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JIFに神絵祭!絵師さんのこだわりから創造される世界観

「Twitt…エックスで」というやりとりを2日に1回は見ている深雪えるです。
アプデを拒否りつづけてるので私のアイコンはまだ青い鳥です。長生きして…

9月はイベント盛りだくさんでワクワク月間だなーなんて思ってたら8末ぐらいにまさかのコロナ感染でなんとも慌ただしい月でした。

ワクワクしてないでワクチンを打てという事ですね。ある意味強めの抗体を得たわけですがこれに懲りてちゃんとワクチンは定期的に打ちにいきます…

なんとかギリギリ残った若さエネルギーとゾコーバとかいう薬で完治6日で


なんとかJapan Illustrator Festivalに間に合わせることができました!

今回は16時と普段より遅め時間に調整して向かいましたがそれでも大盛況!
全員お得意様なの凄いですよねー。

私は今回necömi先生の新作をお目当てに向かったわけですがやはりどの先生の新作も度肝を抜いてくるクオリティ。

中でじっくり見とれてしまったのはこちらの2枚。

necömi「夜桜の舞」

すっかり虜のnecömi先生の新作作品!
necomi先生は今までに春夏秋冬のモチーフのシリーズをそれぞれ出して、そこからはシチュエーションというか、情景イメージのシリーズです。
「キミに奏でる」も「パーティーを抜け出して」も素敵な雰囲気の作品でしたがこれも類にもれず足が止まった1枚。
最近夜景の絵が好きなのがブーストかけてたかも?

女性絵師さんの描く繊細かつ自然な指とキラリと光るネイル。
背景はぼんやりとしててどこか現実離れしたように幻想的なのがまた全体の魅力を引き立ててました。
版画となったことでそうした背景に重ね塗りと樹脂加工が施され、カラーライトを当てた時に色合いが変わるのもまた綺麗…。

着物を描かれているのは珍しいですが実物の着物の絵柄を色々組み合わせて今回の形になったそう。
本当に細やかな場所まで作り込まれてて、
どこかで見かける事があれば是非とも見ていただきたい1枚でした。

みきさい「朝日とともに巡り来た」

版画界隈でケモミミと言えば夜のみつき先生のイメージが強いですがこちらも負けず劣らず本当に素敵な1枚。
個人的にはお金に余裕があれば本気で契約を検討した1枚でした。
みきさい先生の作品はケモミミの少女と蒼の蝶が描かれた世界の作品で、どれもリアリティと幻想世界の中間のような世界観。
特に青の使い方が凄く魅力的な方です。
ぼんやりと明ける夜空に何かを待っているのか憂い気な少女、舞い踊る蝶。

それらの何とも言えぬ雰囲気が版画になったことで全体的に深みが増していつまででも見たくなる1枚。

こうした作品にはカラーライトより単色のハロゲンライトのほうが映えるかなーという話をしながらふと青に調光したカラーライト真下から当てた時に息を飲みました。
青の作品に青の明かりが合うのかと思いましたが、むしろ青が1番よく映えました。

強すぎない明かりが夜明けの雰囲気に合いつつ、足元がぼんやりと淡く照らされ、一気に吸い込まれました。

不思議な世界観の夜明けってどこかモヤのかかった雰囲気がよくアニメーションで出たりしますが、ちょうどそんな形になり、それがビタっと魂に響いて来ました。
全体の雰囲気も凄く素敵で、自分が好きなケモミミっ娘の何を思うのか想像掻き立てられるシチュエーション。
1番長いこと鑑賞していた作品でした。

そして場所は神絵祭へ!

この感動も冷めやらぬうちにあっという間に神絵祭開催!
今回は秋葉原での開催。土曜はどうしても外せない用事があり、日曜日開催に参戦しました。
前回は浅草橋でしたが今回場所が秋葉原駅近くで凄い沢山の人が訪れていました!

絵も観たいですが今回の目的は絵師さんの座談会!
参加できるかは抽選式で当たるか不安でしたが無事当選!お得意様優遇とかあるのかな?

座談会会場、抽選制とはいえ本当に老若男女問わず多くの方がいらしてました

ゲストは
・夜のみつき先生
・Hiten先生
・てぃんくる先生
・珈琲貴族先生
・ピロ水先生

の豪華大御所ラインナップ!

