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「あがた森魚名義でのアルバムは次作で終了」宣言をしたあがた森魚さんの2020年QUATTROライブ

このたびの一連の引退報道を受けて、まどろっこしいタイトルになってしまった。

DOMMUNEでのあがた的引退記者会見とライブを、茶番劇のように感じた人もいるかもしれないけれど、わたしはやっぱり、あがたさんらしいなあと思う。

本当にめんどくさい人なんです(もちろん褒め言葉)。でも、そういう、あらゆる有象無象がとっちらかった宇宙から生まれてくるのがあがた森魚の音楽。だから、おそらく、みんなそれをわかって楽しんでいる。

まあ、山師ですな。

だけどだけど、「引退」を示唆してこのパフォーマンスを企画した人の中に、「いま、あがた森魚を聴かないでどうするよ」という強い強い気持ちをわたしは感じ取ったし、まったくそんな気持ちだし。だから、たくさんの人に見てもらえたらいいなと思う。

こらからライブが始まるけれど、配信でもしばらく見られるのでぜひ。

Twitterを見ていたら、初めてあがた森魚の音楽を聴く聴くなら『タルホロジー』がいいなんてつぶやいている方がいて、久しぶりに聴いたら、本当にとってもよかった。

ホテル花屋 カフェシアターニ 床屋燈カリ 灯シダスコロ

こんな詞を書けるの、あがたさんしかいない。

でも、50年で49枚のアルバムって本気ですごい。50枚じゃなくて49まい泉のってところも。

とりわけこの10年間で毎年1枚以上リリースって本当に大変なことだったと思う。

ありがとう、あがた森魚さん。

このライブの後、どんなことになるかはあがたさんのみぞ知る。

やらなくちゃいけないことから解放されたら、これからは好きな歌を気ままに歌って行ってほしいです。タルホさんみたいに。

そうしてあがたさんは宇宙に帰っていくのかなあ。

ともかく、もうすぐ始まります。

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