スーパースピードゴルフでドライバーショットを矯正(ゴルフ侍道場 #6)
「ゴルじゃんTV」ゴルフ侍道場第6回は、修験者NO.2、新原一希さん(26歳)の修行の回でした。
新原さんはこれまでアイアンを主としてトレーニングを行なってきて、フェニックスゴルフアカデミーが誇る鬼コーチ(もとい)井野茂樹コーチの指導の元、少しずつですが上達の兆しが見えてきました。
ですが、新原さんは「あるクラブ」が苦手で、それ見逃すバニー監督ではありません。
「そんな不安を抱えたままでは2020年を越えることはできないでしょう!」
というバニー監督の一喝(?)に今回のお題が決まりました。
ということで、今回は、新原さんのドライバー矯正の回になります。
井野コーチ曰く
「記録を残す意味でも、TRACKMAN(トラックマン)使って、どういう軌道で打ってるのかとか。あとは飛距離の問題だとか。その飛距離アップに対しても、ま、こういうことした方がいいよってのがあるので、それを今日はレッスンしたいなと思います」
とのことですが、また新しいワードが出てきました。
「TRACKMAN」ってなんぞ??
TRACKMANを使って、現状の新原さんのデータを把握
「TRACKMAN」とは、井野コーチをして「本当に正確なヤツ」と言わしめるゴルフ用の弾道計測器のことだそうです。これにはなんと軍事用に開発されたミサイル追撃装置が組み込まれているのだとか
井野コーチ「つまり、ボールがミサイル。で、それを追撃して、それを落とすみたいなヤツが入ってる」
要するに新原さんのドライバースイングを
文字にすると、なんかエロいですが......(汗)。
ま、とりあえず普段通りのドライバーショットを打ってもらいました。
ボールは大きく左に逸れましたが、ボールの軌跡は今はどうでもいいので置いといて、打ったボールのTRACKMANでの計測結果はこちら(↓)
井野コーチ「今のでだいたいキャリーが200.8ヤード。で、トータルは226.2ヤード。ま、結構、転がってはいます」
バニー監督「でも、肝心ないわゆるヘッドスピード(表でいうところのクラブスピード)とかが、これでも測定しきれなかったということですよね」
井野コーチ「そうですね。これ、ちょっと知りたかったんですよね......」
バニー監督「すみませんが、もう1回打ってもらっていいですかね?今度は測定できるぐらいで打ってもらえると......」
小走りで再びアドレスに入って、セカンドショット!
さっきは左に曲がりましたが、今度は
しかし、井野コーチは何かに気付きました。
井野コーチ「これ、1回目のラウンドの時に、結構僕はこの球、特徴あるなと思って見ていたやつですけどね」
バニー監督「やっぱこの球でましたか、ってやつですね」
井野コーチ「今の球がでるから、こっち(左への引っ掛け)がでてんじゃなのかなって、一番最初出会ったときは思ってたんですけど」
井野コーチのこのツッコミに
新原さん「えーっと.....これも実は経緯があって、アイアンの打ち方を教わる前は、全部こっち(右)だったんですけど、アイアンのショットの練習とかしだして、ちょっとドライバーも意識しだしたら、引っ掛ける方がどっちかというと多くなりまして....」
井野コーチ「やっぱりああいう球(右に吹ける)を打つと、ああいう球を避けたい、イヤだと思うから、今度はチーピン(ボールが極端に左方向へ曲がってしまう)が出やすくなる」
バニー監督「しかもアイアンでならったことをドライバーでやってみようみたいなのがあるから」
井野コーチ「だから僕は、今のが一番、こう、わかりやすい(新原さんの)データが残ったんじゃないかなという気はするんですけどね」
セカンドドライバーショットのデータを見てみると
井野コーチ「距離はキャリーが183.5ヤード。まぁ、あれだけ上がったんで、ランがほとんどないので、トータルで188.6ヤード。クラブスピードは遅くはないですけど42.1。高さは55.5。」
バニー監督「ものすごく、上に上がりましたものね」
井野コーチ「めっちゃ上がってました」
バニー監督「となると、このデータをどう変えていけばいいかという話ですよね」
井野「そうなんですが、まず本人が何をどう修正したかによるかと」
ということですが、新原さん的にはどうしたいんでしょ?
