「若さ」が向いてない人間もいる

「若さは宝」だと刷り込まれてきたし、実際そういう面があるのもわかるけど、私には「若さ」は苦しいものだった。
それが30歳になってみてわかった。
いや、前に一時期「早くみんな（全体層）の年上になりたい」「年下向いてない」と言っていた頃もあったから、気づいてた時期もあったか。

いざ30代になってみて、20代よりも前向きな気持ちになれるとは思ってなかった。
やってみて分かること、なってみて分かること、これらは本当に馬鹿にできないなと思う。

20代であることの無意識の気負い、これがなくなって、身につけるものの選び方にも変化がでてきた。まだまだ変わるものなんだと驚く。

大事な人に「もう20代をやらなくていいんだと思ったらほっとした」という話をしたら、ちょっと安心したと言ってもらえて嬉しかった。

日本人だけなのか、他の国でもそうなのか程度はわからないけど、歳をとることを喜ばない大人があまりに多すぎて、私たちは希望を持てずにきたよね。

だから次の世代の人たちのためにも、私は毎年喜んでいきたいし伝えていきたい、歳をとることでどんどん生きやすくなる人もいるよって。

喜びといえば、やっぱり私の一番の喜びは、自分の言葉や話をしっかり受け取ってもらえること、その言葉が相手の役に立ったり、気を楽にできたらなお幸せだ。
そういうことを改めて思い出せたような、特別な１日でした。