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第70回日経新春杯 追い切り評価

こんばんは、宮下綾斗です!
今年最初の追い切り評価noteは伝統のハンデGⅡ、日経新春杯からスタートしていきます!
昨年ラストの投稿となった有馬記念ではA+評価を打ったイクイノックスが1人気に応え見事に1着!
2.3着にもそれぞれB+評価を打っていたボルドグフーシュとジェラルディーナが好走してくれました!
新年一発目のnoteなだけに、ここで好結果を出して気持ちよくスタートを切りたいところ…!


追い切り評価は上から順にA+、A、B+、B、Cの5段階で振り分けています(ただしA+は追い切りを見て「これは!」と思った馬にしか打たないつもりなので、基本的にはA〜Cの4段階になると思います)

※モズナガレボシは最終追い切りの映像を確認できなかったため、評価を割愛

馬名 鞍上
日時 コースと馬場状態
全体時計 評価
短評(的なもの)

アフリカンゴールド 助手
1/11 栗東CW 良
83.0-67.6-53.5-38.3-12.2 C

最終追いはCWで2頭併せ
昨年の京都記念勝ち馬
最終追いでは2頭併せで内を走り直線強めに追われるも、そこまで追っていない僚馬に1馬身近く遅れており、あまり見栄えのしない内容
この中間も特筆すべきような時計は出ておらず、評価としてはCが妥当だろうという判断をさせていただきました
昨年この舞台で5着だった時は55kg、京都記念で大波乱を演出した時が56kgだったのに対し、今回はGⅡ勝ちの実績がある身ということもあって58kgとやや背負わされた格好
57kg以上を背負ったレースが過去7回ありながらその全てが4着以下、うち5回が2桁着順の大敗ということもあり今回は苦戦が予想されそうです
有力どころが比較的後ろの脚質の馬が多いという展開面の恩恵を受けられる可能性はありそうですが、それでも58背負って前につけてどこまで粘れるか…といったところでしょうか

イクスプロージョン 和田竜
1/12 栗東CW 良
84.1-68.8-53.7-38.1-12.0 C

最終追いはCWで3頭併せ
中京コースとの相性の良さが目立つ馬
この中間は坂路での軽い調整を中心に、1週前と最終追いのCWでともに3頭併せを行って強めに負荷をかける内容
1週前の3頭併せでは最内を走りながらも外の僚馬に2馬身ほど離されており物足りず
最終追いは一番外を回して強めに追われ、僚馬に離されることはなかったものの、好調というようには見えずこちらも追い切りからはC評価のジャッジ
左回りへの適性が高いことを考慮しても、現時点では相手候補の1頭に入るかどうかといった印象
あまりにも人気薄ならヒモに押さえておくのも悪くはないと思いますが…?

ヴェルトライゼンデ D.イーガン
1/12 栗東坂路 良
51.0-37.2-24.0-12.2 A

最終追いは坂路で2頭併せ
昨年のジャパンCでは3着に好走
この中間の坂路では1週前最終追いともに4F51秒台の好時計を叩き出しており時計面は申し分なし
最終追いの映像を見ても、先行させた僚馬をほぼ持ったままでアッサリ交わして先着
ラスト2Fの推移が11.8-12.2と失速してしまった点が無ければA+評価も打てていたと思いますが、昨秋からの好調ぶりをキープできていると見てA評価を打たせていただきました
メンバー中では実績最右翼ということもあり今回はトップハンデとなる59kgを背負うこととなりますが、新コンビとなるイーガン騎手がどうエスコートするか注目です
苦戦傾向のあるトップハンデといえど軽視はできません

ヴェローナシチー 助手
1/12 栗東坂路 良
53.4-38.2-24.7-12.3 A

最終追いは坂路で単走追い
1週前のCW追いでは6F83.4-1F11.9をマーク
坂路での最終追いでは他馬の多い時間帯に追い切った影響か途中何度か進路を変える場面もありましたが、この馬自身は力強い前脚の掻き込み見せて最後まで集中した走り
心なしか同じく坂路だった菊花賞時の最終追いよりも脚さばきが力強く感じられました
ハンデ面でもメンバー最軽量タイの54kgで出走できるのは陣営としても願ったり叶ったりでしょうし、ゲートで後手を踏んだりしなければ巻き返しがあっても良さそうです

キングオブドラゴン 坂井瑠
1/11 栗東E 良
77.6-62.9-49.2-36.4-11.5 B

最終追いはダートコースで単走追い
終始頭の高い走りだった点は割引きましたが、坂井瑠騎手が最後まで強めに気合いを付けて意欲的な追い切り内容だった点は評価できます
ただ気になるのは中間ずっと坂路で追っていた馬がここに来て突然Eコースで追い切りを行った点はさすがに不自然と言わざるを得ず、この調整の意図やいかに…?