そりゃ当たり前ですがな(爆)。
さすがのバニー監督も
バニー監督「飛んで曲がらない。そりゃそうですよ。まぁ、だけど、この数字を、うまくちゃんと理想に近づけていけば、飛んで曲がらない球が打てるようになる、ということですよね?」
井野コーチ「そうですね」
バニー監督「じゃあ、飛ばす訓練なんか、ドリルとか......」
井野コーチ「まぁ、そのいろんなやり方あると思いますけど、今日ちょっと面白いものを持ってきたんですよ」
と言いながら井野コーチが取り出したのは
スーパースピードゴルフと呼ばれる素振り用の練習器具。
松山英樹選手などのツアープロ400人以上が使用している定番の練習機器だそうです。
バニー監督「これ、3本ありますが......」
井野コーチ「ああ、これ、全部重さが違うんですよ」
バニー監督「ああ、さきっちょにオモリがついてるんですね」
井野コーチ「一番軽いオモリ(255g)と、まぁ、中くらいのオモリ(290g)と、結構重たいオモリ(335g)。これをマン振りしてもらう」
実践!スーパースピードゴルフ
井野コーチの言うドリルとは「3本のスティックを軽い方から右3回、左3回マン振り。合計18回マン振りした後、ドライバーショットを打つ」というもの。
早速、新原さんはこれにチャレンジしますが、軽ーく振ってしまったために
バニー監督から「素振りじゃないよ!マン振りだよ!」
とツッコミが。
兎にも角にも、左右6回×3本=18回のマン振りをした新原さんは
終了後、多少息を整える時間だけをくれた井野コーチですが
「はい。さっきのようなところにティーアップして〜」
と容赦ありません。
しかし、この後のドライバーショットは
見事、まっすぐ狙った方向にそのままヒットしました!
さて、TRACKMANでの計測は?
なんとまさかの計測不能でした。
苦笑しながら新原さん、もう一度ドライバーショットにチャレンジしますが
「これ、時間経つと効力なくなるんですよ。だからまた振らなきゃならなくなる」という井野コーチからの告白が(笑)
そのせいか2回目のショットはやや右に曲がり気味だったため、
と、バニー監督から再訓練の指導が。
もっとも重い335gを右3回、左3回でマン振りした後、3回目のドライバーショットに挑戦すると
バニー監督「これはつかまったいい音!距離もすごい伸びてる!」
井野コーチ「これは行った!」
井野コーチ「ヘッドスピード46.4!さっきに比べて4ポイント近くあがっています。他のも全部上がってる」
井野コーチ「キャリーで235.3。トータルが256.3。高さが28.9。ちょうど適正ぐらいです。スピン量、お、いいですね。2960回転。いい結果だと思います」
バニー監督「ど、どうでした?振った感覚は?」
新原さん「マン振りするよりかはキツくなく振れたんで」
バニー監督「だから普通に振って、ビューンといく感じ、ですか?」
新原さん「そうですね....正直
バニー監督「このヘッドスピード46.4とかは、普通のアマチュアゴルファーなかなかないですよね」
井野コーチ「ないですね......脳で僕らはこのぐらいしか振れないよって決めつけちゃってるから、こういうもの使って、脳のリミッター外してあげるというのもすごい大切なところ。だからこういうように、リミッター外れて、どこまでも、今、振れ始めたというか」
新原さん「そうですね。どっちかというと、飛ばそう!って力んだわけじゃなくて」
バニー監督「ということですよね。それだ......やっぱヘッドスピード大事ですね」
アイアン、ドライバーのレッスンを終えて
ここまでのレッスンを終えて、井野コーチより所感をいただきました。
井野コーチ「新原さんは普段から練習をしっかりしているということで、ちょっとずつ改善しているなってのが見て取れたんで、ちょっとこの先楽しみになってきてます」
バニー監督「これをいかに続けて、検定ラウンドまでいけるかってのが.....あとは新原さん次第ですね。どうですか?」
いよいよ次回は検定ラウンド!
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