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第73回東京新聞杯 追い切り評価

こんばんは、宮下綾斗です!
今週は東京競馬場で行われる古馬マイル重賞、東京新聞杯の追い切り評価を自分なりに付けてみました!
前回の日経新春杯ではA評価を打ったヴェルトライゼンデとプラダリアがそれぞれ1.3着に好走!
今週もこの調子で好走馬を見抜いていきたいところ…!


追い切り評価は上から順にA+、A、B+、B、Cの5段階で振り分けています(ただしA+は追い切りを見て「これは!」と思った馬にしか打たないつもりなので、基本的にはA〜Cの4段階になると思います

馬名 鞍上
日時 コースと馬場状態
全体時計 評価
短評(的なもの)

インダストリア 
2/1 美浦南W 良
66.9-51.8-37.8-12.1 B+

最終追いはWコースで単走追い
1週前のWコース追いでは大きくコーナーを回って荒々しさのある走り方ながらスピード感のあるなかなかの動き
最終追いも似たような印象で、鞍上が少し抑えるような様子で折り合いに少し苦労する場面はありましたが、2週続けて躍動感のあるフットワークを見せており、全体としての雰囲気はかなり良かったように感じられました
左回りへの対応力はカギになりそうですが、個人的に持っているポテンシャルは優に重賞級だと睨んでおり、ココで走ってきたとしても驚けません

ウインカーネリアン
2/1 美浦南W 良
84.4-68.2-52.6-37.8-11.6 A

最終追いはWコースで3頭追い
1週前のCW追いでは2頭併せの内を走り、持ったままでジワジワと差を広げ、ラスト1F11.8をマークして1馬身ほど先着
今週のWコース3頭追いでも最内を追走し、直線では先行させた僚馬2頭を楽々追い上げて最先着
中間の乗り込み量も申し分なく、ここはA評価の1頭に抜擢させていただきました
土曜のレース結果を見る限りは今の馬場は間違いなくプラスに働くでしょうし、さらに枠も1枠2番と前に行くなら考えうる中で最高の枠を引いた格好
ゲートで後手を踏むようなことさえなければ勝ち負けも十分可能だと思います

エアロロノア
2/1 栗東坂路 良
52.8-38.8-25.2-12.5 B

最終追いは坂路で2頭併せ
京都金杯2着からの参戦
坂路の最終追いでは一応の加速ラップを踏めてはいますが、終いが押して押してで僚馬と比較して手応え劣勢だったことを考えるとやや物足りない動きに映り、今回はB評価としました
とはいえ前走から斤量は1kg軽くなりますし、その前走がイルーシヴパンサーからコンマ1秒の2着だったことを考えると今の人気はやや過小評価されてる感もあります
3連系を買う人なら余裕があれば穴の押さえに…?

カイザーミノル
2/1 栗東坂路 良
54.7-39.9-26.0-12.9 C

最終追いは坂路で2頭併せ
この中間は特筆するような目立つ時計はなし
最終追いも先着こそしていますがこれ自体はそこまで高く評価するには至らず、全体的には物足りない動きに映り今回はC評価としました
前走は15人気ながら終盤見せ場は作りましたが、今回はどこまでやれるか…

サクラトゥジュール
2/1 美浦南W 良
67.6-52.4-37.8-12.1 B+

最終追いはWコースで単走追い
1週前のWコース3頭追いでは最内を追走し、相変わらず頭を上げて気難しそうな印象こそありますが後半3Fは13.3-11.8-11.3と綺麗な加速ラップをマーク
単走追いとなった今週のWコースでもやはり頭を上げて引っかかるような走りで本番の折り合い面にやや不安は残りますが、1週前の動きを評価して今回はB+評価としました
懸念点はやはり道中での折り合い面でしょう
距離短縮の前走でも行きたがる素振りを見せていたことからもかなり気の強い馬であることが伺えますし、田辺騎手がいかに上手く宥めながら脚を溜められるかがカギになりそうです

