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第74回阪神ジュベナイルF 追い切り評価

こんばんは、宮下綾斗です!
今週は来春の桜花賞を占う意味でも重要な2歳女王決定戦、阪神ジュベナイルFの追い切り評価を自分なりに付けてみました!
前回noteに投稿したジャパンCではA評価を打ったヴェラアズール(3人気)とシャフリヤール(1人気)のワンツー決着
3着にもB+評価のヴェルトライゼンデ(4人気)が滑り込みほぼ完璧な結果となりました!
今回もこの勢いで好走馬を見抜いていきたいところ…!


追い切り評価は上から順にA+、A、B+、B、Cの5段階で振り分けています(ただしA+は追い切りを見て「これは!」と思った馬にしか打たないつもりなので、基本的にはA〜Cの4段階になると思います)

馬名 鞍上
日時 コースと馬場状態
全体時計 評価
短評(的なもの)

アロマデローサ 助手
12/7 栗東坂路 良
53.0-38.9-25.6-12.1 B

最終追いは坂路で単走追い
1週前のCW追いでは推進力十分のフットワークを見せており、後半強めに追ってしっかり負荷をかけ、ラスト2Fは11.7-11.0と鋭い伸び脚
今週の坂路追いでは馬なりで全体時計はそれほど目立ちませんが、ラスト2Fから13.5-12.1と動きは悪くありません
あとはテン乗りとなるイーガン騎手がどんな手綱捌きを見せるか…

イティネラートル 調教師
12/7 栗東坂路 良
55.2-40.4-25.7-12.6 B

最終追いは坂路で単走追い
1週前の坂路追いでは抜群の時計ではないにしろ程よく気合も乗って好気配
同じく坂路単走での最終追いは調整程度の軽い内容でまずまずの動きといった印象
最終追いだけを見ると物足りなく感じてしまいますが、1週前の動きは問題なかったので走れる状態にはあると思います
人気しないようならヒモで押さえておいても…?

ウンブライル 横山武
12/7 美浦南W 稍重
67.3-52.6-37.7-11.5 B+

最終追いはWコースで3頭併せ
4強候補の一角その1
1週前、最終追いともにWコースでの併せ馬
最終追い時は濃霧で映像が不明瞭な部分がありましたが、内と外の僚馬には先着できており、併せ馬で2週連続持ったままでの先着となったのは評価できます
抜群に見栄えがいいというわけではありませんが、関西圏への輸送を控えていると考えれば最終追いはこのくらいで丁度いいという計算でしょう
あとは1ハロンの延長+外枠にどこまで対応できるかが鍵になりそうです

エイムインライフ 酒井学
12/7 栗東CW 良
82.3-67.1-53.0-38.3-11.9 C

最終追いはCWで2頭併せ
前走から中1週ということもあり、中間は坂路でごく軽い調整程度
最終追いもラスト1Fは11.9とそこそこ出していますが全体としては力感に欠ける印象を受け、今回はこの評価としました
元々が抽選を突破してきた身であり、重賞やOP特別で実績を残してきた馬も多数いるこのメンバーに混じるとどうしても見劣りすると言わざるを得ないでしょう
この舞台での経験が後々の糧になれば…といったところでしょうか

キタウイング 和田竜
12/7 栗東CW 良
80.0-66.4-52.6-38.1-11.8 B

最終追いはCWで2頭併せ
関東馬でありながら約1ヶ月前から栗東での調整を重ねている用意周到ぶり
1週前追いの坂路では僚馬と併せて手応え優勢
全体を52秒台前半で纏めて後半綺麗な加速ラップで比較的高く評価していました
ところが最終追いではステッキも使って気合を付けながらも、そこまで強く追っていなかった僚馬に迫られた点が引っかかり、この評価としました
牡馬相手に新潟2歳Sを勝っていることからも弱い馬ではないと思いますが、やはり脚質が脚質なだけに展開が向く流れにはなってほしいところでしょう

サンティーテソーロ 助手
12/7 美浦坂路 稍重
53.5-39.5-25.5-12.8 B+

最終追いは坂路で単走追い
1週前はWコースで3頭併せの最内を走り3F36.9、ラスト1F11.6と好時計をマーク
最終追いは坂路で馬なりながらもしっかりした足取りで駆け上がれており、全体としては比較的上位の評価を付けました
前に行ける脚質な分距離ロスを最小限にできるこの枠は歓迎でしょうし、マイル戦の前2走で逃げて着差を付けて勝っている点も評価できます
あとは輸送でコンディションを崩すようなことがなければ上位争いも可能ではないでしょうか

シンリョクカ 木幡初
12/7 美浦南W 稍重
67.9-52.8-38.1-11.7 C

最終追いはWコースで2頭併せ
1週前はWコース3頭併せの真ん中を走りましたが、直線フラフラした走りでかなり不恰好な内容
最終追いでも左右にヨレる場面があったり終始左側に顔が向いていたりと幼さを随所にのぞかせており、まだまだ馬が未熟だなといった印象です
現状の持ちうる能力でどこまで通用するか…

ドゥアイズ 吉田隼
12/7 栗東CW 良
82.6-66.1-51.3-36.8-11.8 B

最終追いはCWで2頭併せ
夏の北海道シリーズでの最終追いでは併せ馬で遅れを取りがちでしたが、ここにきて1週前最終追いともに促しながらではありますが併せ馬で僚馬に先着しており、夏の頃と比べると少なからず馬の成長が窺えました
今回は約3ヶ月の休み明けとなりますが、久々でも動ける体制にはありそうです
人気の盲点になるなら押さえに一考の余地はあるかもしれません

ドゥーラ
12/7 栗東坂路 良
55.3-39.5-25.1-12.1 A

最終追いは坂路で単走追い
この馬に関しては1週前のCWでの動きが秀逸な内容
後半3Fで13.9-11.8-11.3と鋭い脚を見せて一気に僚馬を突き放しており、2週前でもCWでラスト1F11.4を計測しています
今週は坂路で軽めの時計でしたが、これは1週前で仕上がり切ったと判断して今回はA評価とささていただきました
今年の秋のGⅠは騎手のGⅠ初制覇が目立つ場面も目立ち、今週は斎藤騎手の出番…?

