思考の棚ざらえ 2015 #07

 どうも。すっかり陽気も暖かくなり、春らしい日和が続くようになりましたね。なんてなことをうっかり書き込みインターネッツにアップしたが最後「やいこら春が来たとは何事だ。俺っちが住んでいる処ではまだまだ雪も残って冬の冷たい風が吹きつけているのだ。貴様の住んでおる首都圏の状況が恰も日本のすべてであるかのような物云いをして恬然としてるんじゃないぞこのばかたれが。貴様のような木を見て森を見ないような人間のくずなど今すぐ死ね。いますぐ死なないのならば自ら進んでシベリア送りになって過酷な自然環境の中で地獄のような強制労働に従事して心身共に破壊されて北限の大地で朽ち果てろこのタコ」なんてな事を一方的に云われてとても悲しく、とても厄介な気持ちになるので、とにかくインターネッツでは時候の挨拶をするなど以ての外、発言をするときには出来るだけ人を人とも思わぬようなきわめて不遜な態度、きわめて傍若無人な態度でもって臨まねばならないと僕は思います。これで日本も安心だ。

閑話休題

 自分は雨男でねぇ。と何の気なしに書き込んだら「天候という自然状況を恰も自分の力によって左右できると思ってる奴がいるよワラ」と、名指しではないが明らかに自分に対して云ってこられる、という経験をしたあの瞬間から、なんかインターネッツってつまんねえところになっちゃったな。と、少しづつ思い始めていまに至ります。

閑話休題

 『まれ』は最初の週はテンポがすこぶる良くって、これあ面白いなあ。と思っていたのだが、週を重ねる毎に変な感じになってきた。なんというのか、展開のペース配分がおかしなことになっている。連ドラは週単位で小エピソードが描かれてゆくが、その発端と結末で明らかな捩れが生じていて、なんとも居住まいの悪さを憶える。まあ、話の展開からしてその捩れも肩透かしを喰らわせるという狙いなんだろうけど、それにしても、ねぇ。あと、無理に笑いを起こそうとしてる感じ。

閑話休題

 あとあれね、『まれ』もそうだけど、ドラマをコメディタッチにしようとすると、無理に可笑しくしようとして”そんなやついねぇだろ”と云いたくなるような発狂したようなキャラクターがたくさん出てくるようになるのはやだね。”こういう奴いるよなあ”って思わせる程度のキャラクターが最適だと思うんだけど。

閑話休題

 気がつけば世の中のいろんなところで格安スマホが販売されているのを見かけるようになった。まことに喜ばしいことだと思う。大手キャリアが用意している、気が狂った人間が編み出したとしか思えない複雑怪奇な料金体系や、やはり気が狂った人間が決断したとしか思えない膨大なキャリア提供のプリインストールアプリ地獄から開放される人々が増えるのはまことにめでたいことと思う。しかも格安SIM提供各社の競争によって価格対性能比が飛躍的に高まっている。さらに聞くところによれば近く、SIMロック解除も強制的になるというからますます以てめでたい。吾輩は昨年の初頭からデータブランのみの格安SIMを使っているがいまのところまったく不都合がない。iPhoneが世の中に登場してから既に八年、時代が大きく変わるにはいい頃合いですな。

閑話休題

 吾輩がベイスターズを応援するようになったのが一九八三年のことですから今年で三十三年目のシーズンとなりますが、その間幾度も、春先のみ強い。という状況を経験してきているから、この数試合のように多少負けが込んだところで別段悲観したりしませんです。またか。と、思うばかりです。負け惜しみでは無くマジでそう思います。しかし筒香・梶谷を筆頭に優れた若手選手が続々と登場してきていますから、このまま何事も起こらなければ三年後にはリーグ優勝を争うチームになっているのじゃないでしょうか。九十八年の優勝にしても、九〇年代の初頭に頭角を現してきた二十歳そこそこの選手たちが揃って主戦力となって強くなったわけだからね。

閑話休題

 後の優勝メンバーが続々と現れてきたあの頃って実に面白かったよなあ。チームの成績はけして良くなかったけれども、それでも「なんか良い選手揃ってきてないか? これもしかしたら強いチームになるんじゃね?」みたいな期待感に満ちてたもんなあ。野村弘樹にしろ石井琢朗にしろ進藤にしろ三浦大輔にしろ鈴木尚典にしろ、それまでの主力をあっという間に追い抜いていった感じがしたもんなあ。それでさらに佐々木が大魔神になって。実際に九五年あたりになると、負け試合の時のハマスタの雰囲気が明らかに変わってきてたし。それまでは「また負けちゃったなあ。帰ろ」って、なんとなく思うばかりだったのが、その頃は「何でこんな良い選手が揃ってんのに勝てねぇんだよ」みたいな苛立ちに変わっていたからね。今のベイスターズにはそこまでの期待感は覚えないけれども、それでも親会社が変わってから確実に良いチームになっていているので、まあ、何とかなるんじゃないかしらん。

閑話休題

 あとイチロー活躍してくれ。イチロー活躍してくれ。とにかくイチロー活躍してくれ。打って走って守れイチロー。頑張れイチロー。

閑話休題

 とーれとれぴーちぴちカニ料理ー。という有名なコマーシャルソングがあるけれども、この歌が提示する通り、新鮮なる生き物を食するというのはまことに美味しいもので、それはカニに限らず牛や豚などの肉類、マグロや鮭などの魚類に於ても同様に美味しい。こうした新鮮で美味しいものを食していると幸せのあまり「これだけ美味しいなんて、まるでこれら生き物というのは人間に食される為にこの世に生を受けたようだね」なんて思ったり云ったりしてしまうけれども、そんなことを思ったり云ったりしたときに、不図、これだけ生き物が美味しいということは、食物連鎖の頂上にいる人間というものさぞや……なんてことを思ってしまったりして、途端に、目の前の肉や魚が美味しくないように思えてしまう、てなことがたまにある吾輩というのは、まことに損な性格をしている。今度、実際のところをアミン大統領に尋ねてみようか。

閑話休題

 猪木対アミン大統領の異種格闘技戦、って実現してたらどうなってたんだろうなあ。少なくとも対ミスターXとか対小錦の兄貴とかよりは良かったかもしらんネ。

閑話休題

 ではそんなことでまた。xperia z ultraをいまごろになって入手したが、これあ良いや。グローバル版なので格安SIMも普通に使えるし。スティーブ・ジョブズが目指していたという、最も輝いていたとされる時代のソニーのことをよく知らないから、ソニーファンとしての判断は出来ないけれども、なんだかんだ云ってもやっぱりちゃんとしてるよねソニーは。先日、バッテリーが異常を来すまで便利に使っていたNexus5もよく出来ていたけど、手にしたときの質感が全然違うものなあ。



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