【Creationline MeetUp 2022/1/17】ウルシステムズ 漆原さんと語る「僕らが作る未来」を視聴できた話
きっかけ
イベント前日(1/16)にたまたま安田さんのツイートの通知が目に入ったこと。安田さんは日本でJoy,Incを具現化しているクリエーションライン株式会社CEOであり、私のJoy life journeyの背中をおしてくれた(と私が勝手に思っている)方です。
普段はSNSの通知はほぼ未読削除な私ですがたまたま通知が目に飛び込み
「安田さんのお話を聞ける!!」
「安田さんがお話を聞きたいと思う方の話が聞ける!!」
「聞きたい!!」という思いがあふれ出し、あれやこれや考える前に速攻でぽちっと申し込みました。
まずはやるって決めて、後から帳尻を合わせればいいやという精神の太さを身につけられた自分に〇を送ろう(笑)
感想
グループ会社の会長である漆原さんから「輝」という言葉を何度も聞けた時間で感動でした。私の職場では「輝く」といった言葉は出ないので、純粋に素敵だと感じました。
理想と思える素敵な職場の存在と現実との激しいギャップを目の当たりにし、自分ゴトに目を向けると理想郷への到達はエベレストどころか月を目指すような壮大な話だというイメージが浮かびました。
語彙力あれですが「すごーーーーーい!!」「素敵だ!!」といちいち心に光が射す反面、絶望とか恐怖に近いような感覚が共存するようなそんな感覚を抱いたあまり経験のない時間でした。
「どうしていったら、何を変えていけばよいのか、いつ到達できるのか」なんて答えは全くないけれど、ゴールのイメージを膨らませるきっかけとなる貴重な時間を過ごせたことに感謝しかないです。
「溜まってる仕事やっつけなきゃ」とか「子供たちの冬休みの課題仕上げサポートしなくちゃ」とか「自分の学びの課題進めなきゃ」とか参加をあきらめる理由探しをしなくて本当に良かった。企業のヒエラルキー末端社員の私が経営者の思想に触れることができる貴重な時間を得ることができて本当に良かった。本当に私はツイてるな。
zoomで対談を聞きながら一緒に夕飯を食べることを許容してくれた家族にも本当に感謝です。
誕生日前日、一年の締めの夜にこの対談を聞けたことは、私の向こう一年にとってきっと必要なことだったんだろうと思うことにしようっと。
心に光が射さったことメモ
経営のテーマ「エンジニアがワクワクして過ごせるか」
漆原さんは会長職でありながら、毎日ゴリゴリとコードを書いている。
一日の時間配分は社内ミーティング2割、客先/社外ミーティング2割、調べもの1割、資料作り1割、コーディング3割
仕事とプライベートは好きなことしかしていない。コーディングしながら寝ちゃったりする=気持ちよく寝たいから。
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やりたいことが仕事だと、頑張らなきゃとかの「べき、ねば」じゃないからやる活力が沸いてくるのだろう。やはり職場にもwantは大事なんだろな。
やらないことを決めないと血みどろになる
立ち上げ時期や乗り越えなきゃならない壁があるときは、やりたいことははっきりしているし、いくらでも書けるし、自己陶酔もできる。
経営者としては数字や売り上げが必要なのは確かで、現場には言えない恐怖があったり必死こいてやっているから、やりすぎちゃう。やること増える一方だと質が下がる。すると現場との距離が空いてしまう。そして「改善の邪魔」になってしまう。
改善するためにやること増やすなら、既存のやることを減らすとセットにしないと血みどろになる。
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これは子供たちにも職場にも持ち込んで共通認識として持ちたい事案。本当にやることばかり増えていくのをなんとかしたい。
やりたくないことはやらない。お金を積まれてもやらない。
大手企業にいた時に、やりたい事ってこういう仕事じゃないと感じ、どういう組織だったらできるかを考えたら、自分で会社を作った方が早いと思った。
2000年に起業して、3,4年目でこの会社の憲法を可視化。言語化すると軸、ベースがはっきりして、ズレずに今まで来ている。
「価値出してる?」とふわっとしているのはアンチパターン。
「どういう価値?」「世の中の何の役に立つ?」「仲間が輝く?」「客に認められる?」といったような判断基準ある。
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心にぐさっと槍が刺さった感覚。真逆の現状に苦しさを感じ、愕然とした一コマでした。
数字をゴール(目標)にしていない。
数字は追いかけない。「やることを決める→達成する→結果大きくなる」
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末端のミクロなプロジェクトですら不確かな見積りベースの予算と納期の呪縛沼にはまっている現状打破には、やはり脱予算経営の思想が組織運営、プロジェクト運営の面でも必要なんだろな。経営マネジメント層にも脱予算経営の思想が必要になるのだろうけれど、末端の私たち個々のメンバーがもっともっと自分を磨く、磨きたいという状態への変化が必要な気がする。本気になれてない状態から本気を取り戻す第一歩を踏み出すことが必要だな。全然本気になれていない自分がすごく恥ずかしいなと思った一コマでした。
営業していない。営業組織がない。
自社ソリューションを作っていたときは売る必要があったから、営業が必要になり専門の部隊を作ったこともあったが、今はエンジニア コンサルで技術支援が生業だから、本人たちが営業をやるのが一番パフォーマンスが出る。だから営業選任はいらない。
誰かがもってきたやつ(案件)は盛り上がらない。「おいしいって言われていきなり出された料理食べたくない」のと一緒。
仕事しながらいいもの作るのがいい。
「こういうニーズある→誰も作ってない→やろう!」がいい。
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社員一人一人が自分自身が商品であり、それを売り込むのも自分自身ということと解釈。一人一人が自分の強みを把握し、生かし、会社への寄生から脱却していくために、まずは自分磨きがキーとなると認知。
人件費はドンドン払いたい
健全に利益を出し、冒険する余地を持ち、納税をたくさんする→All OK!
