『 ありがとうって いわせて 』
「タツコン超」に出展中の作品解説です。
長々と書いてしまったので、お時間がありましたら読んで頂ければ幸いです。
今年のテーマは『魂(soul)』ということで。
悩みながらも自分の魂を覗きこむと、魂をかけて心の底から今、伝えたいことがありました。
それは『感謝の気持ち』です。
今回の作品は、自分の歴史という側面もあります。
私はもう6〜7年ほど、タツコンに出続けていて。
その長い時間の中で、沢山のことを学ばせて頂き、多くの気持ちや感想を届けて頂きました。
そういった背景も踏まえつつ。
手前のライオンは私自身を自己投影した姿です。
傍の木は、多くの存在が私を育ててくれたように、太く大きく育ち枝葉を広げ、沢山の実りを結んでいます。
様々な個性の仲間とのご縁もつながりました。
心地良い風が髪を撫で、私の気持ちを運びます。
遠くの観覧車は心象風景のようなもので、楽しい嬉しい、そんな気持ちを表しています。
そこから感謝の気持ちが膨らんで、風船になって遠く空に飛び立ってゆく。
そういった、自分自身の物語で構成した作品です。
そして一番大切なこと。
それはどうして今、感謝の気持ちや「ありがとう」の言葉を伝えたかったのか、です。
私的な事になりますが、去年長年連れ添った愛猫が突然死というかたちでこの世を去りました。
そこで思い知ったのです。
お別れの挨拶が出来ること、感謝の気持ちを伝えられることは、当たり前のことではないのだと。
生きている間に、相手に気持ちを伝えられるということは、とても貴重で美しく、尊いことなのだということを。
今回の『タツコン超』で、私のタツコンチャレンジは最終回です(年齢制限があるので…)
そんな最後という節目だからこそ、今、伝えなければと。
みんなみんな、ありがとう、さようなら。
…きっとまた会いましょうね。
私の魂の底からあふれる、ありがとうの気持ちが伝わりますように。
作品を見た人の心に届きますように。
そんな願いと祈りをこめた作品です。
みやこ
🌷おまけ🌷
作品の中に出てくるたくさんの動物たちは、タツコンに出ている作家さんたちにちなんだ動物だったりします。
作家さんが飼っている(もしくは飼っていた)動物だったり、よくモチーフにしている動物だったりと、関連性は様々ですが。
これらは、出会った作家さんたちへの、私なりの感謝の気持ちでもあります。
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