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「何か」を考える――よのなか、まち、ひと  第8回

はじめに

10月9日(日)に3年ぶりに開催される「みやっこタウン2022」(主催:みやっこタウン実行委員会、事務局:みやっこベース)が今週末に迫ってきました!このnoteを読んでいらっしゃるみなさんはご存じかもしれませんが、わたし(中沢)が実行委員長を務めさせていただいています。今回の記事では、みやっこタウン2022の直前情報をお送りしたいと思います!

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 なお、本連載記事はNPO法人みやっこベースのnoteに掲載されておりますが、団体の総意ではなく筆者自身の個人的な見解ですので、ご了承の上お読みください。
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みやっこタウンとは?

 「こどものまち」とは、架空のまちのなかで、子どもが主体的に行動し学ぶことを目的とした社会体験プログラムです。この「こどものまち」というプログラムを、宮古の企業・団体が一体となって作り上げたものが「みやっこタウン」です。
 2016年の初回から4回開催し、これまでにのべ709人の児童が、みやっこタウンの市民としてさまざまな活動を繰り広げてきました。わたしは、第3回・第4回で、消防団としてブースを出展し、ちびっこ消防団員たちと水消火器を使った消火訓練などをおこなってきました。
 参加したこどもたちからは、「来年も参加したい」「6年生で小学校を卒業してしまうので、中学生でも参加できる仕組みが欲しい」といった高評価をいただいていました。しかし、2020年と2021年はコロナ禍の影響で開催を見送り、今年3年ぶりに満を持して復活開催する運びとなりました!(参加者数の限定や手指消毒など新型コロナウィルス感染防止対策を実施します)


みやっこタウンって何ができるの?

 ここまで記事を読んできて、「それでみやっこタウンでは何ができるの?」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 「みやっこタウンではなんでもできます!!!」

 説明が雑すぎますね(笑)

 まずこどもたちはハローワークに行き、やりたい仕事を探します。大工さん、花屋さん、イラストレーター、消防士、YouTuber、、、などなど、たくさんの仕事が用意されています。仕事が終わると銀行に行き、給料として疑似通貨「べスカ」を受け取ります。この給料からは税金が引かれ、楽しく暮らしやすいまちづくりに活かされます。

 みやっこタウン内にはデパートも出店していて、べスカでお買い物もできます。もちろん遊びのブースも用意されていて、おもいっきり遊びも楽しめます!

 また、「こんな商品を作って売ってみたい」「こんなサービスがあったら楽しいのに」というこどもたちは、「起業」することも可能。こどもたちの自由なアイディアの実現を、スタッフたちが全力でサポートします!

 そして、みやっこタウンは「学び」の分野も充実しています!今年は水産科など「みやっこ大学」に5つコースが開設され、その道のプロから専門知識を学ぶことができます。それだけではなく、大学に通うと、その後の給料がアップするシステムが用意されているので、「学びの価値」もプラスされています。

 みやっこタウンには、仕事でも消費でもない「地域活動」も行うことができます。今回は、ボランティアブースと消防団ブースのふたつを用意しました。いずれも給料は発生しませんが、地域のために自分から進んで活動してくれる小学生の姿に頼もしさを感じますね!

 まだまだ、みやっこタウンの楽しさのごく一部しか紹介できていませんが、今回のあらたな取り組みのひとつである「子ども実行委員会」について紹介したいと思います。
 
 この2年間開催できなかったことで、みやっこタウンへ参加できなかった子も少なくありません。また、過去に参加したことのあるみやっこタウンOBOGには、中学生・高校生になっても「みやっこタウンに関わりたい」というニーズがあることが、みやっこベースの2022年春のインターン生の調査から分かりました。※詳しくはこちらの記事をご覧ください!:https://note.com/miyakkobase/n/na82e847e2ad4

2022春インターン生による実行委員会へのプレゼンの様子

 そこで市内中学校・高校に通うこどもたち有志の「子ども実行委員会」を組織しました!参加者に配布する資料に子ども実行委員のアイディアを反映させ、より分かりやすいものにリニューアルしました。また、みやっこタウン全体での共通体験として、これまでの投票にくわえて、「みやっこジャンボ宝くじ」と「人探しスタンプラリー」を新設しました!当日の運営も、子ども実行委員たちが主体となって運営してくれます。実行委員の大人もどんな展開を見せるのか未知数ですが、きっと楽しい体験になると確信しています!

おわりにーーひとりひとりが「じぶんらしく楽しめる」みやっこタウンを目指して!

 さて、当日まであと5日となりました!事務局を務めるみやっこベースの活動拠点、みやっこハウスには、実行委員が毎日集まり夜な夜な準備を進めています。
 準備期間も残りわずかですが、参加するこどもたちひとりひとりが、みやっこタウンの1日をじぶんらしく楽しめるように、精一杯準備を進めて行きたいと思います!