クトゥルフTRPGログ『玩具箱からの脱出』

もよ(@moyoko9000)さん発案によるツイッターTL上でのTRPG=TLRPG(タイムラインロールプレイングゲーム)初のテストプレイログです!
プレイヤーはわたしがやらせていただきました!

シナリオはこちらで公開されています


もよGM(以下“もよ”):TL小説とTRPGを組み合わせたなんか TLRPG(タイムラインロールプレイングゲーム) テストプレイ をやるよー!
シナリオはオリジナル『玩具箱からの脱出』だよ PLは みや だよ 実況タグ #TLRPG_box1 なのでワイワイしてもいいしミュートにも使え実際便利!
では早速軽く自己紹介お願いします!

天宮みそら(以下“みそら”):「天宮みそら、“あまみやみそら”と申します!どんな謎が立ちはだかろうと最後まで諦めない…熱い心で必ず生還して見せます!うおおおおおおおお!!」

【1日目】

もよ:TLRPGシナリオ: ~【玩具箱からの脱出】~
(これまでのあらすじ) いつもと特に変わらないある日のこと。今日もとても疲れた「あなた」はフートンに飛び込み死んだように眠り始めました…

…目が覚めるとあなたは見知らぬ部屋の真ん中で1人倒れていました!

そこは立方体の空間で、まるで子供部屋です。 壁の 3面 にはカラフルなネコさんやキリンさんなどの動物が可愛らしいタッチで描かれています。
残りの壁は一面の鏡です。 天井はペンキで描かれた青空のようです。また、部屋にはたくさんのおもちゃが散らばってます。

人間の腕ほどの大きさの『メカメカしい腕』、先ほどから同じレールの上をぐるぐる回っている『おもちゃの電車』、そして『ラジコンヘリ』、最後に『ともだちロボット』の箱です。

●room1【玩具箱の中】
・『メカメカしい腕』
・『おもちゃの電車』
・『ラジコンヘリ』
・『ともだちロボット』の箱
・『鏡の壁』

(ハウスルール:電気修理失敗したらダメージ【1d3】)

あなたはこの部屋の謎を解き無事脱出できるでしょうか!?

みそら:「zzz…うぅ…ん…むにゃ…ここは…?私のベッドは…?こんな固くて冷たいところじゃとても安眠できないのです…」
「…って、なんですかここは!おもちゃが色々あるのは嬉しいですが…なぜ私はこんなところに…サプライズパーテイーとはとても思えませんし…むむ…」
「…ま、まさか謎の組織による誘拐…?だとするとこれは…私の緊張をほぐすための罠…!…ふふふ、ですが甘いですね…天宮みそらがそのような幼稚な罠にひっかかると思ったら大間違いです!早速行動開始!こんなところとはすぐにおさらばなのです!」
「まずは…と…そうですね…出口が無いかあらためて確認してみましょう。もしかしたら案外簡単に出られるかもしれないですからね」壁を軽く叩きながら確認します

もよ:あなたは壁を叩こうとして…なんと!あなたの右腕が、肘から下がすっかり無いことに気がつきます!!!【アイディア】

みそら:CCB<=75 COC アイディア
Cthulhu : 失敗 < 76 < (1D100<=75)

もよ:右肘から下はなにやら数本の電気コードが伸びています…があなたは特に驚きませんでした。 (あなたは今右腕がないので手を使う技能は能力-10しか出せません!)

みそら:「…これは?ふむ…なるほど。どうやら認識をあらためなくてはならないようですね…まさか私が既に改造人間だったとは…!ですがこれはむしろ願ってもいないこと…それならばここを脱出することも容易いはずです!生まれ変わった天宮みそらのパワーを見るがいいのです!!」ペンキの壁を殴りつけます

<観客席>
もよ:こぶし?(-10だけど…)それともRPだけにする?
みそら:RPだけですね…諦めて別のことに向かう感じにしたい
もよ:おっけー!

もよ:あなたは残った左腕で壁を殴りつけます!が機械で壁を殴る音がむなしく部屋に響くだけでした……

みそら:「ぐっ…!だ、ダメですか…!右腕も無いし…私の改造手術はまだ不完全…それゆえに真のパワーを発揮できていない…そういうことでしょうか…右腕…そういえば!」メカメカしい腕に駆け出し、拾い上げます
「これです!右腕!これがあればきっと…しかし…道具も無いですし今の段階で完全な処置が可能なのでしょうか…他になにかありそうなところ…そうです、この箱の中は…?」『ともだちロボット』の箱の中を見てみます

もよ:『ともだちロボット』の箱の中には……子供の頭くらいの大きさの…なんか電脳マトリョーシカみたいな形のロボットが1台、そして3枚のカラフルな『ディスク』、そして【説明書】が入っています。 <目星>とかで調べられそう。他のRPでもいいよ。

みそら:「む…工具は…ここには無さそうですね…しかしこれは…面白そうなおもちゃなのです!!きっとこのディスクで様々な機能が…はっ!いけません、まずは説明書をきちんと読むのが礼儀ですからね…どれどれ…」目星で振ります

みそら:CCB<=90 COC 目星
Cthulhu : 成功 < 34 < (1D100<=90)

もよ:説明書はしわくちゃですが読めました!
【説明書】 電池(単4×2)を入れて電源ボタンを押せばあなただけの『お友達』が生まれるよ!
ロボットはいっぱいお話して成長するよ!いろんなことを教えてあげよう! 『技能ディスク(別売)』を使っていろんな技能を使おう!何度でも使えるぞ!

<観客席>
もよ:「電脳マトリョーシカってなんだよ」
じゃす:「GMすらわからない電脳マトリョーシカSANチェック案件では?」
みそら:「きっともふのことだよ」
もよ:「こういう…?」

みそら:「なるほど…これを元にサイバーみあるもふかきたいね…」

みそら:「ほほうこれは…!コミュニケーション型のおもちゃですか!良いですね!新生天宮みそらのパートナー!共にこの邪悪な罠を粉砕し、あったかい我が家へと帰るのです!マトリョーシアンゼーーーーーット!!起動!!承!!!!認!!!!!」
スイッチを入れます

もよ:…………。………電池が入っていません………。
…あなたは電源ボタンを押した時、ロボットの背中になにやら溝のような…細長い穴がついていることに気がつきました。【アイディア】

みそら:「……ってアレ?ひょっとして電池別売りですか?もーーーー最近のおもちゃは世知辛いのです…テスト用電池を準備してくれないなんて…はぁ…ん?そういえばこの溝…これはなんのためのものなのでしょうか…」よく見てみました

みそら:CCB<=75 COC アイディア
Cthulhu : 成功 < 22 < (1D100<=75)

もよ:このロボットの背中には薄い板(例えば一緒に入っているディスクとか)を入れられそうな隙間があることにあなたは気がつきました!
また、機械に慣れ親しんだあなたなら、【工具セット】があれば好きにパーツを組み合わせたりといった魔改造もできそうです!!

みそら:「この穴…恐らくこのディスクをここに入れてこの技能ディスク、とやらを発動させるのでしょうね…それにこの子の手足…すっごく拡張性が高い!きっと色んな改造し放題です!うふふふ…」
「…しかしまずはわたし自身の腕を治さなきゃ…そしてそのための道具…まぁまずはこの子のための電池が必要ですね…電池…ふふ、あるじゃないですか、おあつらえ向きのものが!」そう言うと『おもちゃの電車』へと向かいます。このおもちゃを止めて電池を抜きたいです

もよ:あなたは電車のおもちゃの近くに向かいました。白色REDが眩しく光る電車のおもちゃです。
あなたが電池を抜こうと近づくと、電車のスピードが急にあがりました!!……しかしレールの上をぐるぐる回っているだけなのですぐ捕まえられそうです。

みそら:「む…今、スピードが急に上がったような…なんらかのトラップでしょうか…しかし!このパーフェクトサイボーグ天宮みそらがこれしきの事でひるむと思ったら大間違いです!はぁっ!!!!」電車を捕まえようと左手を伸ばします!

もよ:電車は逃げようと車輪を一生懸命をぐるぐる回しますがあっさり捕まってしまいました!!あなたは……?

みそら:「ふふふ!残念でしたね!…しかしやっぱりこの電車、まるで意思を持ってるみたい…明らかに私から逃げようとしていたような…うーむ…」電源を切る前に目星でじっくり見てみて良いですか?

もよ:【目星】どうぞ!

