私は天真爛漫です。
街を歩いてると、一人の見知らぬおっさんに話しかけられた。
「あんた誕生日いつね?」
‥‥ナンパ?
にしては誕生日からアプローチだなんて新手すぎる‥。
おっさんを凝視しているとその手には
え‥
占ってくれるの?(迷惑なんだけど)
おっさん「誕生日いつかって聞いとるったい!!」(恐い)
私「さ・・3月4日です・・」(震える声で)
おっさん「ちょっと待ってなよ!」(超分厚い誕生日占いの本をめくってめくって3月4日にジャストミートしようとしている。何この状況、お願いやめて。)
おっさんの手が止まった。(どうやらジャストミートした模様。)
おっさん「お前は‥‥」
おっさん「‥天真爛漫やな?」
…じゃねえよ。(心の声)
そう。私は天真爛漫ではない。
でも「天真爛漫ではないです。」と言えば、ドヤ顔のおっさんを悲しませることになる。
でも「はい。天真爛漫です(^-^)」なんて平気で言うような女が、果たしてほんとの天真爛漫だと言えるだろうか?(そんな女、ロクな女じゃない。持久走一緒にノロノロ走ろうねって言ったくせにゴール近くになって友達置き去りにしてガンガン突っ込んで走っていくタイプの女だよな。)
返答に困っていた。
おっさん「天真爛漫やな!?はよ答えんか!」(恐い)
私「…て、天真爛漫…です!(;_;)」(震える声で)
分かってる。占いの本ってさ、当たってるなーとかうっかり思っちゃうけどさ(^_−)−☆よくよく見たら、あれ?これ大抵どの人にも当てはまること書いてるwwみたいな。たまには外出して遊ぶのが吉❤︎とかさ。(あったりめーだろ\(^o^)/)
よく殿方に、「女ってそーゆー科学的な根拠もないことをなんで信じるわけ?」とかバカにされちゃったりするけどさ。私は得体の知れないものを信じる力って人間に備わっているとても高度な能力だと思う。「ある」ことを証明するのは簡単だけど、「ない」ことを証明するのは不可能だって言うじゃん?だったら、信じない人生より信じる人生の方が何倍もお得だよ。それに、そもそもそんなざっくりした表現も分かった上で当たるも八卦当たらぬも八卦よねって余裕な心持ちで私たちは占いを楽しんでるわけだし。天真爛漫?うん。実は私そうなのかも。。そんな気がしてきた。その誕生日占いの本もさ、書いた人、がんばったんだろうなって思う(^-^)思うけど、いくらなんでも天真爛漫って
ざっくりしすぎだろうよ。
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