記憶と未来
毒は感情の動きとともにからだに溜まる。
つまり、毒そのものが記憶でもあるのだ。
排毒は、その感情と記憶があったことを認め、手離すこと。
わたしが今まで、毒を含めた生き方をしてきていたとしたら、
毒が出ていったとき、
新しい生き方を覚えなくてはいけない。
今までの歩き方を忘れて、新しい歩き方を覚えていかなくてはいけない。
変わるというのはそういうことだ。
経過は、その覚悟の時間なのだ。
そう仮定したとき、「考え方ひとつで人生が変わる」などと簡単に謳う本は、あまりに無力だ。
生まれ変わるというのは、一度死ぬことだから。
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