みそら:CCB<=90 COC  目星
Cthulhu : 失敗 < 95 < (1D100<=90)
みそら:えぇ…

もよ:あなたは電車のおもちゃの先頭車両に、普通電車にはついていないような……細長いパーツが……ついているような……?
なんとなく違和感を感じました。電車はまだ暴れています。

みそら:「…むー…やめました。こんなに抵抗してるんですし…電池は他のところを探すことにしましょう。ほら、戻りなさい」電車をレールに戻してやります

もよ:電車はあなたのことがちょっと気になったのかあなたに近づこうとしました。が既にレールの上でした………ぐるぐる………
ところでレールの近くに電車の電池蓋が落ちてます。さっき落としちゃったかな?

みそら:「おやこれはさっきの電車の…そういえば径はいくつだったのでしょう?確認してみましょう」蓋に電池の径が書かれていないか見てみます

もよ:書かれていました!単4です。 しかも2本使うっぽい!

みそら:「単4でしたかー…しかも2本…バッチリですね…むう…やっぱりどうにもならない時は譲ってもらうとしましょう…とりあえずこのままだといつ電池が外れるか分からないですし戻してあげましょう」電車を捕まえて蓋をつけてあげようとします

もよ:電車はあっさり捕まりました! あなたは電車をひっくり返して気がつきます。

……なんとこの電車には電池が入っていない!!

みそら:「…?電池が…無い?……すっごーーーーーーーーい!!!!えぇ!?なになに!?なんですか!?じゃあキミ、一体どうやって動いてるのです!?太陽光エネルギー受信アンテナ!?それとも重力波アンテナ!?ひょっとしてデュートリオンビーム!?」みそらは興奮して良くわからない事を喚きます

「…まぁとりあえずキミから電池を抜く必要はなくなったようですね。安心しました。そういえばなんだかさっきちょっと変わった動きしてたし…もしかしてこの子…ねぇキミ、もしかしてレールの上から出てみたかったり…しないです?」電車をレールから地面に置いてもいいでしょうか?

もよ:あなたが電車を床に置くと、電車は自由に部屋の中をぐるぐるまわります!
嬉しそうな電車を見ながらあなたは……ところで電車ってこんな形だったっけ…?とも思いました。

みそら:「おぉ!やっぱり!そっかそっか、さっきは急にさわられそうになってビックリしてしまったのですね…うむうむ…動物も急に手を出すとビックリして逃げようとしますもんね…反省しないとです…」電車の形状にちょっとした違和感も感じていますがそれがなんなのかは分かりません
「しかし…この電車くん…デスティニーハヤブサガインもダメだったとすると…あと残されたのはあの『ラジコン』ですか…」ラジコンを確認しに行きます

もよ:あなたはラジコンを見に行きました!空を飛ぶヘリコプターのラジコンです。工具一式もセットで置いてあります! ここで【目星】

みそら:「こっこれは!工具セット!これがあればグレートマトリョダイザーの改造も…!っとまずその前に動力を探さないとですね…」ヘリの周辺を【目星】でじっくり確認します

みそら:CCB<=90 COC 目星
Cthulhu : 成功 < 85 < (1D100<=90)
みそら:ギリギリ成功!みそらちゃん危ない橋を渡りすぎる!

もよ:ラジコンヘリの箱が落ちています。 色々改造してパーツを増やして遊べそうな、大きなお友達が好きそうなラジコンのようです。
結構重いものも運べる凄いヤツだよ!! 電車くんはあなたの後ろについてきてます。

みそら:「ふむふむ…このラジコンも自由度が高そうな構造をしていますね…この子とグレートマトリョダイザーを合体させれば…うふふ……っとそれどころじゃないです、まずは電池を探さないといけませんね」箱を開けて中身と電池を確認します

もよ:ラジコンヘリは確かに改造の自由が高いファンうひひな代物です!!
………肝心の電池は入っていません……。ついでに必要なのは単4だよ。
一方電車は何回も頭をこつこつラジコンの箱にぶつけています。

みそら:「くっ、ここもダメでしたか…さすがにこれは…万事休す…でしょうか…っと、どうしたんですか?デスハイン?」電車の頭部の形状をもう一度確認してみてもいいですか?

もよ:【目星】どうぞ!【知識(EDU×5)】でもいいよ!!

みそら:CCB<=80 COC EDU16×5
Cthulhu : 成功 < 65 < (1D100<=80)
みそら:前回目星失敗しちゃってたのでEDU×5にした!成功

もよ:あなたは先ほどまで感じていた違和感の正体にやっと気がつきました!
電車の頭には【青い印のついた太いアンテナ】がついています!!!電車にこんなパーツはないはず!電車がこつこつぶつけているからちょっとおせば外れそう……。

みそら:「これ…!そっか!なんで今まで気づかなかったんだろう…!このアンテナ…デスティニーハヤブサガイン…これ、ちょっと確認させてもらってもいいですか?」電車を手に取り尋ねます

もよ:電車は白色REDをちかちか光らせて何か言いたげです……
……あなたが電車を手に取ったその時!!ポロっと青アンテナが外れてしまいました!!
とたんに電車のREDは消え車輪も動かなくなってしまいました……

みそら:「あ…!そ、そんな…デスティニーハヤブサガイン…うぅ…せっかく仲良くなれたと思ったのに…でも…この子が今までひとりで動いてたのはこのアンテナのおかげなのでしょうか…ならひょっとして…」『友達ロボット』のところに向かいこのアンテナを取り付けたいです

もよ:【電気修理(右手がないので-10)】でできます!!失敗したらダメージ【1d3】ね!

みそら:CCB<=70 COC 電気修理-10
Cthulhu : 成功 < 58 < (1D100<=70)

みそら:「ぐぬぬ…利き腕が無くってやりづらいことこのうえないです…!でも…これで…どうだぁっ!!」

もよ:あなたは左手のみで青アンテナをともだちロボットに合体させました!!
すると………ロボットからはぴぴぴ、と音がなり、ピコピコ光り……スタンバイモード になりました!!

みそら:「おぉ…!よし、あとはこの技能ディスクを使えば起動させられるのでしょうか…?」説明書と技能ディスクを確認します

もよ:【説明書】 電池(単4を2本)を入れて電源ボタンを押せばあなただけの『お友達』が生まれるよ!
ロボットはいっぱいお話して成長するよ!いろんなことを教えてあげよう!
『技能ディスク(別売)』を使っていろんな技能を使おう!何度でも使えるぞ!
『技能ディスク』は3枚入っています。プラスチック…?でしょうか、よく分からない素材でできた板でのようです。
それぞれ油性マジックで文字が書いてあります。読めるよ。

みそら:(あっそっかあと電源ボタンで起動か!ゴメンネ!)読みます

もよ:不思議な素材でできたディスク3枚にはそれぞれ……

・『応急措置(65)』ディスク
・『脳復元手術(90)』ディスク
・『脳分離手術(90)』ディスク

と書いてあります。>

みそら:「…なんだかずいぶん物騒な名前のディスクばっかりですね…これ、なんに使うのでしょう……とにかく電源を入れてみるとしましょう!」
みそらは電源ボタンに手を伸ばします…!

◇遂に起動したロボット!!この部屋の謎とは?電車とは?みそらの腕はどうなっているのか!?そして彼女は無事脱出できるのか!!?◇
【2日目へ続く!!!】>>>

【2日目】

もよ:(これまでのあらすじ) 高校生 天宮みそら は気がつくとたくさんの玩具が転がる子供部屋のような場所に閉じ込められていた!
みそらは探索によってロボットと青アンテナを発見し、魔改造合体させた!すると電池が入っていないはずのロボットが反応して……?

◇「……とにかく電源を入れてみるとしましょう!」みそらは電源ボタンに手を伸ばします…!◇

みそら:「このおでこの部分が起動スイッチなのですね!いざ…!!…と…?」
不意にみそらはそのまるっこいボディに記された刻印に気づきます。そこには“MOF-9000T/O”と記されていました。
それを見たみそらはなにか電撃的なひらめき、これだ!という感覚を覚えます!(ピキュリン!)

「あなたの名前は…真・モフットカイザーDHG!!デスティニーハヤブサガインと…私の想いを…!融合!アイゴー!ヒアウィーゴー!変えるぜ!!運命!!うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!ぷろぐりゃむ・どらぁああああああああいぶっ!!!!」ぽちっ…


もよ:みそらは電源ボタンを押しました!\ぽちっ!!/ …ロボットからなんだか明るいファンファーレが流れ、ランプがぴろぴろ光り…
液晶モニターからは『HELLO WORLD!』という文字が現れ点滅して消えました。そして……?

