みやっこネイチャークラブ「秋風に包まれるリンゴ狩りアドベンチャー」を開催
12月2日（土）、みやっこネイチャークラブの第六回目の活動となる「秋風に包まれるリンゴ狩りアドベンチャー」を行いましたので、その様子をお伝えします。
「みやっこネイチャークラブ」とは？
宮古市の自然あふれる環境で、こども一人ひとりの「個性」と「自己肯定感」、「やり切る力」、「協調性」といった「非認知能力」を自然遊びを通して楽しく育む自然体験クラブであり、公益社団法人ハタチ基金の助成により実施しています。
6月からクラブメンバーを募集し、小学4年生から6年生までの生徒が5名応募してくれています。
また、10月の開催からは各イベントへの単発参加も受け入れております。
「秋風に包まれるリンゴ狩りアドベンチャー」とは？
岩手県のリンゴの名産地としては奥州市や花巻市が挙げられますが、実は宮古市も知る人ぞ知るリンゴの産地なんです。夏場に冷涼な季節風や「やませ（偏東風）」が吹く宮古市の気候はリンゴ栽培に適しているのです。
そこで今回はどのようにしてリンゴが栽培されているのか、実際に果樹園にて生産者から説明を受け、そして収穫体験を通して地域の気候や風土について学ぶことを目的としています。
「秋風に包まれるリンゴ狩りアドベンチャー」レポート
参加人数
岩手県では10月上旬よりインフルエンザが流行しだし、11月下旬には流行警報が発令されるなど猛威を奮っており、宮古市でも学級閉鎖や休校となる学校が相次いでいました。
残念ながらメンバーの一人がインフルエンザに罹患し、もう一人も体調不良ということで今回も全員が揃うことは叶いませんでした
リンゴ狩り体験
南澤果樹園で果樹の栽培を手がける山崎慎弥さんから、リンゴの栽培に関することや美味しいリンゴの見分け方、そして熊やカラスなどの鳥獣害の影響についても丁寧に説明を受けてからの体験となりました。
リンゴは手で触れてしまうだけで翌日には落下してしまうことから、こどもたちは触れないように注意しながらリンゴの全体やお尻の部分を観察して、これだと思うリンゴを厳選して収穫していました。
収穫では、とにかく大きさを重視する子がいれば、蜜がたくさん入っていそうなものを厳選する子、早々に収穫を終えて果樹園にいたノラ猫ちゃんと遊び始める子など、メンバー一人一人の個性が出ていて面白かったです。
リンゴ蜜入り検査
収穫したリンゴは1個1個「蜜検知器」で蜜の入り具合を確認します。
検知器の上にリンゴを載せると、蜜入りの場合は光が通り、リンゴ全体が明るく見えます！
これにより切ることなく一瞬で蜜の入り具合を確認することができるので、先ほどこどもたちが厳選したリンゴの中から更に美味しい蜜入りのものを選ぶことができました。
お菓子作り体験
収穫を終えてからは、先ほど収穫したリンゴを使ったお菓子作りを行いました。
お菓子作りについては、トータルフードコーディネーターの資格をお持ちの中村恵さんから説明を受けての体験です。
今回作るお菓子は「りんご丸ごとヨーグルトムースケーキ」ということで、こどもたちも興味津々です！
リンゴを半分に切ってから、中身をくり抜いていくのですが、普段あまり料理のお手伝いを行ってはいないとのことでしたが、なかなかどうして手際よく作業を進めていましたよ。
くり抜いた中身でコンポートを作ってからムースを作るのですが、生クリームを泡立てるのにみんな苦戦しました。中には「明日は絶対筋肉痛だ…」などとこぼす子もいましたが、みんな頑張りました！
リンゴカップにムースを入れて冷蔵庫で冷やして完成です！最後にチャービルでそれぞれ飾りつけも施しましたよ。
みんな「家族に持って帰る！」ということで、ケースに入れて持って帰ってもらいました。自宅に帰ってから家族とどのようなお話をしたのか楽しみですね。
「みやっこネイチャークラブ」では今後も毎月1回（2月までの全8回）様々な自然体験を行っていきます。
1月は「海の恵み探訪：水産業の舞台裏に迫る」と題した水産資源の現状と未来について学ぶことを目的とした体験を予定しておりますので、その際は改めてレポートいたします。
みやっこネイチャークラブはシーズンを通しての参加としておりましたが、今後は特定の月のみの参加も受け入れております。
ご興味のある方、参加を希望される方は下記へお問合せ願います。
【お問合せ先】
NPO法人みやっこベース
住 所：宮古市末広町8-24
電 話：0193-77-3809（担当：成田）
メール：office@miyakkobase.org