おすすめ食レポ本

本日は、みやメシ応援隊が日ごろ食レポの勉強に使っている書籍の紹介をします。

1. 言葉にして伝える技術 田崎真也

「肉汁がじゅわっと広がってきますね」 「思ったよりもクセがなくて、食べやすいですね」 「秘伝のタレを使っているから、おいしいですね」 ……あなたは、こんな表現を使っていませんか? 

★現代日本人に必須の表現力 日々の生活や仕事のなかで、私たちが文章表現をする場面はますます増えている。これに加え、ブログやツイッターなどを通した自己表現を趣味にしている人も多いだろう。にもかかわらず、私たちは、表現力を磨くのための訓練をほとんど受けていない。つい、どこかで見たような文章になってしまう。レポートのような論理的な文章ならまだしも、「どう感じたか」を素直に書く文章は苦手、と考える人は多いだろう。飲食物に対する表現はその最たるものである。しかも、ただ、陳腐というだけではない。その表現の多くが、間違いなのである。 

★あなたの表現はズレている テレビのグルメレポーターが、ステーキやハンバーグの一片をほおばり、「肉汁が口のなかに、じゅわっと広がってきますね」と大げさにコメントするのを聞いたことがあるだろう。ところが、この表現は、実は肝心なところを何も言い表わしてはいない。その肉汁がいったい、どんな味か、どんな香りかが、まるで語られていないからだ。著者によると、私たちが日頃なんとなく「おいしい」を伝えたつもりで使っている表現は、およそ不完全なものばかりだという。それは、深く意味を考えずに常套句を使っていたり、先入観にとらわれて、本当はどうなのかを正しく言い表わせていなかったりするためである。

それでは、正しい感覚を取り戻し、言葉の数を増やすためには、どうすればよいか。世界一ソムリエが、表現力を豊かにするためのプロセスを明らかにしたのが本書である。












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