['▽']『こんにちは!』喋りました!!

みそら:「はじめまして!あーあー、私の声、聞こえるですか?」

もよ:ピロロロ……『最初からずっと聞こえてましたよ! あなたが来るまでわつぃは……この部屋に閉じ込められて……ずっとぐるぐるぐるぐる……! あなたのおかげでちょっと自由になれました!アリガトウ!アマミヤミソラ』

みそら:「…!!そうでしたか!じゃあ、キミは…!うふふ、良かった…お別れ、しなくて済んだんですね…!でも私、キミにもっと相応しい名前、思いついたんです!キミの名前は真・モフットカイザーDHG…略して“モフット”!…あらためましてよろしくですよ、モフット!」モフットの小さな手と握手します

<観客席>
みそら:天宮みそら&モフット(じゃす電脳マトリョーシカ要素も入れたかったけど果てしなく無理だった)



もよ:モフットと呼ばれたロボットとみそらはお互いの機械の手で小さく握手をしました。
『よろしく、アマミヤミソラ 今はわつぃもあなたもこんな姿だけど…私早く人間に戻りたいわ!早くここから脱出しましょう』

みそら:「人間に…?そうでしたか…モフットもここの非道な実験で身体を奪われて…!でも、それなら話は早いです!私たちの目的は同じなのですから!共にここから脱出する方法を探しましょう!それで早速なのですが、モフット、キミには大事なお願いがあります」
「私のこの右手…どうやら改造手術が不完全でこの部分が接続されておらず、わたしは本来の力を発揮することが出来ずにいます!
これからこの右手を直そうと思うのですが…モフット、キミにはこの“応急処置ディスク”で私が失敗して怪我をした際の手当てをお願いしたいのです。出来そうですか?」

もよ:『オウキュウショチ!わかりました、70%の確率で問題なくできるでせう』
モフットはぴろぴろ光りました。

みそら:「よし!お願いしますね!1人では厳しい作業でしたが、相棒がいれば…!いざ!ビルドアップ!!」機械修理(-10)で腕の接続をこころみて良いですか?

もよ:どうぞ!

みそら:CCB<=70 COC 機械修理-10
Cthulhu : 成功 < 46 < (1D100<=70)
みそら:成功!「お…おぉ…出来た…出来た!モフット!どうですか!ちゃんと動いてますよね!」みそらは右手指をわしわしと動かしモフットに見せます

もよ:『動いてます!ピッタリですね』ぴろぴろ音がなります。嬉しそう!
※あなたの能力が元に戻ります。なおこの腕は自由にまた外すことができます。(自動成功)

みそら「ふふ…!アリガト!モフットが見守ってくれたおかげですね!よしよし!それじゃあ…もう1つお願いがあります。モフット、どうやらキミの手足はとっても拡張性が高く、様々なパーツをつけかえることが出来るみたいなんです」
「今のところ出口が見つけられずにいるこの空間からの脱出には…おそらくキミの協力が必要不可欠なはずです。ですからこれからキミのからだを少々改造させてもらう事になると思います。ちょっとくすぐったいかもしれませんが…良いでしょうか?」

もよ:『わかりましたどうぞ!わつぃ早く外に出たいな!』

みそら: 「アリガト!そうですよね…2人で一緒に必ず脱出しましょう!それじゃあ早速…このラジコンとキミを合体させます!そしてこの部屋の上空に怪しいものやなにか脱出の手がかりが無いか探ってきて欲しいのです!」モフットとヘリを合体させたいです。機械修理?

もよ:機械修理(ロボットとラジコン)どうぞ!

みそら:CCB<=80 COC 機械修理
Cthulhu : 成功 < 52 < (1D100<=80)

みそら:成功! (ガチャガチャガチャガチャ…)「よし!出来ました!ドッキンオン!大空翔る新たな力…スカイファイヤーモフットの完成です!」

もよ:スカイファイヤーモフット!それはモフットがみそらの魔改造により手に入れた力だ!!空を自由に飛ぶことができるぞ!

『では早速……』モフットに繋がったプロペラが回り、体が浮き上がりました!!

みそら「おぉー!思ったとおりすごいパワーなのです…!よーし!ではさっき言ったようにこの部屋を上空から確認してなにか怪しいもの!脱出のてがかりが無いか報告してください!お願いしますねー!!」
ぐんぐん高度を上げていくモフットに対し地上のみそらは両手を振って応援しています!

もよ:ブルルルル……… 『えーっと…地上でわつぃ達が見たもの以外に新しいものは……あっ!』鏡の壁に近づいて言います
『壁のここに開きそうな扉があります!』 モフットが地上4mほどの高さで空中をぐるぐる回っています。

みそら:「おぉ!やはり脱出ルートは上…!そうだ、そういえば私その鏡確認してませんでした!今私もそっちに行きますね!」みそらも鏡の壁の方にかけよります。なにか処理は発生しますか?

もよ:あなたは鏡の壁に向かって駆け寄りました!あなたの身体が鏡に映ります。
……今のあなたの姿は……どう見ても『全身』が金属性の人型ロボットです…。【アイディア】

みそら:CCB<=75 COC アイディア
Cthulhu : 成功 < 46 < (1D100<=75)
みそら:成功…!「……!!」鏡にうつった自らの姿にみそらも息を呑みます

もよ:鏡に映った女の子の形をしたロボットは、まるで生きている人間そっくりに『息を呑む』動きをしました。
あなたはさらに、自分の頭に生えているのは、アホ毛ではなく、【赤いアンテナ】であることにも気がつきました! 【SAN値1/1d4】

みそら:CCB<=60 COC SAN
Cthulhu : 失敗 < 93 < (1D100<=60)
みそら:1d4 COC
Cthulhu : 4 < (1D4)

みそら:最大ダメージ受けたーーーー!?現在値56です…
自らの姿をあらためて見たみそらはショックで叫び声をあげそうになります…が、すんでのところでこらえました
(モフットも『人間に戻りたい』って言ってました…一緒にがんばるって決めたんだからここで私がショックを受けてなんていられません…!)
「…ごめんなさい、お待たせしちゃって。モフット!そのままその扉を開けてみてください!調査続行です!!」

もよ:モフットは扉の回りをぐるぐる飛んだり、青アンテナを扉にコンコンぶつけたりしてみたりしましたが……
『うーん…開きません!アマミヤミソラ、地上には何かありませんかー?』

みそら:「なにか…この工具セット…ではダメなのでしょうか…うーん…ちょっと待っててください!」鏡含めた壁にスイッチなどの見落としが無いかあらためて確認します

もよ:あなたは鏡の壁に、なんとボタンがあることに気がつきました!分かりやすく【開】と書いてあります。押せそうです。

みそら: 「あっ、ありました!きっとこれですね!よーし!オープン・ゲット!なのです!!」ぽちっ!「どうですかー!?」

もよ:ぴぴぴ…とあなたの頭上で、幅60cmほどの扉がゆっくり開き、がしゃんと音をたてて止まりました!…あなた達はギリギリ通れそうな大きさですが…
地上にいるあなたは穴の位置が高すぎて通れません。 『穴の向こうは……?うーん暗闇でここからはよく見えないでう!』

みそら: 「暗闇…そうだ!モフット!一度戻ってきてください!私に良い考えがあります!」

もよ:シュルルル……『なんでしょー?』戻って来ました

みそら:「じゃん!これです!ヘリに続いてキミにさっきまでの体…デスティニーハヤブサガインを合体させます!新幹線はヘッド部分にライトがついていますから、これで暗闇の中も多少見渡せるようになるはずなのです!」機械修理で合体させたいです

もよ:ロボット+ラジコン+電車ね? 機械修理どうぞ!

みそら: CCB<=80 COC 機械修理
Cthulhu : スペシャル < 15 < (1D100<=80)

みそら:スペシャルだー!!いえす全合体!「3つの力がひとつになって…よーし!完成です!空と大地を貫く無敵の弾丸!アストロトレインモフット!!!」

<観客席>
みそら:ア ス ト ロ ト レ イ ン モ フ ッ ト ! !
(実はDHGの記憶を受け継ぐと思ってなかったからまず最初にDHGを接続しよう!と思っていたのでヘリ部分はついてません)

もよ:アストロトレインモフット!!それは地と空の力を組み合わせた新しいモフットの姿だ!光るし飛ぶぞ!!
『これで扉の向こうを調べればいいですね?』モフットが聞いてきます。

みそら:「はい!でも、もしこれでもダメなら…その時は一緒にまた考えましょう!大丈夫!2人で一緒に脱出するって約束したんですから…私とモフットが力を合わせれば、きっとなにか良い方法、見つけられます!それじゃあ、お願いなのですよー!」モフットを空へと送り出します

もよ:モフットはLEDをちかちかさせながら窓の向こうの暗闇に向かい飛んで行きます…… 壁の向こうからモフットの声が聞こえます
『……ええとなんだか機械……?があります、あと箱…?光ってて…?……おや?』

みそら:(機械…箱?隣の部屋には一体何が…?とにかく脱出のための手がかりを…モフット…私の相棒なら、きっと見つけてくれます!)

