とりとめのない日記【記録ではなく撮影自体が目的となってしまうこと】
こんにちは!宮村です。
先日、美術館にて感じたことをつらつらと書き留めておきます。オチはありません。
最近(?)は美術館でもスマホ撮影OKのところが多いようで、まぁ時代の流れから言えば許可されるだろうというか、むしろ飲食店なんかで撮影NGの看板を掲げている方が目立つ世の中だと思います。
美術館内では撮影OKの作品と撮影NGの作品が混在しており、NGのものには案内板でダメですよ〜ってことが示されています。
皆ルールに従ってNGの作品は撮らないのですが(素晴らしいと思います)、反対にOKの作品は多くの方がパシャパシャと…。途中から気になるのでイヤホン付けました。
知っている方も多いかもしれませんが、アメリカの心理学者リンダ・ヘンケルさんが発表した「写真撮影減殺効果」というものがあるそうです。ざっくり言うと写真を撮らないより撮った方が内容を忘れる、というものです。
その効果によると、美術館内でたくさん写真を撮っていた人は内容を全然覚えていないんじゃないかな、とも思います。
ただし、撮るだけが目的なのではなく、後から思い出すことが目的なのであれば、より記憶としては定着するのかな?とも感じました。
例えば写真フォルダを定期的に見返して、この作品はこうだったとか、あの絵はこれが良かったとか、そうやって何度も意識的に目にすることで記憶に定着させている…のだとしたら、効果的なのかもしれません。
話はそれますが、学校の授業で板書をノートに書き写すのではなく、スマホで撮ってまとめている学生も多いとか。一方で撮影禁止の先生・教授方もいるんだとか。
これも、単に撮ることが目的になってしまえば写真撮影減殺効果で講義の内容は忘れてしまうし、反対に定期的に見直して記憶に定着させるとか、書き写す時間を考察に利用するからこの方がよっぽど効果的だとかいろいろな考え方があるなと感じます。
そんなこんなで、今では一般的になった「スマホで記録すること」について考えさせられた日でした。
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