信じる過程
なにかを信じるというのは難しいことです。
今の時代は最初から疑っておくというのが基本のスタンスになっていますが、それでは自分が信じるべきものがなんなのか探しづらくなってしまいます。
そして、最初からなんでも疑ってかかる人の方が、1~2個の信憑性で簡単に信じてしまうことがあります。
白黒つけないと気がすまないというのは性格のひとつですが、何かを信じることは単純なことではありません。
物事はなんでも、段階を飛ばすことはできないです。
では、信じるものをえらぶ手順は以下の通りです。
①まず信じる
②やってみる
③学んでみる
④疑ってみる
これをくりかえし、それでも信じ続けていられるもの、好きだと感じるもの、自分に合っていて力があると思うものを、ひとまず信じられるところまで信じてみたらいいと思います。
それでいつか自分に合わなくなってきたら、やり方を変えてみたり、他のものも見てみて、自分が信じるに値するものかどうかをまた自分に聞いてみたらいいんじゃないでしょうか。
裏切られたり、騙されたりして、心を閉ざしてしまう場合もありますが、「疑うべきもの」があるのと同じように、「信じていいもの」もあるかと思います。
「まず疑う」のも自分を守る術ですが、それを途中経過に置いても遅くないのではないでしょうか。
洗脳や詐欺など、一度信じたら疑えなくなりそうでこわいと感じるのもあると思いますが、これはちょっとまた種類が違うかと思います。
信じるまでのプロセスに、疑うことを入れてもいいんだと思えれば、信じてみることも気軽に楽しめるのではないでしょうか。
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