毒出し つらみ

一ヶ月以上前からですが、足の親指にさわると、
狂ってはははと笑ってしまうくらい腫れてて膿んでて痛いのです。
指導受けてなかったら、まちがいなく病院にかけこんでるところ。
(受けてても、さすがに行こうかと思ってしまうくらい)

だけど、すべては経過……

幼い頃からずっと怒ってきたこと。
好きなだけ甘いものを食べたり飲んできたこと。
心もからだも平気で冷やしてきたことを思うと、
そりゃ、簡単に出き切るわきゃない、と自分でもわかる…

二十数年分を、数ヶ月で出そうっていうんだから、
このつらさも意味のある仕方なさだ。

だからこそ思う。
みんな、というか今までの私は、「口から食べ物をいれれば、自動でいつのまにか消化される」と思っていたがそうではない。体はその間ずっと働いているのだ。

不調のときにだけ体は文句を言われる。風邪だの熱だの肩こりだの、厄介な体だと言う。つかれやすくてやんなっちゃうと言う。
逆に丈夫な人は、自分は丈夫だと、おごる。
丈夫だから何しても大丈夫、といたわらない。

体はいつも働いていて、ないがしろにされても文句を言えない。伝わらないから、症状を出す。

症状が出たら、人は薬を飲む。
痛み止めなどで止めるのは、体に口止めをすることだ。
体のメッセージを無視することになる。
そして、薬をがんばって消化するのも体だ。

知らないうちに、体の声を無視し続けておきながら、
「何も悪いことしてないのに」と嘆くのは、
なんと悲しいすれ違いだろう……

自分のことを大切にすることは簡単じゃない。
大事なことは、簡単に答えは出ず、簡単に済むものではない。
じっくり向き合って、付き合って、やっと少し知れるもの。
あらゆる物事が高速で進むこの時代に、そういう手間や労力や時間をかけることは、いかに難しいことだろう。

世の中に「良いだけのもの」はないと教わった。
健康法も、子育ても、教育も、政治も、企業も、商品も、食べ物も、人間も、すべてです。

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