私の第一幕

友達と話していて気づいた。
私のここ数年の流れが、いったん一段落したのではないのかと。
つまり第一幕が完結した(完結しようとしている)のではないかと。

29歳で、ここ数年のことを第一幕と呼ぶのは、それまではどうした?という感じですが…
「自分という固有の人間を意識して生きはじめた」という意味でなのか、第一幕と呼ぶのがしっくりくるので、そうする。

新卒の会社でボロボロになった頃はまだエピソードゼロ。笑
今の会社に入って、ほぼ同期入社の子との会話からnoteを始めたのが第一幕の起点になる気がする。
(本当は、今の仕事のことについても強烈に書きたかったのですが、今書くとどうしても文章に嘘が出るというか、強調する部分に変な意識が出てしまいそうなので、また今度にします)

noteの最初の記事。2018年4月5日。

気がついて、かなしかった。
私にとって母は、否定そのものだ。

私は母に心から褒められた記憶があんまりなかった。それに初めて気がついたのがこのとき。
褒められたのは、小学校に入る前からちょっとだけ漢字が読めたことぐらいだと思う。そのときもたぶん、母は褒めたというより、ただ「驚いた」だけだと思う。

たとえば何かできたことがあっても、「でもここをもう少しこうできたらいいんじゃない」とか、なんかよく分からないけど常に減点方式だった。それは私が社会人になっても続く。

だから、私は、たとえば社会的にはアナウンサーのように才色兼備で、精神性はブッダや聖人のようになれるまで、自分に100点を付けることができなかった。

そんな日は一生来ないから気づけてよかった。笑

(こういった母の過去の呪い、それに対する怒り、は挙げたらキリがありませんが、ここではもう過去の記事に任せます!笑)

それで、この投稿にいたる直前に、大事な大事な日があった。
かけがえのない友達の、結婚式。
その子がいなかったら、私はもう生きていなかっただろうなと思っているほど、大切な大切な人。
私はこの日に、初めて、「自分という存在」を強烈に意識しはじめた。「他者にとっての自分の価値」を初めて強く考えたということだと思う。
そうだ、私はこの日にまた生まれたんだった。
だから、第一幕なのか。

この友達のことを何度も何度も記事に書こうとしてきたけど、大切すぎて公開できなかった。高校のときから、私のことを認め続けてくれた人。私を蔑ろにする人との縁を切れたのも、この子が私を大事にしてくれていたから。今の私がいるのはこの友達のおかげ。
去年無事に引っ越しができたのもそう、最近で言ったら、ここ数週間の暴力的な食欲をピタッと止めてくれたのも、その子のおかげなのです。笑

それで、最初の投稿の3日後。

正しい価値と、正しい評価者
本当は、このふたつが揃わなければ
自信などつかない。

なのに知らず、たったひとりで
「自信をもちたい」と願ってきた健気な人
私は愛します。

これはつまり、自分のことですね。笑
自分と、自分に似た人。正しい評価を受けてこられなかった人。
「正しい」というのは、見方の正しさ。
赤鼻のトナカイのすばらしいところを見いだしたサンタ、そしてその評価をきちんと受け取ったトナカイ自身、そういうイメージのことがしていけたらと、いまも一つ思っている。

そして次の記事。
(大丈夫、引用はこれで最後です!笑)

気が遠くなるほどの、自分語りが終わるまで、
「作品」にするのはむずかしそうだ。

ずっととなりで、うんうんと聞いてくれる人がいたらいい。
そんな人が、あなたのそばにいたらいい。

「作品」がなにを意味することになるのかはまだわからないが、もしかすると、第一幕が終わりそうだ(もしくは終わった)と感じているのはここかもしれない。この3年間、気が遠くなるほどの自分語りを、友人、note、気功の先生、職場の人、家族などいろんな場所でさせてもらってきたんだ。

そして後半は、先述の友達を思い浮かべて書いたもの。
「あなた」はその友達であり、自分であり、すべての人のこと。
そして私にとって、うんうんと話を聞いてくれるその子。
だんだんわかってきた。
私はつまり、その子も含めた大事な人たちにとって、その子のような存在でありたいのだ。

ようやくつながった。私はここをハッキリするためにこの記事を書いたんだ。今の私がやるべきことは、『怖れを手放す』(水島広子)という本に取り組むことだけだとどこかでわかっていたけれど、夏休みの宿題のようになっていた。ようやく目的と目標がハッキリしました。


それとは別にもう一つ、いま改めて意識しようと思い直したことは、「誰かのファンになって終わりにしない」こと。
もっと自分の文章の価値に自覚と責任をもって、大切に誇りに思うこと。


それで、第一幕の区切りの意味と、これから改めて「自分の文章に責任をもって誇りに思う」ためにも、アカウントに顔を出すという変化を置いてみようと思っています。

でも自分にとって大事すぎることを一気に書きすぎてつかれてしまった。とりあえず夕陽のままで。笑
それでは!


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