Ametaleあらすじ

Ame=candy
つまりお菓子の飴に関するAU。

人間のもつ魔力。
それは幸せを分け与える魔法。
魔力の優れた人間たちはその魔力で「ソウルキャンディ」を生み出し、分かち合った。
「ソウルキャンディ」はタマシイの具現化。
想像を超える力を持つ甘味。
人間のみならず、モンスターにもその「キャンディ」は渡され、皆が幸せに包まれた。

しかし――戦争が起こった。
「ソウルキャンディ」の虜となった狂化モンスターが人間を攻撃したため、人間とモンスターの間で戦争が勃発。
結果は、人間の圧勝であった。

モンスターと人間が分かたれて以来――、モンスターは長年に渡り糖分不足に悩まされていた。
そのためオリジナルのモンスターにくらべて、短気で糖分に目がないモンスターがほとんどである。(設定上蜂蜜・砂糖等は微少ながら存在するが高価なため一部のモンスターしか手に入れられない)

そんな中、イビト山に落ちたのは『  』という子ども。
「彼」はひどい怪我を負いながら穴に落ちたあとも奇跡的に生き延び、モンスター界の王子により助けられた。
それから彼らは仲良く暮らしていたものの、ある日、悲劇が起こる。
『  』が急死したのだった。
ようやく人間との確執が埋まると思われていた地下世界を悲しみが包んだ。

王子は「彼」を抱え、彼の故郷へ向かった。
しかし、彼もまたモンスターであり、伝承にあるモンスターが再来したと勘違いした人々が彼を一斉に攻撃した。
そして、彼の家である城の庭で彼もまた息絶えたのであった。

それから長い月日がたったあと――。
一人の人間が地下世界へ再びやってきた。
「ソウルキャンディ」の入った赤いハートのポシェットを首からかけて。

「彼」は天使か、それとも死神か。

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