試練の4月
実家は地獄なので、在宅勤務により地獄の濃度が増しております。
怒りの炎が常に燃えているのは私の方なのに、母が被害者面して怒っております。
こういうときASDとか関係ありません。本当にむりです。
母はよく話の中で「ふつうはそう思うでしょ」と言ってきます。
わたしは母に「ふつう」を語られるだけで頭が沸騰します。そういうとき、私はいつも「ふつう」じゃない側の扱いだからです。
母は自分が否定されそうになると、それを止めるためにそれ以上に相手を否定するような言葉を探し、言ってきます。反射のようなもので、こういうときの言葉は脳を通っていません。筋も通っていないので、なにから反論していいのか絶句するほどです。
「あんたそういうの外でも気をつけた方がいいよ」と言われたとき、私は家の窓を割る勢いで声が出ました。
私はコミュニケーションをあなたから学べなかったので自分で必死にイチから構築してやってきたのです。
初めてかは忘れたけど、腕に掴みかかりました。
同じく在宅勤務中の兄が飛んできて、
「あのさ 喋んないでくれる?」。
部屋で仕事の電話中だったようです。
でも「喋んないでくれる?」は地獄です。
その時点ではもう電話は終わっているのだから、飛んでくるにしてもまず「どうしたの?」「なにがあったの?」とかではないでしょうか。
うちにふつうはありません。
私の尋常じゃない声量が出たので、マロも驚いて鳴きました。
母も初めて?手に掴みかかられて、私の怒りの片鱗を見たかもしれません。
もうすぐそこまで自立が見えているのに。あと十数日が途方もなく遠く感じます。
3月は暖かく素晴らしい縁の連続でした。
試練の4月です。
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