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学びを止めるな!

数十年前、自己啓発セミナーなど
誰かの話を聴く機会が多く
その中でいろんなものを学んでいた。

心理学にしても経済学にしても
深く学ぶきっかけになったのは
この頃に聞いた話に起因していると思う。

年を重ね、経験もそれなりに重ねた今
また同じ人の話を聴く機会がありたくさんの変化に気がついた。

若い頃に聞いた話はすぐに誰かに話していた
聞いた話を5人にすれば自分の言葉になると言われたからだ。

感動する話、驚いた話、ためになる話
全て「〜だったらしい」という
誰かから聞いたんだけど、ということを含めて

経験値が浅い頃はそれが当然のように話し
聴く方もそれはしょうがないよな
という聴き方だったに違いない。

だけど、時を重ね良い年をした大人が
いつまでも誰かから聞いた話ばかりしているのは
聴く方を飽きさせると感じた。

どんな人生であれ毎日が同じ生活ばかりではない
変わり映えがしなくても感じることは変わってくる

その「経験値」を話すことことこそ
言葉に重みが出てくるのだと、数十年の歳月を経て感じたのだ。

人はどんな人の話にのめり込むか
有名な人の話や成功話だけじゃなく
そこに自分を重ねることができると
よりリアルにその話の「核」になる部分に近づける

それが「経験」なのだ。

実はその話の中でより一層腑に落ちたのが
「自分の身近な人を大切にしなさい」
という話。

人は身近になる程「身内感」が増し
身近な人を大事にしなくなるという話から
私の長年の違和感が取り除かれたのだ。

全員ではないが知り合ってすごく仲良くなった人でも
一瞬で冷めてしまうことがある
それが私の人生の中で何度も起こっていた。

そしてそのことを私自身がおかしい(悪い)のだと思っていた。
その原因がわかったのだ。

最初はお互いが遠慮しているものの
仲良くなると身内のように接してしまい
「この位は言っても大丈夫だろう」とか
「こんなことで怒りはしない」と
つい言い過ぎてしまったり
軽く考えてしまうこともある

身近な人ほど自分のことを理解してくれる
と思っているからだろう。

「親しき仲にも礼儀あり」

それはお互いの価値観が一致しても
適度な距離感を保たないといけない(私は)だと
話を聞いていて悟った。

もちろん人によって違うと思うので
あくまでも私の経験からの話だけど。

話を聞いて受け売りのように話すことも最初は必要だが
なかなか薄っぺらい話にしかならない。

そこに自分の経験値を重ねると
言葉に重みも出てくる

またこんなことも思い浮かんだ。
私の身近にいる本が好きな人の話。

本を読むのが得意な人は
本からの情報を「自分の知識だ」と言わんばかりに
「あの本に書いてあった」
と話を始める。

だけど、どうしてもその情報が薄っぺらく感じてしまっていた。

もちろん本からの情報も立派な情報であり
時空を超えて学べるものもあって
中にはネットにある情報や今の教育機関の中にる最新のものと
よく似たものもあり
大切なことは形を変えてまた巡ってくるのだ実感さ赤れるものもある。

大事なことは
その情報をどう活かすかということ
そこに経験値を重ねることや
その情報から未来を想像することで行動が促される。

その行動から生まれる経験から
学びが生まれ未来が作られる。

学びとは誰かから聴くものも
本を読み自分から学ぶものも全て
そのあとの「経験」によって
自分の血となり肉となるのだと実感した。

そしてその情報をいつもアップデートしておくということも
大事なこと
たとえ同じようなことが巡ってくるにせよ
状況が変わればアプローチも変わってくる

だから私は今日も話を聴くし本も読む
学びは止めない

そして歩き出す
自分の仲に「経験」を貯め周りの活かすために。

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