小さな同行者

名古屋はどんよりとした空で
朝から雨が降るよと言わんばかり。

古式ゆかしい日本泳法大会をガイシホールで見てから
少し歩こうと言われて街の散策になりました。

旧東海道沿いを歩いていると
名古屋市瑞穂区にある清水稲荷神社の鳥居を見つけました。
奥へ進むと脇には犬と烏骨鶏と鶏がいて
けたたましく雄鶏が鳴いていました。
犬は焦げ茶色と黒の犬がいました。
焦げ茶色の犬はこちらをじっと見ているだけ
黒い犬は寝ていました。

参拝を済ませて道へ戻り、しばらく歩くと
手には鳩を乗せ
足元には犬と猫をはべらせている
大きな観音像が立っているのを見つけました。
周辺の駐車場は満車。
門から敷地の中を覗くと犬猫の譲渡会が催されていました。
ここ長楽寺は動物の慰霊のお寺にもなっていました。
立木観音に参拝し、奥へ行ってみると
盲導犬の慰霊碑などがありました。
かごに入っている子猫が興味深そうにこちらを見ていたので
指を差し出すといきなり猫パンチ。
じゃれて欲しかったみたいです。
しばらく遊んであげた後、寺を後にしました。

ショッピングセンターまでの道を歩いていると
後ろから猫が歩いている気配がしました。
猫は最初後ろをついて歩いていましたが
ぴょんと肩に乗って甘えてきました。
頭や喉を撫でてあげるとゴロゴロと甘えてきます。
気持ちよさそうにしばらくは肩の上に乗っていました。

ショッピングセンターで食事をしている最中は
足元で頭をこすりつけたりしていて
しばらくするとその気配はなくなっていました。

譲渡会の子猫とじゃれていたので
遊んで欲しかったのかもしれません。
これには後日お話があります。

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