体はつながっている

その昔、おばあちゃんが、ひどい風邪を引いたことがあった。
同居していた伯母さんが「本当にもうダメかと思った」と語るようなひどい風邪だったんだけれども、そのとき一緒に暮らしている猫(たしかミミ)も急に同じタイミングでひどく体調が悪くなった。
その後、おばあちゃんは何日か後に無事によくなって、同じときにミミも嘘みたいにけろっとよくなった。その話を聞いて、私は「痛み分けをして、ミミがおばあちゃんを救ってくれたんだな」と確信しました。

こういうのは、まず科学や医学では解明できない話かと思う。
それで、なぜこの話を思い出したかというと、最近似たようなことがあったのであります。

最近、友達に悲しいことがあって、それは私にも最近あったことなので、深く深く気持ちがわかることだった。
(その子は私とちょうど入れ替わるように気功に通い始めた子である。しかもその日は気功の後に会った)
その子といろいろな話、感情を共有し、しびれるくらい共鳴するような瞬間もあったんだけれども、その日に帰宅して、さてお風呂に入ったときに、お腹にわっと赤いポツポツが出ていたのです。

それを見たとき、とっさに、「これ私のじゃないな」と感じた。

毒出しでたまにはこういう症状もあったのだけど、しばらく気功にも行ってないし、自分の変化の心当たりがなかった。
これはきっと友達のを少しもらったんだな、と思って聞いてみると、やっぱりその子もその日の夜、お腹に「めちゃくちゃポツポツが出た」らしい。

自分で直感しておきながら、「ええ!それすごくない?!」と思ったんだけど、その子は私より自然に受け止めていた。すごいなと思った。私より自然に受け止めてんじゃん!

そもそも、私が気功にたどりついたのは、実は「野口整体」をキーワードとして検索していたことがきっかけなんだけれども、野口整体の野口さんは、本でまさにそのことを書いている。
体は触れていなくても、遠くにいても、同じ反応を示せることがある。

私は、「木は会話している」ということを大学のときに知ったのですが、木は言葉ではなく何かの成分を発することで、近くの木と会話し、たとえば木にとっての伝染病などの情報を共有するらしい。

それで、これまた別の話で、人の脳もつながっている、と知ったのは3年前くらい。ある精神科医の著者が、「ランニング中、なぜかこの道を通るときだけ、天変地異や災害のことが頭から離れずに不安になる」ことに気づき、不思議に思って調べたところ、そこは気象庁の前だったという話。
その他にもあげたらキリがないが、自分の経験と実感もあって、人の脳はつながっているのだと確信できた。

今日はとりあえずオチはありませんが、研究レポートのように、書きたいことをひとまずまとめてみました。


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