去年
マロといた季節は
去年に取り残されてしまって
なんともないようなフリをして過ごしながら
雨を見つめる後ろ姿や
可愛らしい毛づくろいにも
いつでも涙が出るんだ
あまりにもたくさんのことを教わって
同じ時間を過ごす、そばに「居る」ということが
どれほど尊いことか知ったよ
それなのに、私は相変わらず
誰かを大切にすることがとても難しい
私の心の中に、未熟で仕方ない感情があって
時々現れて、私を幼い幼い子どもにする
泣いてるときはそわそわとそばにいてくれたね
風邪を引いたときは心配して一緒に寝てくれて
座布団をお腹のうえに乗せると飛んできた
ブラッシングが大好きで
もっといっぱいしてあげればよかった
おやつはハグハグ勢いよく食べてた
マグロが大好きで、お母さんがマグロばっかりあげすぎて飽きてた
気に入らない猫缶はひとくちも食べなかったね
顔をごつんとぶつけてくれるとき
たまらなくかわいいんだ
おでこを毛の流れに沿ってなでるのが好きだった
鼻をちょんちょんするのがやめられなかった
爪切るのは大変だった
リラックスしてるときはお腹をなでさせてくれた
たまに舌先が口から出ていてかわいかった
歩き方はやっぱりライオンみたいだった
レオって名前でもマロはよかったかな
だけどやっぱりマロはマロという感じだよな
とても美しい顔をしてるんだ
一時期は、太らせちゃってごめんね
今振り返ると、子熊みたいに太ってる時期があった
白と黒の模様のバランスがとてもよかった
目が黄色と緑できれいだった
真っ白な首のラインをもさもさするのが好きだった
噛んだあとには手をなめてくれた
顔を毛づくろいする姿が特にかわいくて
何につけてもとってもかわいい
生まれ変わってもそばにいてね
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