◇暗闇に覆われた部屋には一体なにが隠されているのか?モフットの言葉の真意とは?みそらは自分の身体を取り戻せるのか?◇
【3日目へ続く!!!】>>>

【3日目】

もよ:(これまでのあらすじ) 高校生天宮みそらはふと気がつくと機械の身体となって玩具箱めいた部屋に閉じ込められていた!
そこで出会ったお喋りロボット「モフット」 と得意の魔改造ぢからで部屋の謎を解くみそらは、ついに隣の部屋へと繋がる扉を見つけて……?

◇モフットはLEDをちかちかさせながら窓の向こうの暗闇に向かい飛んで行きます…… 壁の向こうからモフットの声が聞こえます
『……ええとなんだか機械……?があります、あと箱…?光ってて…?……おや?』◇ 【幸運】>

みそら:CCB<=60 COC 幸運
Cthulhu : 失敗 < 81 < (1D100<=60)
みそら:ぐぬぬ…!みそらちゃん幸運はそこまででもない…失敗です!

もよ:『あれっ…?(ドカン!)きゃあ!!』あなたには鏡の壁の向こうでロボットが何かにぶつかる音が聞こえました!
その直後、鏡の表面、壁全体ににザザッとノイズが走り……なんと壁一枚がまるでガラスのような素材になりました!あなたからは部屋の中がよく見えます……

子供部屋の光で照らされたこの隣の部屋は…先ほどの部屋の半分ほどしか面積はありませんが、不思議な機械がたくさんひしめきあっているせいで大変狭く見えます…。

部屋の中央に大人が1人中で寝れそうな大きさの、『ケーブルが生えた白箱』が2つ並んで置いてあります。 さらにそれとは別に不思議な機械が2つあります。
それぞれアンテナが生えています。 他にはよく更衣室にあるような『ロッカー』が1つ、また分かりやすく【出口】と書かれたドアがあります。

●room2【研究室?】

・『ケーブル付きの白箱』2つ(AとBとする)
・『アンテナ付きの機械』2つ(CとDとする)
・ロッカー
・『【出口】と書かれたドア』

(あなたからはよく隣の部屋が見えます。モフットは機体を壁にぶつけ能力-5となります。)

みそら:「この鏡…鏡ではなくマジックミラーだったのですね…!…そ、それよりモフット!モフット!大丈夫ですか!しっかりしてください!」みそらは鏡(だったもの)をバシバシと叩きモフットに声をかけます

もよ:『び……びびび……あっ!大丈夫です!えっとこの部屋は、え……なんでせう…?さっき変なボタンを押したような…?』ちょっと火花を散らしていますが元気そうです。

みそら:「良かったです…!気をつけてくださいね…変なボタン、ですか…なにごとも無ければいいのですけど…。よし、それじゃあ調査続行です!まずはあの出口…ご丁寧に書いてありますが普通の出口かどうか…確認できますか?」この部屋の設備を確認する際は目星などの判定はどうなりますか?

もよ:研究室?からは玩具部屋がよく見えるように設計されているのであなたからも研究室?がよく見えます!目星等はみそらの能力値でいきます。
『ではドアを見に行きます!』【出口】と書かれた紙が貼られたごく普通のドアのようですが…何か書いてあります。 『注意!ここから先電波は届かない』

みそら:「電波……!!モフット!ストップです!今あなたを動かしているそのアンテナ!その効果はそこから外に出ると失われてしまうのでしょう!近づきすぎないよう気をつけてください!」能力判定了解しました!

もよ:モフットは扉の向こうには行かないように注意しながら空中を飛び回りました
『扉は…他に特に変わった様子はないみたいです!お外に繋がってるんでしょうか…?早く帰りたいなあ!』

みそら:「ありがとうございます!えぇ…一緒に帰りましょう…きっと、きっともうすぐです…!そのためにも、準備は…事前に確認できることは全部しっかりやらなきゃです…!モフット!次はロッカーを開けてみてもらっても良いですか?」

もよ:『わかりました!』モフットはロッカーの近くまで飛んでいくと、小さな手(のようなパーツ)で苦労してロッカーを開けました!
『中には……ノート一冊と、あとハンガーに引っ掛かった服?が上下セットで1着!あるみたいです』調べるならそれぞれ【目星】で

みそら:CCB<=90 COC 目星
Cthulhu : 成功 < 28 < (1D100<=90)
みそら:まずは成功…!「ノートに…服、ですか…わかりました、まずは服の方を確認お願いなのです!」

もよ:あなたは服をじっくり見ました。きっとこの研究室?のスタッフの制服でしょう。
女性用で、たぶん人間だったころのあなたが着れるサイズです。名札ケースが胸についていますが、中身はありません。

みそら:CCB<=90 COC  目星
Cthulhu : 成功 < 87 < (1D100<=90
みそら:ひぃギリギリ…!成功!「この服のサイズ…私が着れそうなサイズですね…うん、分かりました。ありがとうございます。それじゃあ次はノートをこちらに持ってきてください!」

もよ:ボールペンで書かれたノートの文字はとても汚く、読むのにあなたはちょっと苦労しました。

『……彼らに協力する見返りに……私達は様々な技術や知識の恩恵を受けることができました。仕事でずっと家に帰ってこないお父さん…………でも……私もお父さんみたいな立派な科学者に……今年のお正月は一緒……』

みそら:「むむ…これは…この人は…もうちょっと上手に字を書く練習をした方が良いですね!しかし…そうですか…わかりました。モフット、ありがとうございます。あとは…あの箱と機械、ですね…箱の中になにがあるか…確認、できますか?」

もよ:モフットは白い箱に近づき、小さな腕(のようなでっぱり)を蓋に引っかけようとしました。
『ぐぬぬ……わつぃの手(?)では引っかけられないですね…うーん…それにわつぃはあまり中身を見たくない…わつぃは目を閉じてるのでアマミヤミソラだけ見てほしいなあ…ぐぬぬ…開かない…』

みそら:「むう…困りましたね…でも分かりました、さっきもケガしてるんですし…これ以上キミに無理はさせられません…その箱はそこまでで大丈夫ですよ!それじゃあ最後に向こうの機械…そちらを確認してもらっても良いでしょうか?もしそっちも見たくなければモフットは目を閉じててくださいね」

もよ:『たぶん力はラジコンで十分あるだろうから…腕がもう少し大きければ引っかけられそうなのに…ぐぬー…』 モフットは機械の前に来ました。
複雑な構造の機械が2つあります。それぞれアンテナが一本、銀色に光る円柱が1つづつ組み込まれています…これ以上はじっくりみないと。 【目星】してもいいよ>

みそら:CCB<=90 COC 目星
Cthulhu : スペシャル < 8 < (1D100<=90)
みそら:あぁん私はこんなところで運を使いたくないのにー!!成功!!
「腕…そっか…!あ、いえ、それはまた後にしましょう…ええと…」謎の機械をじっくり見ます

もよ:機械が得意なあなたは、初めて見た機械でもなんとなーく構造を理解しました。きっとあの【光る金属缶】からこのケーブル経由で信号が送られて、この変な機械で調整して、そしてこの【大きなアンテナ】から電波を発信して、たぶんあなた方の【青or赤のアンテナ】がそれぞれ受信しているんだろう。
目が冴えているあなたは不自然な風景写真が数枚貼ってあることにも気がつきましたが、特に何も写っていないことにも気がつきました。
目の前にはそれぞれ機械に繋がれた【赤】と【青】の金属製の円柱があります。開けられそう。

みそら:「…モフット、目を閉じていてください。私は脱出のため…この中になにがあるか…確認しないといけません」モフットに円柱の容器を開けてもらいます

もよ: 『【赤】と【青】どちらを開けましょうか?』

みそら:「…わたしの考えが正しければ、おそらくどちらも同じもので…そしてどちらもきちんとこの目で見ておかないといけないといけない…と思います。赤も青も、どちらもお願いします」

もよ:『……わかりました。今からわつぃは目を閉じて、両方の蓋を同時に開けます…もし、わつぃの思い込みで、中身が、怖くないものだったら、後でこっそり教えてくださいね』
モフットは目を閉じ蓋を開けました。


……あなたは中身を見ました。まずは【赤】の缶。


中身は…緑色に光る液体に満たされた培養槽に浮かぶ………人間の脳味噌です。 【アイディア】

みそら:CCB<=75 COC アイディア
Cthulhu : 致命的失敗 < 97 < (1D100<=75)
みそら:あぁーーーーーーーっ!!!!アイディアは前にも失敗してたから不安に思ってたらやっぱりーーーーーー!!!!

