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第56回スプリンターズS 追い切り評価

こんばんは、宮下綾斗です!
今週は下半期GⅠラッシュの開幕を告げる秋の電撃6ハロン、スプリンターズSの追い切り評価を自分なりに付けてみました!


前回のオールカマーではほぼ完璧な内容だったローズSから一転、B+以上の好走馬ゼロという惨憺たる有様…
参考にされた方には申し訳ない結果となってしまいました
今週はなんとしてもリベンジを果たさなければ…!と静かに闘志を燃やしております


追い切り評価は上から順にA+、A、B+、B、Cの5段階で振り分けています(ただしA+は追い切りを見て「これは!」と思った馬にしか打たないつもりなので、基本的にはA〜Cの4段階になると思います)

馬名 鞍上
日時 コースと馬場状態
全体時計 評価
短評(的なもの)

ウインマーベル 助手
9/28 美浦南W 良
70.1-53.5-38.3-11.7 C

最終追いはWコースで3頭併せ
内から僚馬を追走し、直線ではムチも入れて目一杯に追うも脚色いまひとつで見劣りする内容
1週前追いから劇的に変化したわけでもなく、芝とWコースの違いはあれどB評価を打ったキーンランドC時の頃よりデキが落ちているように感じました
データ面からもキーンランドC自体過去10年で1-0-5-37と苦戦傾向が強く、唯一の勝利ケースの14年スノードラゴンは新潟開催でのもの
3歳馬ゆえ斤量面のアドバンテージはありますが、調教面からは強く推しにくい馬です

ヴェントヴォーチェ 助手
9/28 栗東坂路 稍重
55.5-39.9-25.5-12.0 B

最終追いは坂路で単走追い
全体時計は55.5と平凡も、ラスト2Fは25.5-12.0と加速ラップでまとめる内容
終始やや右の方を向いていた点と首をあまり上手く使えていないように見えた点は気になりましたが、脚さばき自体は力強い動きを見せていたのでこの評価としました
懸念点はこの馬もウインマーベルと同じく相性の悪い前走キーンランドC組、そのキーンランドCもルメール騎手の好判断が光るレースだったため、西村騎手に戻ってどこまで…?

エイティーンガール 助手
9/28 栗東CW 稍重
37.9-11.7 C

最終追いはCWで単走追い
1週前で強めに負荷をかけた分今週は軽めの調整としての3F追い
ところが映像では馬が騎手に反抗しっぱなしでまるで息が合っておらず、最終追いの内容としては不安を残すものであったと言わざるを得ないでしょう
直近2年と同じくキーンランドCからの参戦ですが、上述の相性の悪さに加えてエイティーンガール自身も直近2年ではともに2桁着順の大敗を喫しています
終い一辺倒気味な脚質なことを考えても、余程展開がハマらなければ好走は難しいのではないでしょうか…

ジャンダルム 助手
9/28 栗東坂路 稍重
52.7-37.9-24.5-12.0 B

最終追いは坂路で単走追い
全体時計は52.7とそこそこ出せており、ラスト2Fも25.5-12.0と加速ラップをマーク
追い切り映像からは数字ほどの凄みは感じませんでしたが、この馬なりには動けているだろうと判断し、この評価としました
最近は前に行く競馬も徐々に板についてきており、2走前の高松宮記念では11着ながら勝ったナランフレグとは0.4秒とそこまで離されてはおらず、7歳の古兵ではありますが軽視は禁物かもしれません

シュネルマイスター 嶋田
9/28 美浦南W 良
67.9-52.4-37.4-11.5 B+

最終追いはWコースで3頭併せ
3頭併せの最内を追走し、直線では持ったまま僚馬に並びかけ手応え優勢のままわずかに先着
やや首の高い走りではありましたが安田記念時もこんな感じで馬券には絡んでいますし、時計面もラスト1F11.5と終いの脚はキッチリ使えており状態面は良好そうに映りました
あとは初の1200m戦にどこまで対応できるか…こればかりは未知数なのでなんとも言えませんが、仮にここで勝つようなら今後国内GⅠではこの人気でシュネルマイスターを買える機会はおそらく無いと思いますし、そういう意味では7倍前後ついてるココで押さえておくのもアリといえばアリ…?

ダイアトニック 助手
9/28 栗東坂路 良
55.3-40.0-25.4-12.2 C

最終追いは坂路で単走追い
時計面も平凡で動き自体もそこまで目立つものではなく、単体の評価として可もなく不可もなくといったところですが、全体で見比べてみると相対的に見劣りするためこの評価としました
ただし3走前にはやや手薄なメンバーだったとはいえ重賞を勝っており、岩田康騎手が騎乗するとなれば追い切りC評価といえど少し怖さはあります

タイセイビジョン 福永
9/28 栗東CW 稍重
80.8-66.5-52.1-36.7-11.5 B+

最終追いはCWで3頭併せ
3頭併せの最内を追走し、直線では早々と僚馬に並びかけるとやや抑え気味のまま僚馬と馬体を併せる格好
近走の頃と比べると、首の高い走りをしなくなった点に進歩を感じられ、フットワークも及第点といったところでしょうか
少なくとも前走時より動きが良化したように見えた分、今回は1段階引き上げてB+評価としました
あとは脚質が脚質なだけに展開が向くかどうか…

