不器用と怒り

私の家族は
「不器用」の範囲を越えた不器用さで
それぞれの怒りや悲しみを
誰も受け取ることなく日々が過ぎていく

私は賢い人が好きだ
でも賢い人は怖さももっている

だからベッタベタのベタに
優しい人がいいな なんて 思ったのは初めて、だけど
男らしさも、強さも、賢さも
その優しさの中から勝手に私が見つけ出すから
別にいいよと思った

私はまだ怒っている
怒りを身にまとっている

人の怒りがこわい
人を怒らせてしまうのがこわい
でも私は怒っている人にも反論をする
わかってもらえないこともこわい
私も怒っているから

恥をかくことがこわい
恥をかくことをこわがると、できないことが多い
今は恥をかくことをこわがりながら
できることも増えてきたけど

私は
怒ってきた
恥をかいてきた
その怒りと恥に向き合うことが課題

課題が終われば、私は雲の上の晴れに向かい
怒りと恥を知る人に救いの手を

それまでは、ひたすら
自意識の海で溺れる

それでいいって誰かが言ってた
それでいいって

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