ジャスティンカフェ
2/1 栗東CW 稍重
82.0-67.0-52.6-37.4-11.5 B+

最終追いはCWで2頭併せ
1週前の坂路追いでは単走馬なりで時計は平凡も、全体的にリラックスできている走りで四肢の可動もしなやかに映り好気配
今週の最終追いでは2頭併せの外を追走し、促される僚馬を横目に持ったままスッと並びかけそのまま半馬身ほど先着
さすがにマイルCS時ほどのデキには及ばないと思いますが、それでも今回のメンバーでは上位の動きができていたと判断してB+評価のジャッジ
脚質的に今の馬場が噛み合うかは微妙なところですが、このメンバーなら一、二を争う切れ味自慢なだけにゴール前での強襲があっても…?

シュリ
2/1 栗東坂路 良
52.5-38.1-24.6-12.0 B

最終追いは坂路で単走追い
この中間はこれといって目立つ時計は出ておらず、今週の最終追いでも全体時計は52.5とそこそこ出していますが、関屋記念の1週前に4F51.0、ラスト2F23.3-11.6をマークしていた過去があるように、本当にいい動きができていた夏場の頃と比べると相対的に見劣りする印象があったため今回はB評価に留めました
前走の京都金杯では直線見せ場は作っており、今の前有利な府中の馬場を活かせれば関屋記念の再現があっても…?
当日も人気薄になるようなら押さえる価値はあるかもしれません

ショウナンマグマ
2/1 美浦南W 良
64.5-49.4-36.3-12.1 B

最終追いはWコースで単走追い
この中間は1週前のWコース追いでラスト1F11.9をマークも、映像からは鞍上が促してどうにか11秒台に乗っけたという印象が強く個人的にはあまり高く評価するには至らず
最終追いの映像を見てもこれといった上昇気配は感じられず、連勝への壁は高くなりそうです
未勝利時代に東京での勝ち鞍があるとはいえ3歳以降圏内に好走したレースはいずれも右回りであることから考えても、ここは静観が妥当ではないでしょうか

タイムトゥヘヴン
2/1 美浦南W 良
85.0-68.7-53.5-38.2-11.8 B

最終追いはWコースで単走追い
この中間は坂路中心の調整ですが、Wコースで追い切りられた1/19、1/26、2/1はいずれもラスト1F11秒台後半をマーク
最終追いの映像を見てもまずまずの動きを見せており、今回B評価ではありますが、Bを打った馬の中では比較的B+に近いBと判断しました
近走はメンバー上位の上がりを使いながらも差し損ねるケースが多かったため今回も同様のレースになる可能性は高そうですが、重賞で好走実績のある大野騎手に手が戻るにもかかわらずこの人気急落は過小評価されている感も…?

ナミュール
2/1 栗東坂路 良
53.6-38.7-24.8-11.8 A

最終追いは坂路で2頭併せ
1週前最終追いともに近走同様坂路で終い重点の調整ですが、どちらもラスト1Fでの加速が秀逸な内容でした
1週前追いのラスト2F推移は軽く促して13.1-11.9
最終追いのラスト2F推移が13.0-11.8とどちらも1秒以上の加速と非常に鋭い反応を披露
GⅠだった前走時の最終追いがラスト2F13.0-11.9でしたが、今回もほぼ同等の時計が出ていた事を考えると状態はかなり良さそうです
最終追いの映像を見ても、併せた僚馬が後半強めに追っていたのに対しこちらは余裕のある手応えで併入と上々の内容
これらを総合的に考え、今回はA評価の1頭としました
世代限定戦とは言えGⅠでも連対経験があることを考えると、ここでは当然能力なら上位でしょう
あとは前有利の今の府中の馬場+8枠スタートの不利をどう誤魔化すか…横山武騎手の手腕にも注目です

ピンハイ
2/1 栗東坂路 良
58.0-41.8-27.1-13.3 C

最終追いは坂路で2頭併せ
昨年11月のエリ女以来の実戦復帰
この中間の時計を見ても強めに負荷をかけているような要素はほとんど見当たらず、最終追いも4F58.0と重賞前の最終追いとしてはかなり軽い印象
牝馬であることを考慮してもかなり小柄なだけに、陣営も体重調整に苦労しているといったところでしょうか
元々調教駆けするような馬ではないとはいえ、さすがにこの調整過程では不安に映りこの評価としました
昨年春のクラシック二冠ではともに掲示板内に食い込むなど、能力はある馬だとは思いますが追い切り面からの印象は…?

