒頭にも少し触れましたが、あの場にはそんな素敵な巡りという「輪」があって欲しいなと思いました。


私を紡ぐ輪


私達も知らず知らずに様々な「輪」に組み込まれている。
人との出会い、文化との出会い、そんな様々な出会いからまた何か新たな出会いが生まれる。
あるいは1周回って運命のように同じ所にたどり着く。
それもまた1つの「輪」なのではないか。
そう考えずにはいられないような空想というか、思いにかき立てられました。


たとえば最初に述べた様に私は「生徒会の一存」からサブカル文化に没入していきました。
ニコニコ動画を経てyoutubeやSNSへ、そこでVTuberという存在と出合う。
その方のコラボ配信で別の方を知り、そこからまた…で最初のお気に入りの「兎鞠まり」と出会う

その内いろんな作画担当のイラストレーターさんがVデビューし始める。
(この頃コロナでコミケなどのリアルイベントが中止になってVになるイラストレーターさん多かったなぁ…あれだけはコロナがもたらした良い点。勿論コロナは許さんが)
そこで兎鞠まりのビジュアルデザインを手掛けたなつめえり先生と出会う。

兎鞠まりのキャラクター性にバッチリあったデザイン、もっとこの方の作品、世界を知りたくて画集を購入。

なんの偶然かTwitterで版画展を知って
「たとえば貴方が忘れたとしても」との出会い。
購入の後押しにもなり、今も更新の度読ませていただいているブログのうおとホタルさん


版画やイラストの世界により一層深くハマって、
出向いた絵師100人展で一番最初の出会いである狗神煌先生と出会う。

こうして思い返すとまるで物語のような巡りという「輪」です。

ですが、この「輪」はどれか一つでも欠けてたら私はもしかしたら違う道を進んでたかもしれないし、そうなったらきっと
「たとえば貴方が忘れたとしても」
とは出会えなかったかも。

運命も1つの輪ですが、私はこの「輪」を大切にしていきたいです。

いつか誰かが…


私は絵師の方々のようにはまだまだなれず、
こんないかにも厨二臭いつたない文章でしか自分の世界を表現できません。

今はそれでも、かつて私がそうだったように、誰かの目に私の世界が目に止まり、ミクストメディア版画に興味を持った人が出る。

そしてあの無数の素晴らしい中からご自身が感動した絵師さん、ないし作品と出会い、その方の世界の中に版画というものが入るほんの僅かなきっかけになったら本当に嬉しいなと思います。

あっちなみに出会った作品、絵師の他になつめえり先生に興味持ってくれると私個人的にニコニコです()
🍚食おうぜ!(えりネキリスナーのかけことば)
ところでもし絵に関わる会社の方がいらっしゃったらなつめえり先生ハワイサイン会とか開けないでしょうか…できればスペシャルサンクスとして私も…


今回はここまで。
作品の感想は今回は主題とぶれちゃうのでまたの機会に。100人の絵師、誰に刺さるかなんてその人次第ですしね。


余談ですが明日は中学からの友人の結婚式です。とてもおめでたい。ある意味最高の縁、「輪」ですね。

残念ながら私には結婚はご縁がなさそうですが()
私のもとには素敵な作品がある、それと時折美味しい食事があれば満足です。


皆様の生活に彩りあらんことを、深雪えるでした。それではー。

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