さんじゅうだい

わたくし、この夏32歳になりました。契約社員的な立場の学校の先生であり、1歳の女の子のシングルマザーです。一生懸命働いているのは、シングルマザーだからではありません。私は仕事が大好きです。仕事が好き、というよりは、お金を稼ぐのが好きです(もちろん、仕事も大好きですが)。

30代になると、ちょいちょい成功を収めている友人が増えてきます。ベンチャーで出世しまくっている子、玉の輿に乗った子、事業を立ち上げた子、正社員で頑張っている子。最近は、なんだか周りのみんながキラキラして見えます。特に、仕事が軌道に乗って、いい感じに働いている子を見ると羨ましくなる。

私は脱サラをして教師になりましたが、なかなか正社員というか専任の働き口がありません。自分で選んだ道だし、仕事はものすごく楽しいのですが、やっぱりもっと「責任」が欲しくなります。私にとって、「責任」を負うことは=「小さな成功」です。

社長にならなくても、大きく出世をしなくても、歳をとるごとにちゃんと「責任」が重くなるような働き方をしている人は、みんな「成功」しているなあ。と思います。もちろん、「責任」は自分でどう感じるか、という面もありますが、やっぱり仕事仲間から頼られたり任されたりする中で大きくなるものです。私ももっと頼れる人になりたい。

20代のころは、20代は修行の時代で、30代になったら楽になると考えていましたが、30代もまだまだ修行です。夢の40代にむけて、毎日がんばります。周りが成功しだすとかなり焦りますが、焦って結果を出そうとしても無駄だということが20代の修行でわかったので、「未来は明るい」を呪文のように心の中で唱えながら、誠実に。

生徒に対して進路指導をしているのに、私もまだまだ迷走中。自分の理想的なビジョンを思い描くのは簡単だけど、それを絞り込んで鮮明にしていくのはなんて難しいんでしょう。

30代はキャリアの思春期だな。


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