見出し画像

百恵ちゃんについて・・・

 今回は硬い話ではなく、最近、自分が感じている話になります・・・
 最近、早朝にBS-TBSで百恵ちゃん主演のドラマが放映されています。百恵ちゃんに比較的近い世代の私としては、当時を振り返るととても懐かしく、早朝にもかかわらず思わずそれを見てしまいます。
 それにしても、山口百恵という人、今なおテレビや週刊誌などで話題となることが少なくなく、その内容に否定的なものもほとんどないように思います。たった7年半ほどの活動で、しかも、今から40年以上前に引退したにもかかわらず、なぜ、山口百恵という人は今なお人々を引きつけるのでしょうか。かくいう私も、昔のドラマを見始めてから、百恵ちゃんの昔の音楽も再び聞くようになっており、今も百恵ちゃんは色あせていないという思いです。

なぜ、ここまで人を引きつけるのか・・・

 百恵ちゃんは歌手として、または、俳優として、とても濃厚な芸能生活を送ったとはいえ、それもたった7年半ほどというとても短い期間です。大人の7年半なんてあっという間です。なのに、その記憶は40年経っても失われていません。
 百恵ちゃんのルックスや演技力、歌唱力が素晴らしいとはいえ、他の芸能人よりも大きく秀でているとは感じられないという見方もあるのですが、その上で、ここまで多くの人を引きつける理由は、もはや、細かい理屈では解決することができないのではないかと思います。いい映画やドラマ、歌に恵まれたということもあったでしょうし、事務所の売り出し方がうまかったということもあったのだと思いますが、たとえ、そうだとしても、デビューからこれまでの間、愛されている理由としては、それだけでは弱いように思います。
 百恵ちゃんは、いつも元気いっぱいという感じはそれほどなく、個人的には少し影を感じる部分もありました。そういった少し謎めいた部分も人を引きつける要素だったのかもしれません。また、百恵ちゃんのドラマや歌には悲しい要素を含んだものが少なくありませんでしたが、それと実際の百恵ちゃんを結びつけたのかもしれません。多数のドラマや映画での共演後に三浦友和との結婚に至った経過も、それ自体が山口百恵物語のようで、その後、さらに人を引きつけることなったのかもしれません。芸能界から見事に身を引いたことも、その後の輝きを失わなかった理由かもしれません。
 デビュー当時は幼く見えていたのに、途中から一気に大人びた感じになったのもとても印象的でした。当時から女性のファンが多いように思われたことに、もしかしたら、その答えがあるのかもしれませんが、結局のところ一番は山口百恵という人が持っていたカリスマ性のなせる技ではないかと思っています。少なくとも私の中では、山口百恵という人は芸能人の中では別格の存在で、その後これまでそれを超えるような人は出ていないのだと思います。

最後に・・・

 あれだけスパッと芸能界を引退できた百恵ちゃんの精神力も、ある意味賞賛すべきものといえます。最近、「冬の色」や「湖の決心」など初期の歌のほか、「山鳩」や「秋桜」、「いい日旅立ち」など、少し悲し目の歌ですが、百恵ちゃんの声をよく聴いています。まとまりのない話になってしまいましたが、とにかく、これからも引き続き百恵ちゃんのドラマや歌を楽しんでいこうと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?