もよ:あなたは……目の前で起こっていることがどういうことなのか、よくわかっているはずなのに、なぜか…何も感じませんでした。(SAN値チェック無しです)
『アマミヤミソラ、どうしましたか?』目を閉じたままモフットが聞いてきます。

みそら:「モフット…いえ、あとでお話しします…今はそのままで…隣の、もう1つの容器も…きっと…ですが、お願いします…」


もよ:あなたは【青】の缶の中を見ました。


中身は………何かしらの機械でしょうか……?スーパーコンピューターの中身のような、複雑な構造をしています。
たまに光ったり音がなったりしています………【知識(EDU×5)】

みそら:CCB<=80 COC EDU16×5
Cthulhu : 成功 < 47 < (1D100<=80)
みそら:せ、成功…ひぃ…もう毎回心臓がしんどい…

もよ:……あなたは、これが【今の人間の技術力では造ることができない】代物であること、『これ』が青アンテナへ信号を送っていたこと……
……そして、多少機械の知識があるあなたには、【これはあなた程度の技術力の人間が触ってはいけないほど繊細なものである】ことまでわかってしまいました。

みそら:(…!?そんな…これは…これじゃあ、モフットは…!2人でここを出るって、約束したのに…!…でも…まだ…そうです…まだ確認できていないことがあります…まだ、諦められません!)
「…分かりました。モフット、ありがとうございます。一度こちらへ、戻ってきてください」

もよ:モフットはそっと蓋をもとに戻し、ぱちっと目を開いてみそらのもとへと戻ってきました。
『アマミヤミソラ、わつぃワガママ言ってごめんなさい、なんだか頭の中で誰かに『見るな』って言われてるような気がして…変な話だよね…』

みそら;「ううん、大丈夫!モフットはとっても頑張ってくれたんですから…こっちこそ…本当に、ありがとうございます。やっぱりモフットは私の相棒、本当に優秀な子です」みそらはそう言うとモフットを機械の腕で優しくなでます

もよ:金属と金属が擦れる音が静かな部屋ではなんだか大きく聞こえます。
『ありがとう、アマミヤミソラ。わつぃもアマミヤミソラの相棒です。さあ、早く外に出ましょう?』

みそら:「…でも、ごめんなさい。モフット…キミには大事な…きっとこれが本当に最後の…お願いしたい事があるのです…そのためには…あの部屋になにがあるのか…そして何が行われていたのか…それを知ってもらわないといけないと、思うんです…私のワガママ…聞いてもらえますか…?」

もよ:モフットは首をかしげました。
『最後だなんて、そんな!わつぃもこの部屋の謎を解きたいです、そして、外に出て、一緒に今度は外の玩具屋さんで遊びましょう!わつぃの実家は玩具屋さんで、たくさん玩具があるんです!』

みそら:「玩具屋さん…?モフットも…?私の家もなんですよ!だから…キミと一緒にこの部屋を出る…それは私も諦めてはいません!最後っていうのは…この部屋でしてもらう、最後の大仕事っていう事です!そうしてここを出たら、もっともっとたくさんキミと一緒にやりたいこと、私もたくさんあるのです!」

もよ:『アマミヤミソラのお家も玩具屋さん?すごい偶然!わつぃのところはおじいちゃんが玩具屋さんをやってるんです、わつぃずっと玩具で遊んでたから、同じ世代の子と話があわなくて…… ……いや、今は大事な大仕事!!がんばります!何をすればいいですか?』

みそら:(…?おじいちゃん?玩具屋さん?同じ世代の子と…それって…?)「うん…それは…これです!」

そう言うとみそらは手に持った“技能ディスク”をモフットに見せます。それにはそれぞれ“脳分離”“脳復元”と書いてあります

もよ:『はい、それは【技能ディスク】です。95%の確率で成功します。大丈夫でしょう。』
モフットはサバを読んでいます。ヒビの入った液晶画面から時折小さな火花が散ります。

みそら:「あ、モフット、さっきので大分ケガを…修理、してあげたいですが…ここにあるもので出来るでしょうか…」機械修理は可能ですか?

もよ:可能です!>

みそら:CCB<=80 COC 機械修理
Cthulhu : 決定的成功/スペシャル < 1 < (1D100<=80)
みそら:「ちょっと待っててくださいね!先にそのケガの手当てをしましょう!一か八かの大勝負…万全の状態で臨まなきゃです!」
そう言うとみそらはモフットがダメージを受けた部分を修理します


もよ:真・モフットカイザーDHG!!通称モフット!!それはみそらの魔改造の力により世界に一つの存在となった『ともだちロボット』だ!光るし空も飛べるぞ!
※減少していた技能-5が修理されました。さらに凄い修理だったのでモフットの全ての技能が+5されます。

みそら:「おぉ…!なんだかモフットが光り輝いて見えるような…ここに来て納得のすごい修理が出来ました…!モフット…キミなら…私の大事な『ともだち』なら…!私も絶対、諦めませんから…!2人で、一緒に…!!」

◇モフットが怯える“白い箱”の中にはなにがあるのか?モフットの語る記憶、その真実とは?『ともだちロボット』にこめられた意味とは?
2人は無事部屋を脱出し、広い世界を一緒に見る事が出来るのか!?全てが明かされる次回!感動のフィナーレを見逃すな!!◇
【4日目へ続く!!!】>>>

【4日目】

もよ:◇「モフット…キミなら…私の大事な『ともだち』なら…!私も絶対、諦めませんから…!2人で、一緒に…!!」◇>

みそら:「それじゃあ修理も済んだことですし…あらためて状況を確認しましょう。私は、ここから脱出する鍵は…この2つのディスクにある…そう考えています。そしてそのためにはモフット、キミの力を借りなければいけません…今の私の体では向こうには行けませんから」

「だから…あの部屋になにがあるのか…そしてなにが行われていたのか私なりに考えたことを…つらいかもしれませんけど、キミに聞いてもらいたいんです。お願いしても…いいですか?」

もよ:モフットはちょっと考えたあと『ええ、わかりました。どんなことでも聞きます。……いったいなんでしょうか?』ランプがぴぴぴと光ります。

みそら: 「モフット…ありがとうございます…。…よし!それじゃあまず、あの【円柱状の機械】についてです。あの機械は青と赤…2種類のものがありました。そしてそれはそれぞれモフット…青がキミに、そして赤が私に対して電波を発していて、それが私たちの今の体を動かしている…のだと思います」

「そして…」みそらは一度言葉につまりましたが、意を決してモフットに続きを告げます

「赤い缶…つまり私に電波を送っていると思われる缶の中には人間の…きっと本当の私の脳がおさめられていました。モフット…キミにはこのディスクを使って分離と復元を行って欲しいんです!」

もよ:『赤い缶』モフットは再びピロピロ光りながら言いました。
『わかりました!まず赤い缶に分離と復元 、そうすればたぶんアマミヤミソラは人間に戻れる!そのあとわつぃですね!ええ大丈夫でしょう!早速いきましょう』

みそら:「あ…ま、待ってください!そうです…つまり、モフットが見たくないと言っていたあの箱…あの箱にはきっと私と…そして本当のモフットの身体がおさめられてる…なぜそのような実験をしたのかは、今はまだ、わかりませんが…」

「青の缶も…同じものが入っている…赤い缶を見たとき、私はそう思ったんです!でもそうじゃなくって…青い缶に入っていたのは…モフットと接続されていたのは…コンピューター…だったんです」

みそらは悲しげな表情で続けます。でも機械の身体は涙を流すことはできませんでした

「…でも!もしかしたらモフットの本当の身体は私よりも深刻じゃなくって!単に意識を失ってるとかで…だからあの箱を開けたら無事な身体があって…一緒に出られるかもしれない!私は…キミの事も最後まで絶対に諦めません!!約束、守りたいんです…だから…うぅ…」みそらは座り込んでしまいました

もよ:『わつぃが…コンピューター……?そんな、わつぃは、人間…実家は玩具屋さんで…本当ですよ、外に出ればわかります、本当に……』
ランプを点滅させあからさまに動揺していたモフットでしたが、座り込んだみそらを見てはっと我に返ったように『そうです、まだ、箱があります。わつぃ達は諦めません』

みそら:「ぐすっ…うぅ…そうです…私だってモフットを信じてます…一緒に外に出たいです、ひとりは嫌です…お話したいこともたくさん…だから…あの箱の底に…希望があるって…信じてます…モフット…聞いてくれて、ありがとうございます…」みそらは弱弱しく立ち上がります。そして

「…だから!!そのための最後の障害を乗り越える力を!キミにたくします!!」自らを鼓舞するかのように叫ぶとみそらは先ほど接続した右腕を再び切り離します!

