今、かなったら困るもの

願いがかなうことの、多面性

わたしは願ったことが、
基本的に、ほぼかなってこなかった

特に、相手のあるもの
恋愛や、就職など、縁やタイミングがモノをいうこと

少なくともこれまでは、
そういう人生だったと思っている

だけど、願いがかなうのが
もし早すぎたら

たとえば、「今考えれば合わなかったあの人」と
私の片思いの情熱だけで、念願かなって付き合えていたら…

なにをどう考えても、
その後の未来が明るかったとは思えない

今はないトラウマが生まれていたかもしれない
もっと傷つき、傷つけられていたかも

「今の自分の願い」が
人生を通して一貫した願いであるとは限らない
 

だからまだ助手席に、誰も座っていないうちに
もう少しいろんなところをドライブしてもいいな

そしたら運転がもっとうまくなって、
まるでつらいことなんてなかったみたいに
涼しい顔ができる人になってさ

だけど、助手席に座った人に
一番、必要な言葉をかけてあげるんだ

ビックリするぐらい、あったかい言葉をね
心そのものがお風呂につかる、くらいの

もしくは光が差すように
すべてが鮮明に見えてくるような言葉

そしたらその人は目をまるくして
静かに私を見る

それでもう、こんな人は他にいない、って
手放しちゃいけない、って確信する

全身で私のことを尊敬して
もう愛が止まらなくなるよ

あとはもう簡単さ
なんでも言うことをきいてくれるんだ

だけど私も大事にするよ
だって私だからね


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