ご挨拶から始まり、事前に届いていた質問への回答やフリートーク、そして各先生の秘蔵の品のサイン入り抽選会という流れ。

いつも仲良しのカントク先生がご不在で、てぃんくる先生はセンターにも関わらず、肩をすぼめて心細そうにしてました。かわいい。
とはいえ皆勤賞なてぃんくる先生、お話が出る度にどっと会場からの笑顔と拍手。キャッチボールが凄い上手い。

特に印象に残ったのは何になりたいみたいな願望ありますか?みたいな質問。
各々独特な世界観を作り出す先生故に気になる所。

その中でてぃんくる先生は
「魔法少女てぃんくるになりたいです…」
とのこと。
能力的には対象以外の時間を止める事で作家さんの作業時間を作るという何とも絵師さんらしい能力。

何故魔法少女なのかというと、てぃんくる先生って男性なのか!と驚かれたりときにはがっかりされる事が多いからだそう。
自分も以前お会いした時はびっくりしました。あの作品の数々ときめ細やかな少女のレースは女性作家が描いたと誰もが思うでしょう。
だから自分の描いてるような理想の姿になりたい、でもイラスト界隈の事専門という何とも先生らしいご回答。

ここで司会の方が、
「他の先生方はそんな先生の衣装は何であって欲しいですか?」と質問
口々に
ピロ水先生「スク水」
珈琲貴族先生「体操服!」
夜のみつき先生「ケモミミがあれば…」
Hiten先生「制服ですかねー」

当のてぃんくる先生は「よ、要望が多いですね…」と苦笑されてました。

各先生方のイチオシをてぃんくる先生にぶつけてて思わず笑ってしまいましたが、どの先生の回答も納得な感じ。
各々譲れないこだわりの部分があって、それがあれら素敵な作品に多かれ少なかれ反映されてるんだろうなぁなんて思いました。

やっぱり軸みたいなのがあると強いし、それが先生達の作品への「らしさ」というロイヤリティとして付与されるんですかねー。

その後の抽選会では座談会自体が入室が遅れて前列に座れなくて残念がってたのですが、それが功を奏したのか

なんと珈琲貴族先生のグッズに当選しました!

1人2品ずつ持ち寄ってたので大体人数で言えば10/140
流石に無理かなーなんて思ったら自分の番号が呼ばれて凄くびっくりしました!
厚さ1cmもあり、艶めく綺麗なグッズに名前を入れていただけました。

珈琲貴族先生曰く、9mm弾なら銃から守れるらしいので、これを胸に着けて歩けばいつ撃たれてももう安心ですね!()
珈琲貴族先生の作品も素敵な作品が多く、今度機会があれば改めてじっくり観たいです!
(クオリティが凄く高くて、故にお値段がはってて今まであまり長時間多くの作品をイーゼルで見るまではいけてませんでした…)

先生方、沢山の貴重なお話ありがとうございました!
画集や作品脇に説明があったりしますが直接お話が聞けるとより作品にこもった思いがわかるようになって凄く有意義な時間でした!

その後は時間は少ないまでも版画鑑賞
会場内でてぃんくる先生の絵を斜めにイーゼルかけてご覧になってる方がいらっしゃって、あれ凄いいいな…と思いました。
毎回言ってますが絵の楽しみ方は無限大ですね。てぃんくる先生の作品はアリスチックなので斜めがけがよく似合いました。

その他気になる作品はありましたが、どうにも往来が激しいのと、会場が明るくてライトの明かりが目立ちづらいので少し早めに退散してその足でアールジュネス秋葉原さんへ。

多分会社の次に訪れてる場所だと思います。実家のような安心感。

2,3気になる作品を見てたら担当のMさんと遭遇。
この日は店舗責任者だったそうです。
神絵祭終わって一息ついた頃にいたので話しかけてくれました。
曰く、「12月は驚かせる自信があるので覚悟しておいて下さい!」とのこと。
困った。また楽しみが増えました。
また、攻殻機動隊の版画展が10月に開催されるという事を教えてくれました。

攻殻機動隊といえば近未来の視覚に映る電脳世界が印象深いアニメーション作品で、版画映えしそうな所なんていくらでもあり、大好きな作品ということもあって、是非とも行ってみたいです。

全国で開催されるので、もし攻殻機動隊好きな方がいれば、これを期に版画の世界をご覧になってみて下さい!

みきさい先生の作品を通して得た所感について1点語りたい事がありますが、長くなっちゃったのでまたの機会に。
版画を知った最初と今で同じ絵に受ける印象変わったなってお話です。

あぁまた今回も長くなってしまった・・・でも伝えたいことが本当に多く、かつ自分の文章力だとこれが限界です。
公開後気になった個所はちょこちょこ直しますが、内容自体は基本変えないつもりです。あってもリンクや画像足すくらい。

毎度の事ですがいつも誰かが版画に興味持ってくれたらいいなぁなんて思いながら書いています。
特に角巻わためのキャラデザをしたふーみ先生やなつめえり先生、えれっと先生といったyoutube界隈で活躍されている方もいるので、知ってる作家さんがいたらぜひとも足を運んでみてください!

皆様の生活に彩りあらんことを、深雪えるでした、それではー。

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