テイエムスパーダ 国分恭
9/28 栗東坂路 稍重
54.1-39.8-25.6-12.3 B+

最終追いは坂路で単走追い
1週前の坂路が終盤で失速しながらも全体時計50.5と意欲的な追い切り内容で、今週は馬なりでサッと流す程度の内容
時計自体は平凡ですが馬は最後まで前を向いたまま集中しつつ、四肢を大きく使った走りができており、一定の評価はできるものとしてB+評価を打たせていただきました
今村騎手とのコンビで日本レコードを叩き出した2走前が48kg
人気を裏切ってしまった前走が51kg
今回はそこからさらに2kg増えて53kgを背負いますが、メンバーを見ても他に遮二無二前へ行きそうなのはファストフォースぐらいしか見当たらず、先手を取れればペース次第で粘り込みがあっても良さそうな気はします

トゥラヴェスーラ 助手
9/28 栗東坂路 稍重
55.9-40.3-25.2-12.2 B
最終追いは坂路で単走追い

こちらも時計自体は平凡そのものですが、似たような時計のダイアトニックと異なり、久々ながら馬から一定の前進気勢を感じられる走りだった点は評価できます
高松宮記念以来の実戦復帰ですが、この馬自身は9ヶ月ぶりだった2走前の阪急杯でも2着に好走しているように鉄砲駆けも効かないことはないため、B評価かつハマり待ちではあるものの、人気の盲点になるなら案外面白い1頭かもしれません

ナムラクレア 調教師
9/28 栗東坂路 稍重
53.0-38.0-24.3-12.0 A

最終追いは坂路で単走追い
1週前追い切りでは終いを少し強め追っただけで全体時計49.7、ラスト2Fでも23.3-11.5という超抜時計を叩き出したことで話題となりましたが、今週も馬なりながらラスト2Fは24.3-12.0と加速ラップをマーク
映像を見ても脚の使い方、首の使い方ともに合格点の動きで迷わずA評価を打ちました
前走も直線では前が詰まる不利がありながら3着まで盛り返しており、今回メンバーは骨っぽくなりますがスムーズに運べれば逆襲必至の1頭ではないでしょうか

ナランフレグ 丸田
9/28 美浦南W 良
84.6-68.0-52.6-38.1-12.0 B

最終追いはWコースで3頭併せ
3頭併せの最内を追走し、真ん中を走っていた僚馬なは先着も、一番外を回した別の僚馬とは同入とGⅠ馬の追い切りにしてはやや物足りない印象を受けました
時計的にも特筆すべき点はなく、春の短距離王ではありますが評価としてはBが妥当と判断しました
もちろんここを勝てば史上8頭目の春秋スプリントGⅠ連覇、ロードカナロアをはじめ歴戦の名スプリンター達と肩を並べることとなりますが、越えるべきハードルは高そうです

ファストフォース 助手
9/28 栗東坂路 稍重
54.7-38.9-25.0-12.6 B

最終追いは坂路で単走追い
セントウルSから中2週ということもあってか、最終追いは比較的軽めの内容
ラスト1Fではわずかに失速しているものの、それ以外には特に悪い部分は見受けられず、評価としてはBが妥当だろうと判断しました
とはいえ前走時がメイチの仕上げだった感が強く、本番のここでどれだけ余力が残っているかは疑問です
メンバー構成的には恵まれる展開になる可能性はあるので、3連系やワイドのヒモになら…といったところでしょうか

マリアズハート 菊沢
9/28 美浦坂路 良
51.2-37.8-25.1-13.0 B
最終追いは坂路で2頭併せ
全体時計は51.2と出せていますし、序盤の勢いは悪くない感触でしたが、ラスト2Fでは25.1-13.0と大きく失速した点は割引きました
重賞実績が無い馬なだけにこのメンバーに混じるとさすがに格下感は否めず、ここでの経験が今後の糧になれば…

メイケイエール 池添
9/28 栗東CW 稍重
53.5-36.8-11.1 A

最終追いはCWで単走追い
単走追いで集中して走れたというのもあるでしょうが、馬なりながら伸びやかなフットワークで気持ちよさそうに走れていた点が印象的でした
敢えてケチをつけるならば頭の高い走りになっていた点が勿体なかったですが、少なくともセントウルS時よりデキが落ちているようには見えず、総合的にはA評価を打つに足ると判断しました
重賞6勝の実績を提げて臨む今回の大一番、陣営としてもそろそろGⅠタイトルが欲しいところでしょう
何らかの印は回したい1頭です

メイショウミモザ 助手
9/28 栗東坂路 稍重
53.2-38.8-24.7-12.1 A

最終追いは坂路で単走追い
単走追いで最後まで集中力を維持して走れており、手前を変えてからの伸びも抜群
ラスト2Fも24.7-12.1と加速ラップでまとめており、坂路組の中ではナムラクレアと遜色ない動きができています
前走のキーンランドCでもこの馬にはA評価を打ちましたが、追い切りから大穴を推すならこの馬だと考え今回もA評価を打ちました
そして鞍上は今、飛ぶ鳥を落とす勢いの躍進を見せている丹内騎手
おそらく当日の人気も下から数えた方が早いとは思いますが、ダメ元でも期待してみたいと思わせるだけの魅力は感じました

ラヴィングアンサー 菱田
9/28 栗東CW 稍重
82.3-67.0-52.3-37.9-12.4 C

最終追いはCWで単走追い
馬なりではありましたが、映像面時計面ともにいたって平凡な内容
OP特別ならともなく、GⅠでこの最終追いではさすがに迫力不足と言わざるを得ません…


評価の高かった馬をまとめるとこんな感じです!

画像1

B以下だけど気になる馬
2  ジャンダルム
4  ダイアトニック
11 トゥラヴェスーラ

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