閑話休題⑦

安倍晋三元首相が今日、銃撃犯によって亡くなった。

私は、安倍晋三氏に対する個人的な感情としては、以前から思う所はあった。例えば、霊感商法をするなど問題のある教団である、統一教会との関係など。安倍氏の祖父、岸信介氏と、教団の教祖、文鮮明氏との関係については、教団内でしばしば語り継がれていた。

政治家ともなれば、利害関係、思想信条、色々あるんだろうとは思う。

安倍氏に関しては、藤原道長の「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」という一句のような人のように思っていた。

いわゆるモリカケ問題で関係者が亡くなったという報道を見た時は、「ああ、そうなるのか」と思い、背筋が寒くなった。
主な関係者である某夫婦の夫の方が拘置所行きになったのを知った時は、「ああ……こっちの夫婦は地獄を見て、あっちの夫婦は……そういう事になるのか」と恐ろしくなった。

このnoteという場で私小説を書くにあたっては、自分の体験を、社会問題と絡めつつ書こうという体(てい)でやってきた。
事実は事実として書くし、思った事は思った事として書く。

亡くなった人に対し、思った事。それは、誰しも、突然命を奪われるのは、理不尽では無いか、という事だった。
願わくば、明らかになっていなかった諸々が明らかになるまで、生きて、語って欲しかった。


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