もよ:がしゃん!!と音を立ててみそらの右腕は本体と分離し地面に落下しました!(自動成功)

みそら:「モフット…キミはさっきあの箱を開けられませんでしたね。「パワー不足だ」と。どうにかして缶の方から脳を分離させることに成功しても…箱をあけられず身体に移し変えることが出来なければ、意味がありません」

「ですが…この腕ならば。私とキミの力を一つに合わせれば!きっとどんな困難だって乗り越えられる!さぁ!最後の合体です!!」
機械修理でモフットとみそらアームを合体させたいですが再び腕を外したので能力値は-10で計算でしょうか?

もよ:はい!-10です。どうぞ!

みそら:CCB<=70 COC 機械修理
Cthulhu : 成功 < 35 < (1D100<=70)

みそら:成功!「これが正真正銘最後の合体!2人の絆で希望を紡ぐ!!うおおおおおおおおおおおお!!ドッキン・オン!!!!覚醒せよ!!!!セレスティアルスカイモフット!!!!!!」

もよ:セレスティアルスカイモフット!!それはみそらとモフットの絆の力!!飛べるし光るし何かを掴む右手だってついている!!

みそら:「よし!これであの箱も開けられるハズ…!後はモフット。キミに全て託します。一度外に出した脳を戻す…特撮にはあることですけど…でもやっぱり怖いものは怖いです。でも…私はキミが絶対になんとかしてくれるって、信じてますから!」そう言うとみそらは最初の時と同じようにモフットと握手します

もよ:『…ありがとう、アマミヤミソラ。』金属製の右腕と左腕はしっかりと握手を交わしました。
『…では、わつぃ頑張ります、きっと大丈夫です。…指示をお願いしますね』 モフットの体は宙に浮き、壁にあいた扉をすり抜けて隣の部屋へと向かいました。

みそら:(ところでディスクはモフットが持っていって自分で背中に入れられる…ってことで大丈夫でしょうか?)
もよ:(大丈夫です!)

みそら:(ありがとうございます!)「モフット…お願いしますね…!それじゃあまずさっき開けられなかった白い箱…赤い缶と繋がっている方を開けてみてください!」

もよ:『わかりました、アマミヤミソラ。』モフットは【赤い缶】と繋がった白い箱に手を掛け…ふと動きを止め、ぎゅっと目を閉じ…心を決めたかのようにぐいっと開きました。

中身は…缶に満たされていたものと同じ、緑色に光る液体に満たされた培養槽、 …そして何か浮かんでいる…それは裸の『あなた』の身体です!!! 【アイディア】

みそら:CCB<=75 COC アイディア
Cthulhu : 成功 < 44 < (1D100<=75)
みそら:せ、成功…!今度はどうなる…?

もよ:『あなた』の身体の頭の周りをぐるりと、何か鋭利なもので切られた跡があります…が身体にどこも欠損はなくキレイな状態です。

あなたは、身体から脳だけ取りだすこの技術や、この研究室の機械の技術力の源に、何か…人間ではない恐ろしい存在がいる可能性に気がつきました! 【SAN1/1d4】

みそら:CCB<=56 COC SAN
Cthulhu : 失敗 < 65 < (1D100<=56)
1d4
DiceBot : 2 < (1D4)

みそら:ぐぬぅ…2減少!54です…!
(…!予想はしていましたが…!それにしたってこんなこと…今の技術でこんなことが出来るなんて…さっきのノートの技術提供…相手は本当に…“人間”…?それとも…)口をおさえて叫び声を必死で耐えます。人間なら冷や汗をかいているでしょう

もよ:『…アマミヤミソラ…大丈夫ですか?…何を見たのだろう…わつぃも見たい…見たくない…見てはいけない…ぐぬぬ…』
箱の蓋をゆっくり閉めた後、モフットは目を開いて言いました。『では…こちらの【青】い缶と繋がっている箱も開けましょうか?』

みそら:「あ…ご、ごめんなさい…予想はしていましたが、ビックリしちゃって…【青】い缶と繋がっている箱、ですか…そうですね…私の手術を終えてもらってから、そちらで一緒に確認しようかと思っていたのですが…でも…」

「うん…モフットの提案に従いましょう。もしかするとこちらでまだ私がやらなければいけないことがあるのかもしれませんし…モフット…お願いします」

もよ:『…わかりました』モフットは再び目を閉じ、【青】の機械と繋がった箱をゆっくりと開けました……。




…………中身は空っぽです。

【幸運】

みそら:CCB<=60 COC 幸運
Cthulhu : 成功 < 35 < (1D100<=60)
みそら:……!?!?せ、成功です!!正直この値では…と思っていたので…なにか…希望に繋がれ…!!

もよ:あなたは、空っぽの箱の中に、何かキラリと光るものを見つけました。壁越しのあなたにはちょうど死角となっていてよく見えません。
『アマミヤミソラ、もういいですか、そろそろ閉めますよ』

みそら:(…そんな…そんな…モフットはやっぱりロボットで…一緒に出られない…?そんなのヤダ…友達との約束が守れないのなら…私もこのままモフットと…この、玩具箱の中で…)

みそらは全てを諦めようとしました。…しかし、ほんの少しだけ輝いた“何か”が、みそらの心にも最後の希望の光を灯しました

「…最後まで諦めない、そう言ったじゃないですか…!」みそらは小さく、しかし強く言葉を搾り出します

「えぇ…モフット、ありがとうございます。希望は…まだあるかもしれません。…予定通り、計画実行です!赤い缶から【脳分離】をお願いします!!」

もよ:蓋を閉めたモフットはあなたを見て
『アマミヤミソラ、たぶん、この機械から脳を分離したら、あなたはきっともうその身体では動けなくなります。本当に、本当によろしいですか?よろしければ、【赤】の機械に対して【脳分離】→【脳復元】を行います。きっと100%成功するでしょう』
サバを読んでいます

みそら:「…この身体に未練はありません。ここにずっと閉じ込められて、そして外に出たかった…モフット、そう言ったキミと一緒にここを出ることが、今の私の最優先事項です。ですが…相棒の言葉は大切なものです…なにかヒントがあるかもしれないですから」
「もし万が一、なにか大事なものを見落としていてあとで悔やむ事になったら…そんなのは絶対にイヤです!ちょっと待っていてください!」
この部屋になにか見落としがないか目星で最終確認できる場所はありますか?

もよ:では【目星】どうぞ。

みそら:CCB<=90 COC 目星
Cthulhu : 成功 < 31 < (1D100<=90)
みそら:成功です!!

もよ:あなたは玩具箱の部屋をぐるりと見渡しました。……動物が描かれた壁、『ともだちロボット』の空箱……なんだかあなたは、生まれてからずっとこの部屋にいたような気さえしてきます。……特に目だったものはありませんでした。

みそら:「うん…大丈夫…だと思います…お待たせしました!それじゃあモフット…お願いします。次に会うときは、私の本当の身体で…100%成功するっていうキミの言葉…信じてますからね…」
みそらは静かに目を閉じます…


もよ:『ありがとう、わつぃも、あなたを、信じています。…また会いましょう、少しだけ、おやすみなさい、アマミヤミソラ』


【脳分離→脳復元(90+5)】


みそら:CCB<=95 COC 【脳分離→脳復元(90+5)】
Cthulhu : 成功 < 30 < (1D100<=95)
みそら:成功…です!!





