仕事で専門分野を持つこと①

以前もInstagramでお話しましたが、今回は専門分野を持つことについてお話したいと思います。

私の存在意義

仕事に慣れてきてルーティン化している毎日。
あなたはどうやってモチベーションを保ち、キャリアプランはどう考えていますか?

前回の話でも話しましたが、私は3年目まで自分だけに任された仕事なんてありませんでした。
自分の存在意義が分からなかったのです。

大好きな先輩が地元に帰ってしまった

2年目の下半期が始まった頃、大好きな先輩が結婚を期に仕事を辞める事になりました。
当時の私はお局の先輩とうまく折り合いがつかず、自分だけの仕事もなく、
お給料も満足行く額ではないのに、
何を糧に頑張ったらいいのか分からなくなってしまいました。

そんな先輩から皮膚科の仕事をもらった

先輩は私に素敵なプレゼントをして地元に帰りました。
皮膚科の専門外来の補助業務です。
最初は全く興味のなかった皮膚科。
当時は栄養学に興味があったので(今でもあります)、
淡々と仕事をこなしていくつもりでした。

本当のプレゼントはここからだった

相方の先生はとても穏やかで優しい方で、
動物看護師に寄り添って下さる方でした。
私が栄養学に興味があると話すと、
原材料の分析やカロリー計算の仕事を積極的に回してくれました。
そしてMOS(パソコン作業)が得意と知ると、診療に必要なリーフレットを作ってみないかと提案して下さり、その先生のサポートでリーフレットを完成させました。
今では院内の皮膚科医も使ってくれるようなものになり、リーフレットが完成して使われた時の感動は忘れられません。

他にも、病気や検査の解説、鏡検ができるようになってきたら始めは任せてダブルチェックするなど、大切に、大切に育てて下さいました。

皮膚科の看護師さんと思われるようになった

そうやって、皮膚科専門の先生や院内の皮膚科医に優しく育ててもらう内に院内で皮膚科やスキンケアが分かる看護師として認められるようになりました。
この時、やっと私の存在意義ができたと思えたのです。

今ではMOS関係や電子カルテ関係の仕事の担当としても働くことができています。

あなたは存在しているだけで大切な存在

本来、人間は存在しているだけで必要な存在だと思います。
とはいえ、中々それだけで自己肯定感や自分に自信を持つことは難しいことです。

職場でどのような存在でいたいのか、
どのように仕事を取り組んでいきたいのか、
そういうキャリアプランがあるからこそ、
自分の存在意義について悩むことも少なくなるのではないかなと私は考えます。
仕事にやりがいを感じられることにもつながるでしょう。

じゃあどうやって見つけるの

実際にやりたいことをやろうと思うととても大変だと思います。
特に自分がやりたいと思っていても経営者やスタッフに反対されている場合、途方もない労力が必要になるからです。

では実際に自分の役割をどうやって作るかですが
◯職場のニーズになっている分野にチャレンジする
◯自分のやりたいことが職場のニーズになっている職場へ転職する
◯自分のやりたいことが反対されているなら、職場にプレゼンしてやれるようにする

上から実現しやすく、下にいくにつれて難易度が高いですね。

◯職場のニーズになっている分野にチャレンジする

これは分かりやすいですよね。だってその分野がないと病院が回らないんですから。
このときのポイントはすごく嫌でないならばやってみることです。
人間不得意以外は意外と細く長く続けられるものですよ。

◯自分のやりたいことが職場のニーズになっている職場へ転職する

これも分かりやすいですね。
この時にポイントなのは自分のやりたいこと+αそれをやるだけのスキルがあること。
そしてそれをきちんと転職先にアピールしておくこと。
でないと入社してからやれなかったってことになるので要注意ですね。

◯自分のやりたいことが反対されているなら、職場にプレゼンしてやれるようにする

これはもうポテンシャルの高さが必要ですね。
あと気力。
私の職場の上司は入念に準備して今ではその技術をセミナーで伝えられるくらいのつわ者です。
やはり分野の技術だけではなく、外堀を埋めたり、プレゼン力を身に着けたりしていましたね。
それも熱意があればこそできるのだと思います。
そこまでの熱意を注げるほどのものかどうかというのもポイントになります。

見つけ方が分かったところで一旦区切ります。
次の記事はどうやって専門分野を持つかについてお話します。


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