ピースワンパラディ
2/1 美浦南W 良
52.7-37.4-11.9 C

最終追いはWコースで2頭併せ
1週前はWコースで3頭併せの最内を走り、直線追われるも外の2頭に遅れる格好で見栄えせず
今週の最終追いでは外の僚馬と直線馬体を併せる形でしたが、全体的に窮屈そうな走り(肩の出が悪い?)で前走からの上積みに乏しい印象を受け、ここはC評価が妥当という結論に至りました
長期休養明け後の3戦中2戦で掲示板内というように近走も大負けしてるわけではありませんが、テン乗りの菅原騎手に替わってどこまでやれるか…

ファルコニア
2/1 栗東坂路 良
54.7-39.7-24.7-12.0 B

最終追いは坂路で単走追い
この中間は坂路オンリーの調整過程
最終追いのラスト2Fは一応の加速ラップを踏めてはいますが、終始頭の高い走りのままで舌を出して集中力を欠いているような格好
同じ坂路追いでも3走前の中京記念時や2走前の京成杯AH時の映像と見比べると物足りない動きに感じ、今回はB評価までとしました
明け6歳となりますが意外にも左回りはこれが3戦目
一昨年のエプソムC3着と全くダメということはないと思いますが、やはり能力全開は右回り…?

プリンスリターン
2/1 栗東CW 稍重
88.0-71.9-56.4-40.1-12.0 C

最終追いはCWで2頭併せ
約1年2ヶ月ぶりの長期休養明けでの参戦
こういう背景もあってこの中間は1/18の栗東CWで最後から2F目に11.9をマークしたのが目立つ程度で、最終追いは軽めの内容でサラッと流すといった具合
さすがにココでいきなり走ってくるとは考えにくく、狙い目としては次走以降ではないでしょうか

プレサージュリフト
2/1 美浦南W 良
85.6-68.9-53.5-38.9-11.8 B

最終追いはWコースで3頭併せ
3頭併せの真ん中を走るも、途中何度か他所を気にして顔を向ける素振りがあった点で割引
脚さばき自体は悪くなかったですが、個人的にはA評価を打った前走時ほど「おっ」と思わせる要素を感じられず、ここはB評価の1頭まで
とはいえ前走はこれまでの後方待機策から一変して番手の競馬を試して3着に好走してレースの幅が広がりましたし、東京開催になってから急激に調子を上げてきているルメール騎手になるのは不気味に映ります
あとはこの大外枠からどう立ち回るかでしょう

マテンロウオリオン
2/1 栗東CW 稍重
83.1-67.5-52.4-37.1-11.3 B+

最終追いはCWで単走追い
1週前の坂路追いはタイムだけで映像は確認できてませんが、4F52.2からラスト2Fの推移が11.8-12.8と不可解な減速
今週の最終追いはどうなるかと映像を見たところ、CWを単走追いで前走時同様活気のある走りができており、動きだけなら前走の汚名返上も不可能ではないと見て今回もB+の評価に
ただし引っかかるのがその前走
ゲートがやや出負け気味だったのはまだいいとして、そこからの行き脚が全くつかずいわゆる「ノリポツン」状態にして
最終オッズ1番人気に推された馬のレースぶりにはとても見えず、それもあって今回は単勝15倍前後にまで評価を落とす有様
今回はどういった立ち回りを見せるでしょうか

評価の高かった馬をまとめるとこんな感じです!


B評価以下で気になる馬

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