もよ:……………





…目が覚めるとあなたは狭い研究室のような部屋の真ん中で、風呂桶めいた培養槽の中で、裸のまま浮かんでいました。


みそら:(!!ここは…!隣の部屋!モフット…本当にやってくれたんですね!すごいです!!アレ…でもそういえば…どうやってここを出ればいいんでしょう…?)

もよ:『おはよう、アマミヤミソラ。蓋はもうわつぃが空けといてありますよ。……見えてます?起きてる?』
寝ているあなたの頭の方向から声が聞こえます。

みそら:「あ…モフット…見えてますよ…起きてますよ…ありがとう…ありがとう、ございます…!」
そして本来の身体をしばらく動かしていなかったためかみそらは少し苦労しながら上体を起こし…相棒を抱きしめました。ひんやりした身体を肌に感じ、再会出来た喜びに涙があふれ出します

もよ:『……信じてましたよ、アマミヤミソラ。おはよう。』
抱きしめられたモフットからは涙は流れませんが…もし人の身体を持っていたらきっと一緒に泣いていたでしょう。

ガラスの壁の向こうには赤いアンテナを頭につけた女の子ロボットがいます。目を閉じたまま、動きません。

みそら:「キミも…今までありがとう…ごめんね…」
今まで“自分”だった女の子ロボットに小さく別れを告げ、みそらはよたよたと立ち上がります
「さあ、次はモフット…キミの番です…の、前に…ちょっと待ってくださいね…」
ロッカーを開け、ピッタリサイズの衣服を着用します

もよ:ロッカーの中の服は、…ちょっとウエストがキツいけど…あなたの身体にぴったりサイズでした!

『………』あなたが着替えている間、モフットはじっと、黙ってあなたの顔を見ていました。

みそら:(ぐぬぬ…ちょっとキツイ…なんだか悔しいですね…)「…モフット?どうしましたか?」
モフットの視線に気づいたみそらはどうしたのか尋ねます

もよ:『…わつぃ、やっぱりあなたの言うようにコンピューターなのかもしれません。ずっと、ずっとあの部屋でぐるぐるしていたから、自分の名前とか、人間だったときの自分の顔とか、思い出せないんです』

『……でも、手術後にあなたの顔を、今まで見れなかったあなたの顔を見て……なんだか……懐かしいような……毎日、見ていたような……。…いいえ、ここまできて思い出せないんです、きっと、誰かに植え付けられたとか…そういう……。…ごめんね、忘れていいよ。アマミヤミソラ。』

みそら:「モフット!」みそらはモフットの頬(?)を両手で軽くぺちんと叩きました

「しっかりしてください!それでも私の相棒ですか!たしかにキミはコンピューターかもしれません…キミの言葉、私も不思議に感じる部分があって…今でも不安な気持ちがあるのは確かです。それは私も同じです」

「それでも…キミがあの部屋で1人でずっと誰かを待っていて…そして私と一緒に外に出たいって…そう思ったのは、キミ自身の心のハズです!誰かに植え付けられたなんて言わないで下さい…キミの心は、キミが1人で歩き出してからずっとキミだけのものなんです!」

「だからあと少し…最後まで諦めないで…一緒にここを出る方法、探しましょう…ね?私の大事な相棒…」

みそらはそう言うとモフットをやさしくなでました

もよ:『………ありがとう、あなたは優しい、アマミヤミソラ。…わつぃの相棒。』モフットのLEDはピロピロと光りました。
『もう少しです。ここから脱出しましょう。アマミヤミソラ。』

みそら:「えぇ…モフット…私の方こそ…こんな私についてきてくれて、ありがとうございます…それじゃあモフット…キミのアンテナが繋がっている…こちらの箱を開けます。キミは見たくないかもしれませんから…見るかどうかはキミに任せます」
モフットの選択を待ち、もうひとつの白箱を開けます

もよ: 『わつぃは…今でも誰かの声が聞こえる気がするけど…もう怖くない、わつぃも見たい、です』


モフットは目を見開いてあなたの近くまでやってきました。あなたはもう一つの白い箱を…開けました。




中身は…何も入っていない、ように見えましたが……何か光る物が2つ、そして小さなメモ用紙が入っていました。

みそら:「このキラキラ…向こうの部屋で見て、気になっていたんです。もしかしたらこれが最後の鍵になるんじゃないかって…それにメモ…これは…」
目星で確認しても良いですか?また、その場合処理はそれぞれ別に行った方が良いでしょうか?

もよ:取って近くで見ればすぐ分かるよ。 取らないで【目星】してもいいよ。その時は光るもののみで。メモは取らないと読めないよ。

みそら:了解です!では両方手に取って確認でお願いします!まずはメモから!

もよ:あなたはメモを取り上げて読みました。ずいぶん古い……さらにまた汚い字です………


【心が完全に壊れてしまった人を救う方法を、ずっと考えている。
例えば、■■■から貰った技術で脳を取り出して、一度コピーしてデータにするんだ。そして、"復元"されたデータを脳に上書きする。そして肉体に戻す。
あっ!いい考えじゃない?これなら、例えば肉体が完全に変性した人だって…】


みそら:(これは…まさか…あのノート…協力…技術提供…それじゃあ…いえ…でも、これだけじゃあ…それにこれは…今の私にとっての優先事項では無いです…じゃあ、こっちは…!?)
光る物体を手に取り、確認します

もよ:それは、単4の乾電池2本です

みそら:「…あっ」みそらはどうして自分がそれに思い至らなかったのか、しばらく乾電池を見て、呆然としていました

(乾電池…乾電池?ちょっと待ってください…それじゃあ、モフットの頭脳は…心は…ここにちゃんとあって…それで…あの機械から出ているのは動力となるものだけ?)

(そういえば…最初はモフットのアンテナは…動力としてDHGから借りて…だから…いや違います…モフットにはあの時の記憶がちゃんと残っていました…だからやっぱりモフットは…あの機械の電波が届くところからは、離れられなくて…?)

(…そもそもここは、ここはどこなんです?モフットはさっき、私の顔を毎日見ていたような気がするって言いました。それにおじいちゃんがおもちゃ屋さんだって…確認しなきゃ!)
ノートを手に取って、誰のものなのか判別することは可能ですか?

もよ:ノートには名前が書いてあります。
【研究員 財黒 もか】

みそら:(私のノート…じゃない…ひょっとしてここは私の研究室だったんじゃ…と思ったけど…違うみたいです…)みそらの脳はもはや限界寸前です

(ひょっとして出口を出たらそこは私の家の前で…なんて思ったけど…そう甘くは…いかないみたいですね)

「モフット…ごめんなさい。あれだけ大口叩いておいて…私が見つけられたのはこれだけでした…」握り締めた電池をモフットに見せます

「あの機械は…私の力ではどうにもできません。凄まじい技術力の塊です。アレをうかつに調整してしまったら…なにが起きるかわかりません…」

「あとはもう…あの機械からの電波ではなく…キミの意思が…心が、キミ自身に宿っていることを信じて、この電池を入れて一緒にこの部屋から出る事しか…出来ません…でもこれは賭けです。私には…確証が持てません…モフット…キミが決めてください…」

「もしキミがここから出ることが…停止してしまうことが怖いのなら…それでも構いません。その時は責任をとって私もキミとここにいる事を選びます。ともだちをまたひとりぼっちには…出来ませんから…」
みそらの目から思わず悔し涙があふれだします

もよ:『…アマミヤミソラ、泣かないで。わつぃは、この電池に賭けます。お外の玩具屋さんに行きましょう。きっと120%大丈夫です。』

みそら:「モフット…ごめん…ごめんね…こんな大事なこと、キミに選ばせて…私…意気地なしです…でも…モフットがそう言うなら…私もそれを信じます…」

モフットの電池カバーを開き、ぱちり、ぱちりと電池をセットします

「モフット…それじゃあ…心の準備はいいですか…?」みそらはモフットを抱えて、出口の扉の前に立ちます

もよ:『ありがとう、わつぃも、あなたを信じています。…また会いましょう、少しだけ…おやすみなさい、アマミヤミソラ』

みそら:「……!!」みそらはぎゅっと目をつぶると意を決して出口の扉を開け、一歩外に出ます

もよ:………。

……あなたは気がつくと、雪の降る町の真ん中に立っていました。服はあなたのいつもの服、もちろん人間の身体です。

……あなたは一人マトリョーシカのような、腕やラジコンや電車の玩具がくっついたロボットを抱えて立っています。…電池が入っています。スタンバイモードのようです。

みそら:「あれ…私…研究所から逃げてきて…それから…ここは…?」みそらは手近なベンチを見つけるとそこに腰かけ、マトリョーシカのようなロボットをじっと見つめます
「…モフット…」ぽたり、ぽたりと涙がこぼれ、足元の雪を溶かします
「また会うって…約束しましたよね…?お願いです…目を覚ましてください…返事をしてください…モフット…!」

みそらは震える手で頭部の“M”型の起動スイッチを押しました

もよ:みそらは電源ボタンを押しました。

…ロボットから場違いなほど明るいファンファーレが流れ、ランプがぴろぴろ光り…液晶モニターからは『HELLO WORLD!』という文字が現れ点滅して消えました。そして……?

