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『Interlude:Question』

あっという間に活動期間が終わったけれど、ハロウィンの日にすごいMV持ってきて(人間はジョンウォンだけだった🤣💦)間奏曲でリパケへと繋げる。
何も解明できないままここまで来たけど、とりあえず振り返ってみる。


まず、カリュブディスで描いた世界。それをDaydreamだとすれば、(楽しそうに過ごす様子と共に、昼寝をしている画像あったよね)

Daydreamとは、日中、目覚めている状態で、現実で起きているかのような空想や想像を夢のように映像として見る非現実的な体験、または、そのような非現実的な幻想にふけっている状態を表す言葉。願望を空想する例が多い。白昼夢または白日夢とも呼ばれる。

彼らにとっては非現実的な夢の世界を表現した。
そこに死生観を持ってきて復活のシンボルの「蝶」を使う。
現実ではそれぐらい生存競争の激しい世界にいるということを言いたかったのだろうか。

対して、<Upper Side Dreamin'>で描かれているのは夜の夢。
『真夏の夜の夢(シェイクスピア)』で描かれる夜の、生と死の境目があやふやな時間の中で、現実の彼らは真夏の夜の熱に浮かされたようにボードに乗って滑るように走る。

‘空色のRiver view
届きそうなんだ
夢の夢で僕は Ride’

‘クラクラするdu-du-du-du-du-du-du
Upper Side Dreamin' yeah
舞い上がらせて
夢をここに置いて行けと言って’

空色の川の眺めとは、銀河のようにも思える。夜の星空をボードに乗ってスイスイ自由に滑っている姿を思い浮かべてみる。
でも調子よく持ち上げられているだけで、消えてしまう夢かもしれないと恐れを抱く。
テレビの中の世界が僕達の居場所なんだと心を決めているのに。

課題はきっと同じく生存競争の激しい世界にいることを言っているんだと思うけど、どちらかというとこっちは決意表明なんだろうな。そんな気がする。


カムバックショーのVCRの語りはこうだった。

'互いに手を取り合って、境界を超えていった瞬間
僕たちが向き合ったのは、全てがひっくり返った混乱した世界だった'

そしてデビュー曲のGiven-Taken を歌い始める。

さらに、Tamed-Dashedを歌い始める前のVCRではこう語る。

The more we reached for the ceiling
天井に手を伸ばすほどだんだん高くなっていくだけで
And in our hearts, we feel the .burning thirst.
心臓では燃えるような渇きが感じられる
Are we the chasers?僕たちは追いかけているのだろうか?
Perhaps,we're the ones being chased.もしかしたら、追われているかも
Two voices call out to us ふたつの声が僕を呼ぶ
But we can answer neither one.でもどっちにも答えられない
We can do nothing but keep on running.僕達はただ走り続けるだけ
Running,towards the Sun.あの太陽に向かって


'DAY ONE'ですべてがひっくり返った世界にたどり着き、'CARNIVAL'でもうろうとして、
'DIMENSION_DILEMMA'へと引き継がれ、悩みながらも前へ進めと歌い踊っている。
でもそこでふたつの声に呼ばれる。

やっぱりあれかな、
‘Tamed-Dashed’の歌詞にある
『I hate “to be or not”』
シェイクスピアの言い回しを使って、
生きるべきか死ぬべきかなんてバカバカしいと主張はしているけれど、本当のところは、、、

参照 シェイクスピア/ハムレット
To be, or not to be: that is the question:
Whether 'tis nobler in the mind to suffer
The slings and arrows of outrageous fortune,
Or to take arms against a sea of troubles,
And by opposing end them?
このまま生きるか否か、それが問題だ。
どちらがましだ、非道な運命があびせる矢弾を
心のうちに耐えしのぶか、
それとも苦難の荒波にまっこうから立ち向かい、
決着をつけるか。

この、ハムレットの一節、エナイプンの物語に何度も登場する。
さて、Upper Sideは手を伸ばしても届かない夢なのだろうか。
いや違う。
彼らはこう言っている。

'僕たちはただ走り続けるだけ
あの太陽に向かって'


『Interlude:Question』

'小高い丘に着いた
長い走りのあとで
風で涼もう
走ればわかると思った
でも結局、何もわからなかった

ねえ、僕は何が欲しいの?
これで合ってる?
どうすればいい?
僕はどんな選択をするの?
僕は誰? そして僕が"僕"と言う時、僕は何を意味するの?
答えのない質問が書かれた紙だけが
絶えず綴られ、また綴られる

夕暮れの海の上をリズムに乗って流れる波のようにとりあえず、僕は漂う

そして僕はどこか他の場所に着くだろう
また別の場所の
でも、それはどこにあるのだろう'

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