サンレイポケット 鮫島駿
1/12 栗東坂路 良
54.5-39.2-25.4-12.7 B+

最終追いは坂路で2頭併せ
アフリカンゴールドと同じく明け8歳の古豪
1週前のCW追いでは6F84.2からラスト1Fで11.6を計測
最終追いの坂路は馬なりで僚馬に僅かに遅れる格好にはなりましたが、1週前に11秒台を出して負荷をかけている分、仕上がりは問題ないと見てB+評価としました
年齢的なことを考えると前走からの大きな上積みは望めないかもしれませんが、このメンバーなら立ち回りひとつで圏内はあってもよさそうです

ダンディズム 富田
1/11 栗東坂路 良
53.3-38.5-24.7-12.6 B

最終追いは栗東坂路で2頭併せ
この中間は1週前の木曜にCW追いで6F82.3、ラスト1F11.7をマーク
2頭併せとなった最終追いの坂路では強めに追った僚馬との差をじわじわと広げて最後は半馬身ほど先着
個人的に比較的高い評価を打ったAR共和国杯の頃と比べるとまだ少し物足りなさがありますが、この馬なりには動けているだろうと見てB評価としました
脚質的にも後ろからのレースになる可能性が高そうなだけに、どこで仕掛けるかがポイントになりそうです

ハヤヤッコ 助手
1/12 美浦南W 良
67.3-52.2-38.0-12.3 C

最終追いはWコースで3頭併せ
芝/ダート両方の重賞を制した経験を持つ白毛馬
Wコースでの最終追いは僚馬の間を走る形から徐々に遅れる格好となり、鞍上が促すも最後まで差は縮められず時計面、動き面ともに評価できない内容でした
この中間も特筆すべきようなタイムは計測しておらず、同じ最終追いでも中日新聞杯時のそれと比べるとどうしても見劣りしてしまうことからも今回はこの評価としました
土曜の中京は雨の影響も出ていたため、これが恵みの雨となれば浮上の目が全く無いとも言い切れませんが、それでもハンデ58.5kgはやや見込まれた感があります

プライドランド 助手
1/11 栗東坂路 良
53.1-38.8-25.6-12.7 C

最終追いは坂路で単走追い
引退まで残りわずかとなった福永騎手と新コンビ
この中間は目立つ時計も出ておらず、1週前最終追いとも後半促してる割には動きもあまり芳しくないと判断し、この評価としました
近2走は長期休養明けで度外視できるとしても、重賞初挑戦のココでいきなり通用とは…?

プラダリア 松山
1/11 栗東坂路 良
53.8-39.5-25.4-12.3 A

最終追いは坂路で単走追い
昨年の青葉賞勝ち馬
この中間はCW追いでラスト1F11秒台を2回マークしており、最終追いとなった今週の坂路では顎をグッと下げて馬なりながらも脚元の力感十分で見栄えのする走り
巻き返しに向けて体制は整ったと見て、今回はA評価を打たせていただきました
重賞ウィナーである分同期2頭よりハンデを背負わされた格好ですがそこは陣営も織り込み済みでしょうし、立ち回りひとつで勝ち負け可能な1頭だと思います
あとはテン乗りとなる松山騎手への乗り替わりが吉と出るか凶と出るか

プリマヴィスタ 助手
1/11 栗東CW 良
86.3-70.2-54.1-38.5-11.8 B

最終追いはCWで単走追い
この中間はCW追いを中心に乗り込みをこなし、今週の最終追いでは単走で後半軽く促し6F86.3-1F11.8をマーク
一定の前進気勢を感じられましたし、この馬なりには動けているだろうと判断しB評価としました
ただ重賞ではワンパンチ足りない結果が続いてるだけに、上位台頭には何かしら展開面でのアドバンテージが欲しいところです
後方からの差しが届く展開になれば一発あっても驚けませんが…?

ヤマニンゼスト 鷲頭
1/11 栗東CW 良
84.8-68.4-53.6-38.2-11.7 B+

最終追いはCWで単走追い
昨年の同舞台で行われた神戸新聞杯では12人気という低評価を覆し2着に激走
最終追いとなった今週のCWでは単走でほどよくリラックスできた走りを見せ、終い3Fの時計も14.5-12.0-11.7と綺麗な加速ラップをマーク
重賞初制覇へ向けて、3ヶ月の休み明けでも順調に仕上がったと見ていいと思います
後方から脚を伸ばす競馬をして来た馬なだけに最内枠からどう馬群を捌くかがカギになりそうですが、前人未到の37年連続重賞制覇と勢いに乗る"レジェンド"、武豊騎手がどういった手綱さばきを見せるか注目てす

ロバートソンキー 伊藤工
1/11 美浦坂路 良
52.9-38.2-24.6-12.1 B+

最終追いは坂路で2頭併せ
この中間はほぼ坂路オンリーでの調整
気になる最終追いでは2頭併せの内を追走し、外を先行させた僚馬にわずかに先着
同じく坂路追いだった1週前同様、終始僚馬の方に顔を向けてやや気負い過ぎているような場面もありましたが、動き自体は1週前より良化していましたし、Aには届かなくともB+には届いているとみてこの評価としました
不安点があるとすればやはり騎手でしょう
伊藤工騎手のことを悪く言うつもりはありませんが、前走のオールカマーで連対したとはいえ他陣営の騎手と比べると重賞実績の乏しさは否めず、マークを集める立場になって道中上手く乗れるかどうか…
馬の強さを信じるか騎手の腕を疑うか、判断の分かれそうなところです

評価の高かった馬をまとめるとこんな感じです!

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