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精神科ナースになった理由

学生の時の精神科実習
けっこうでっかい病院だった。グラウンドもあって、患者さんたちが野球をしたりしていた。
のんびりした実習だった。
患者さんとオセロばっかしてた思い出しかない(笑)
そこの実習指導者さんは優しかった、もうこの人菩薩やと思うぐらい。
そんな指導者さんが言ったこと
「いろいろあるけどみんな一生懸命生きてるのよ」
なんて懐が深いんだろう、この人はなぜこんなに優しいのだろう、心を動かされるとはこういう事なんだと初めてわかった気がする経験だった。

でも、こんなことを言えるようになるには看護師としても人間としても経験を積まなきゃ無理だ。
よし、経験を積んだら1度精神科も経験しよう。

そして時は流れ・・・
肉体労働の挙句、腰をおかしくした私。
左下半身が痺れて夜勤がつらかった。
そんな時、先に退職した人から「精神科来なよ、楽だよ」と誘われた。
腰も限界だったし、肉体労働少ないなら・・・あっ1度精神科に行こうと思ってたから、それが今なのかもしれない
と思い、精神科の門を叩いたのだった。

確かに身体は楽だった。でも正解もマニュアルもない見えないものを相手にする看護は、私に自信喪失と迷いを与えた。そして、昔ながらの精神科は私の心をすり減らすのに十分だった。

どうしたらいいんだろう・・・・・・
委員会活動をするにあたり、どうしてもしがらみで日精看に入らねばならず、泣く泣く入った私は
「精神科認定看護師」の存在を知る。

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