['▽']『こんにちは!』喋りました。

みそら:「あ…こんにちは…私の声、聞こえるですか…?」みそらはマトリョーシカ型ロボットに力なく語りかけます

もよ:『………最初っから、ずーっと聞こえてましたよ。アマミヤミソラ。わつぃの…相棒!』

【玩具箱からの脱出】 おわり >>>>
















◇「あ…こんにちは…私の声、聞こえるですか…?」みそらはマトリョーシカ型ロボットに力なく語りかけます◇

◇『………最初っから、ずーっと聞こえてましたよ。アマミヤミソラ。わつぃの…相棒!』◇





【玩具箱からの脱出:エピローグ】

もよ:天宮家までの帰り道、モフットはみそらに断片的な自分の記憶について語りました。祖父の営む玩具屋で育ったこと、自分の好きなもののこと、友達のこと……。

みそら:「なるほど…ありがとうございます。モフット」 みそらは少し考えた後にあらためて口を開きました

「いくつか異なる部分もありましたが…モフット、キミの記憶は多くの部分で私の記憶と一致しています。大事な思い出の景色、自分の好きなもの、そして友人達…」

「それに加えて手術を成功させてくれたキミが私に言った『懐かしいような、毎日見ていたような気がする』という言葉…そしてあそこで行われていた“復元”の実験…それらを合わせて考えると…モフット、ひょっとしたらキミは…私自身、だったのかもしれないですね」

もよ:『でも今のわつぃは「モフット」ですよ、アマミヤミソラ。』
みそらに抱っこされながらモフットは電車のLEDをちかちかと光らせました。外はすっかり雪景色です。

みそら:「!えぇ…そうです。キミの言うとおりですよ、モフット。あのメモには『人間の記憶をコピーしてデータにし、それを戻す』…と書いてありました。私たちはそれぞれ別の方法で記憶のコピーと復元を試みた…分身だったんだと思います。でも」
寒空の下、モフットを抱くみそらの腕の力も強まります

「今はもう違います。今のキミには自分だけの体と、そして自分だけの心がちゃんと…ここにあります」

  みそらはなにかを確かめるようにモフットのまるっこいボディをそっとなでます

「…だからこそ私たちは今こうして別々の存在として、お話しすることが出来てるんですから!」

もよ:『自分だけの身体…そうですね、アマミヤミソラ。』
モフットに接続されたロボットの右手がカチャリとVサインを作りました。
『わつぃはアマミヤミソラの前の身体も結構好きでしたよ?』

みそら:「あ、そうそう!それです!私の前の身体…それについてお話ししたかったんですよ!」
みそらはさきほどまでより幾分か明るい口調でモフットに話しかけます
「私…夢が出来たんです!聞いてもらえますか?」
モフットに接続された“以前の自分自身”の手に自らの手を重ね、みそらは笑顔を浮かべます

もよ:『夢?なんでしょうアマミヤミソラ。わつぃも聞きたいです』

みそら:「えぇ!その前にまず…あの部屋にあったあのアンテナ…アレは単純な電源装置ではなかったですが…その一部を真似て外部から対象を…今回ならモフット、キミに対して離れた位置からでも充電ができるシステム…そういうものを作りたいな、って思ったのです」

「今のキミは電池で動いていますから…どうしてもそれを取り替える際に一度意識を失ってしまう…という事になります。でもコードレスで電力を供給することが出来れば…少なくとも家にいる間はモフットは自由の身です!好きなときに起きて、好きな時に休むことが出来るようになるんですよ!」

もよ:『自由に起きたり、休んだり…いいですね!』モフットは頭のラジコンのプロペラをちょっとだけ震わせました。
『アマミヤミソラ、せっかくだから外でも充電できるようにしましょう!わつぃは飛ぶこともできるんですから!』『夢は大きい方がいいですよ、アマミヤミソラ。』

みそら:「おぉ、モフットも乗り気ですね!それでこそ私の相棒です!そうですね、自分の限界を決めないで、もっともっと先へ…未来へ…夢は大きく!がんばりましょう!!」

「そして…もう1つ。あの時の私の身体についてですが…」
そう言うとみそらは少し緊張したようにふる、と身体を震わせます

「この手…あの部屋での“私”だった身体…アレはすごかったです。私は…あの身体でいる間なにひとつ自分の身体に違和感を感じませんでした。人体のコピーとしてものすごい完成度だったと思います」
モフットの手を握り締めながら、みそらは続けます

「ですが、あの身体でも見た目までは完全に人間に似せることは出来てはいませんでした。だから…私はアレを越えるものを…人間そっくりの、もっと自由な身体を…モフット、いつかキミに作ってあげたい…それが私がいま一番叶えたい夢なんです!」
みそらの声に自然と力が入ります

もよ:モフットの液晶画面は一瞬驚いた顔を作り、それからニコッと笑いました。
『人間そっくりの身体!!すごい、アマミヤミソラ!わつぃ、自由に歩いたり、走ったり、外の色々な物を見てみたい!』
そしていたずらっぽい声で『あ、暗い所でも見える目とか、空も飛べる翼とかもほしいですね!』

みそら:「えへへ…喜んでもらえて良かったです!えぇ!たくさんの機能をつけましょう!モフットがさっき言ったようにどこまでも飛んでいけるような…夢の広がる装備をたくさん!勿論その時は私も一緒に連れて行ってくださいね!」
そこまで言うとみそらは再び少し険しい表情を浮かべます「でも」

「アレは本当にすごい技術力で…今の人間の科学力をはるかに超えるものでした…きっと夢中になってしまうと、あの部屋の主のように…それ以外の事は目に入らなくなってしまうかもしれない…そう感じたんです」

「だから…本当は少しだけ怖い気持ちもあるんです…でも、1人ならそのまま闇に呑まれてしまうかもしれないけど…私の隣にはキミがいます。私が道を踏み外さないように…モフット、キミには私のことを見守っていて欲しいんです。…お願い、出来ますか?」
みそらはモフットをじっと見つめます

もよ:『ええ、できますよ。アマミヤミソラ。きっと200%大丈夫でしょう。』
街頭のテレビには癖っ毛ショートの若い女博士が番組のインタビューに笑顔で答えている映像が流れています。二人は家に向かい歩き続けます。

みそら:「ふふ…ありがとうございます!モフットがそう言うなら絶対大丈夫ですね!」
街頭のテレビに映る見知らぬ女性の笑顔をちら、と見たみそらはその笑顔に元気をもらったような感覚を覚えました

「私、今回こんな事に巻き込まれてて…本当にビックリしたのですけど…でも、実は感謝もしてるんです」

「あの部屋で行われていた実験は…『心が壊れてしまった人間を救うためのもの』だってあのメモに書いてありました。私がその実験台になっていたということは…もしかしたら私も一度心が壊れてしまって…本当にあの部屋で救われた…のかもしれません。あくまでももしかしたら、の話ですが…」

「それに、さっきお話したようにとっても大きな夢を持つことが出来ました。きっと大変な事もたくさんあるけど…夢に向かって突き進むことが出来る…それがすごく楽しみなのです!」
みそらはモフットを抱きかかえたまま嬉しそうにくるくると回ります

「そして」ぴたり

「そしてなにより…ずっと私の頭の中にいた“空想上の友達”がこうして本物の友達になって、一緒にいてくれるようになったのですから!こんなに嬉しいことはありません!!」

そこまで言うとみそらは足を止めます

「…さあモフット、つきましたよ!私の…私たちのあったかい我が家です!」


もよ:『ええ、懐かしの…私達のあったかい我が家です! ……おかえりなさい、アマミヤミソラ。』


みそら:「ええ、きっとみんな心配しているでしょうから…私とキミの…2人の元気な姿を家族のみんなに見せてあげましょう!……それじゃああらためまして……おかえりなさい、モフット!!本当におつかれさまでした…わたしの大切な…相棒!!」



もよ:【玩具箱からの脱出:エピローグ】 おわり>>>

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