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第1回「みやっこファーム」開催!

5月13日(土)、小学生向けの農業体験プログラム「みやっこファーム」の第1回目を開催しました。

「みやっこファーム」とは、山口地区の遊休農地(※1)を活用した小学生向けの1年間の農業体験プログラム。年間約15回(毎月2回程度)にわたって種まきから収穫までの作業を行い、みんなで5~7品目の野菜を育てます。昨年からスタートした活動で、今年度は2年目の開催になります。

今回は、山口小学校などから小学生10名と、その保護者の皆さんが参加してくださいました。


説明会

まずは山口公民館で説明会を実施。


小学生それぞれの自己紹介を兼ねて、好きな野菜と食べ方、苦手な野菜を教えてもらいました。
好きな野菜として人気だったのは、トマトやキュウリ、ピーマンなど。苦手な野菜は、唐辛子やネギという子が複数人いました。

畑で農作業を体験

説明会のあとは、いよいよ初めての活動へ!山口公民館から歩いて、みやっこファームへ向かいました。スタッフよりも先頭を切るのは、昨年参加した経験者たち。頼もしいです。

イベント日和の晴天!

第1回目となる今回は、じゃがいもと玉ねぎの植え付けです。

昨年もお世話になった農家の中沢勤さんを講師に迎え、まずはクワの使い方からスタート。さすが農家歴25年の中沢さん、ジャガイモを植えるための畝(うね)をサクサク作っていきますが、これがまた簡単なようで難しい。小学生一人ひとりが、クワを使った畝作りを体験しました。

クワの使い方をレクチャーする中沢勤さん(左)

保護者からは「子供だけではなく、大人の自分たちもクワを使ったことがない」という声もありました。

じゃがいもの植え付け

畝を作ったあとは、じゃがいもの植え付けです。
じゃがいも(種芋)は実を半分に切り、切り口が下になるように植え付けていきます。植え付けるときには、種芋ひとつひとつの間隔も大切です。間隔が30㎝になるよう、両手を広げ、長さを体で覚えながら植え付けていきました。

30㎝って、このくらいかな?

玉ねぎの植え付け

次は玉ねぎです。
農業用マルチシートを使って植え付けをしていきます。

経験者たちの連携プレー!
シートが風で飛ばされないように、土を固めています。

マルチシートを設置したら、いよいよ植え付けスタートです。
参加していた小学生は「玉ねぎの苗って、1本から2つ生えてるんだね」と苗をしっかり観察しながら丁寧に植えていました。

真剣な眼差し。

石拾い大会開催!

初回活動の締めは、畑の石拾い大会!
石を拾って、一番大きかった人が優勝です。

大きいけど軽い石や、小さくても重い石も。

体験中に収穫したいくつかの玉ねぎは、じゃんけんで勝った人が貰えることに。

玉ねぎゲット!実は前年度・今年度共に石拾い優勝者でもあります。

10時から始まった第1回「みやっこファーム」は、お昼前に無事終了しました。

種まきから収穫して食べるまで、農業の一連の活動を体験してもらう「みやっこファーム」。

・自分たちが植えた野菜が育っていくという経験(自己肯定感)
・仲間と協力して作業する経験(他者との協働)
・農業についての職業的理解の促進(職業観の醸成)
・地産地消の機運の向上(食育、消費者教育)

など様々な面から小学生の成長に寄与できればと思っています。

2回目の「みやっこファーム」も今月中に行う予定です。
次回もお楽しみに!


(※1)遊休農地…将来的に耕作の予定がなく放置されている農地のこと。