価値をつけるもの 2

たとえば、つらい思い、苦しい思い、
手に入らない思いをしないと、
物事には価値をつけられないものだ。

お金も、恋人も、才能も、健康も。
簡単に手に入ると、
そのものの価値を軽く見てしまう。

だから、「やっと」手に入れるくらいがいいんだ。

最初はこれが書きたかった。
 

でも、ものによっては、
価値を軽くとらえた方が、気楽なこともある。

手に入れるのが難しすぎると、
「価値をつけすぎて」しまうこともある。

 

庵野さんの大人ビールのCMの、
「挑戦とは?」「背伸びですかね」
に胸を打たれたのはそういうことかもしれない。

「人はなんにだってなれる」「人はどこにだっていける」
それは心を広げて解放してくれる言葉だ。
でもその自由さは、自分が何をすべきか迷ってる人にとって、こわばりになることもある。

「背伸び」は、自分の身長を、
つまり自分が持っているものを知り、
力を加えて少しだけ伸ばすこと。

誰か他の人に憧れるとき、
その相手は、人生何回目か知れない。(※)
自分よりたくさん生まれ変わっているかも。
実は精霊の声が聞こえるのかも。
生まれる前から、自分でその人生を選んでいるのかも。(※)

(※ もし、生まれ変わりがあるとしたら、
生まれ変わった回数がみな平等であるはずがないなと思ったことから。笑
※ CHIE著「この世界の私をそこから見たら」参照)

だから、無駄に嫉妬とかしなくなったよ。

超脱線しましたが、他人に憧れてその人になろうとするのではなく、自分を知って、背伸びをしようということでした。これもいろんな場所で聞く言葉ですね。

だけど今、わたしは自分を知ることがすこしこわいよ。
身の丈を知るということが、自分を知るということが、
どういうことなのかまだわからないし。

知るということは気軽なもんじゃない。
成仏(仏に成る)とは、「真の自己に目覚める」ことだそうじゃないか。

このような記事でそんな大げさなことまで
言ってしまいましたが、
とにかく人生を楽しく生きていきましょう!笑

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