ハウピア 菱田
12/7 栗東坂路 良
55.1-39.7-25.1-12.4 C

最終追いは坂路で2頭併せ
1週前、最終追いとも地味な動きで評価できず、ここはC評価としました
抽選を突破してきた運はありますが、ここでは家賃が高い感もあり苦しい戦いを強いられそうです…

ブトンドール 助手
12/7 栗東坂路 良
53.7-38.2-23.7-11.5 A

最終追いは坂路で単走追い
1週前のCW追いでは後半3Fで14.5-11.3-11.3を計測
この時点ではもう少し脚元に力感が欲しい感じはしましたが、失速していない点は評価できました
坂路での最終追いでは馬なりながらもスピード感抜群の走りを見せており、ラスト2Fも23.7-11.5と見事な加速ラップを披露
調教ではいつもいい動きを見せている馬ですが、こちらも今回のメンバーでは最上位タイのA評価としました
前に行ってもよし、後ろに控えてもよしと自在性のあるレースができるのは魅力的ですし、現状の人気なら距離不安は覚悟の上で狙ってみたい気持ちはあります

ミシシッピテソーロ 原
12/7 美浦南W 稍重
67.5-52.0-37.2-11.7 B

最終追いはWコースで3頭併せ
1週前の段階では正直なところ強調できるポイントがないなと思って評価としてはいまひとつでしたが、最終追いでは3頭併せの最内から持ったままでスッと抜け出して先着
仕上がりとしては悪くないと思います
あとは展開面と地力が足りるかどうかでしょう

ミスヨコハマ 助手
12/7 美浦南W 稍重
66.6-50.5-36.7-11.9 B

最終追いはWコースで単走追い
前走から中2週での参戦となりますが、関西圏への輸送を控えていながら、同じコース追いでも前走より速い時計を刻んで意欲的な調整内容
映像で見る限りでは無理に動かしているようには見えず、前走からのデキ落ちは感じられませんでした
前走が小頭数かつスローペースだったことを考えるとここへの適性は微妙ですが、テン乗りとなるM.デムーロ騎手がどんな策を講じてくるか…

ムーンプローブ 調教師
12/7 栗東坂路 良
54.4-39.6-25.0-12.1 B

最終追いは坂路で2頭併せ
こちらもエイムインライフ同様中1週での参戦
この中間も坂路での軽い調整程度に留めており、最終追いは終い重点の内容で可もなく不可もなくといった印象
前走からの上積みと聞かれると微妙なところですが、阪神マイルを2度経験しており、そのどちらでも勝利しているのは怖いところもあります

モリアーナ 助手
12/7 美浦坂路 稍重
54.4-40.2-26.3-13.0 B

最終追いは坂路で単走追い
4強候補の一角その2
1週前の坂路併せ馬で全体時計は平凡もラスト2F25.1-12.1となかなかの動き
最終追いも地味な時計ですが、関西圏への輸送も控えていますし、最終追いはこの程度で十分だと思われます
あとは久々の実戦でどこまで動けるかでしょう
現状だと少々過剰人気な気がしないでもないですが…?

ラヴェル 坂井瑠
12/7 栗東坂路 良
54.3-39.3-25.3-12.3 B

最終追いは坂路で単走追い
4強候補の一角その3
前走は圧倒的人気を背負っていたリバティアイランドを破り重賞初制覇
最終追いは坂路単走追いでそこまで負荷をかけていませんがラスト2Fは25.3-12.3とまずまずの動きを見せていました
が、それとは別に1週前のCWの動きが引っかかります
CW6Fのタイムで比較すると6/30が78.9
アルテミスSの1週前が80.4
そして今回の1週前が80.9
ラスト1Fのタイムも11.9→12.2→12.3と少しずつ落ちてきており、状態としては休み明けの前走からどれだけお釣りが残っているか…といったところでしょうか
重賞ウィナーである以上一定の地力は担保されてますし、これらの心配も杞憂に終わる可能性もありそうではありますが…?

リバティアイランド 助手
12/7 栗東CW 良
82.0-66.5-51.4-36.3-11.5 B+

最終追いはCWで2頭併せ
4強候補の一角その4
1週前は芝追いでまずまずの動きを見せていましたが、今週のCW追いでもやや頭が高く映った点を除けばいい走りはできていたと思います
欲を言えばもう少し楽に僚馬に先着して欲しかったですが、それでも全体で見れば動けている方でしょう
デキとしては前走の状態をキープといったところでしょうか
とはいえ手綱を取る川田騎手はこのコースへの強さが光りますし、ここは人気でも軽視はできない1頭と見ています

リバーラ 助手
12/7 美浦南W 稍重
67.1-51.9-37.4-11.6 A

最終追いはWコースで2頭併せ
前走は単勝70.7倍ながら鮮やかな逃げ切りで重賞初制覇
1週前最終追いともにWコース併せ馬で終い11秒台を持ったままで叩き出すなど、こちらも好調ぶりが目立つ1頭
こちらも再度の関西圏遠征となりますが、関東勢の中ではこの馬が一番良く動けているように見え、A評価とさせていただきました

評価の高かった馬をまとめるとこんな感じです!

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