現状、運用保守はやっておらずで、次もやってよねとリピートされるということは客先評価が高い→総利益率30~40%はなるべくしてなっている。
経営で重視している指標は「定性的な面」
お客様にとっての価値は安かったら満足ではない。
「定性評価があう」→「数字が上がり、健全を保てる」→「現場に還元」
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人月差益至上主義から脱却ってどうしていったらよいのだろうか・・・。
採用のポイントは人となり
新卒の採用は特に漆原さん自身が見なければならないと思っている。
未来ある若い人に損失与えてはいけない。社会人の第一歩を踏み出す場として責任がある。
重大ポイントは、「カルチャーが合うか?」「これからどうしたいか?」
中途は現社長がみて、会社の背骨であるバックオフィスは人が少ないからこそ現場がみる。
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場との相性はとても大事だし、そこに集う人と人の相性がとても大事。悩みの9割は人間関係と言われているし、人間関係のギクシャクが仕事だけではなく私生活にも大きな影を落とすから、人との相性を大切にしたマッチングはとても大事だよなと自身の現状からも激しく同意。
評価制度のKPIから売上全廃
規模ではなく、仕事の中身
人によって定性的に個々に設定
部長ラインで四半期ごとに方向合意、テーマは「どう育成できるか、できているか」を集って時間(丸二日)をしっかり設け評価実施。
ここは絶対に自動化しない。
「一人ひとりの人生にいかに報いるか」「どう成長させたいかをみんなで話してみんながわかっている」
互いの信頼関係があることがパフォーマンスの根源
プロジェクトでパフォーマンスが出ていないなら、「相性をよく見る(=人が中心が故にとても大事)」
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人の成長にフォーカスした評価制度。これが実現できたら個々が自己研鑽に励み輝くきっかけになりそう。自分に責はあるのだけれど、形骸化した目標設定、自己評価、評価面談に無関心な自分しかいないのが現状だ・・・反省。
どういう会社が仕事を頼めるか?
チェックリストは存在していない。
本気で自分ゴトにした最高のリスペクトがあるか。
「君たちの技術が必要って言われたら断れない」
顧客がやりたい事業に、技術を入れ、ともに考え、デジタルビジネスとして輝く!
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技術力という強い強みがあることが前提に必要と感じる。口だけでやっぱりできませんになっちゃうようなら絶対に続かない。
私たちの強みって何だろう?どこに向かえばよいのだろ??ただ一つわかることは私たちは変わらなければならないということ。
新しい技術の見極め
現場で「こういうモノないのか?」をぶつけ合う。イケている人の仲間はイケている人。ポジティブな発信から技術の掛け算でつながる。
源泉はエンジニア同士の心の交流
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先日、職場で「不安な気持ち」というキーワードを出したら、「(仕事なんだから)気持ちなんて関係ない!xxxxx」と激怒されてしまったけれど、まさにビルドトラップにはまっている典型例と感じたし、やっぱり思いや気持ちも含めた心が通わないと、変化の激しいこの時代でいい仕事なんてできないよなと妄想。
プロジェクトを辞める判断
条件が難しいものはやらない。
コスト下がるよね?刷新できるよね?新しいITでできますよね?は危険
ふわっとした条件を叶える魔法は存在しない。
お客様を含めて誰かが不幸になることは絶対にダメ!!!
最善は尽くす、でも無理なものは無理。無理ならプロとして言い切る!!
大切なのは「プロジェクトの最高」
技術判断だけじゃ足りない。お客さんのAさんとBさんが仲悪くて進まないなんて事案は現場ではどうにもできない。こういうケースは、仲裁するか、チェンジするか、辞めるかの判断を入れる。
みんなを幸せにしたい→損切するなら少しでも早く。
「みんなよかったね!乾杯!!」ができないなら辞めなきゃだめ。
「スケールしたい→ほぼ数年で終わる」→ソリューションには賞味期限があるから。
膨大なお金をかけて役に立たないものを作るくらいなら、プロジェクトを辞めた方がいい
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人と未来を大切にする軸が最高にかっこいいし、そういう組織で働きたい。やっぱり誰もが苦しい状況は異常だと再認識。
私たちはプロ意識の低さや甘え、喪失後の不安があるが故に、先延ばしにしてしまっているのかもしれない。
10年後どうなっているか?
エンジニアが最高の仕事をしている。閉塞感はなく「個のブランドで個が輝いている」常に最先端をやっている。
日本の未来は暗いって言っている奴いるけど、そいつらがおかしい。
やるよ!!
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最高にかっこよく、勇気をもらいました。
おわりに
夕飯を食べながらの殴り書きメモを読み起こし、正直何を書いたのか自分でもよくわからないところがたくさんあったけど、回想しながら、自分の感じたことを思い起こし自分のためのメモです。
認知や解釈のずれはあるかもしれないけれど、今の私なりの解釈や思いを書き残しているので不快に思う方がいらっしゃったらごめんなさい。
クリエーションライン(株)さんのYoutubeサイトに録画がアップされると思うのでそちらを視聴していただければ幸いです。
(未来志向になりたい方にとってはお宝の宝庫です。技術的な動画もたんまりあります。)
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