2024.1.23 ヒト・コト・トーク#15@お好み酒場へらへら
宮島口の沿線で活躍する方々をゲストにお招きするトークイベント「ヒト・コト・トーク」。
前回は、「kitchen&drink yuba」のオーナーシェフ 弓場井さんと、ゲストハウス「-神の島を望む-阿品邸」を営む大一グループの代表取締役社長 田中さんにお話いただきました。(第14回レポートはコチラ)
15回目(2024年1月23日)となる今回は、公認スポーツ栄養士・管理栄養士の田代シマさん、コンディショニングトレーナー兼チアリーディング選手の髙畑かな子さんをゲストにお招きして開催しました。
〈ゲスト自己紹介〉
田代 シマさん
公認スポーツ栄養士・管理栄養士として、プロアスリートからキッズ、そしてシニアまで、栄養×メンタルを軸として、個人やチームのサポート、女性の美と健康を体の中からサポートしている。
髙畑 かな子さん
広島県廿日市市出身。専門学校体育科を卒業後、7年間コンディショニングトレーナーとして、幼児から高齢者まで幅広く運動指導をしている。将来は、廿日市市を運動で心も体も健康的な街にしたい、という想いを胸に、学びと経験を深めている。チアリーディング選手としても活躍中。
ー今のお仕事について教えてください。
(田代)スポーツ栄養士・管理栄養士として、食事とメンタルの面から、プロアスリートやスポーツチームと、女性のサポートをしています。身体づくりのためにトレーニングを始める方は多いですが、食事を後回しにされることが多いんです。私は栄養士として、その人に合わせた食事のサポートをしていますが、食事管理やトレーニングってモチベーションが上がらないとなかなか続けられないので、メンタル面からのケアもしています。去年、栄養士としてフリーになって、軸をアスリートと女性に定めて活動することにしました。アスリートのパフォーマンス向上にはその時だけでなく、小さい時からの体づくりが大事ですし、女性にとっては、全ての年代において栄養の取り方がとても大切です。妊婦さんや、赤ちゃんができる前の女性の体づくりを中心にサポートしています。
(髙畑)私は、十日市にあるコンディショニングのパーソナルスタジオ「コアコア」というところでコンディショニングトレーナーとして働いています。コンディショニングとは「体の動きをよくすること」です。例えば、腰の痛みを感じて病院に行く、一旦は治ったと思っても、すぐにまた痛くなったりするという経験はありませんか?これは、身体の使いかたの癖が原因となっている場合があります。そのような場合に、肩こりや腰の痛みなど不調を起こしにくい身体の使いかたを教えている、という感じですね。不調改善とも言います。
―髙畑さんは現役のチアリーディング選手でもあるんですよね。
(髙畑)はい。チアリーディングと言えば華やかなイメージがあるかと思うんですが、人の上に人が乗っていて、その人が落ちないように、そして落ちたとしても安全にキャッチする、という命がけのスポーツです。チアリーディングを始めたきっかけは、小学校6年生の時に当時ゴリエが流行っていて、テレビでチアを知りました。人の上から、周りながら降りる人を見て、わ、すごい!と思っていたら、母が行ってみたらと後押ししてくれました。始めた頃は、一番上に乗りたいと思っていたんですが、チームに入った当時、私が1番年上で体も大きくて、1番下のポジションであるベースになりました。今はベースにすごくやりがいを感じています。
―大会などにも出場しているんですか?
(髙畑) 今も大会に出場する選手として現役を続けています。代々木体育館で行われる全国大会、ジャパンカップが、チアリーダー皆が目指す甲子園、聖地みたいなところで、この場所に行くために、2分30秒の演技にかけて、地区大会を戦います。去年、無事に出場することができました。
―すごい!おめでとうございます!ところで、髙畑さんは、これまでのヒト・コト・トークに何度も参加してくれていますよね。
(髙畑)最初に参加したのは、去年の今頃、アルパークの無印良品の店長さんと、イワタ木工の社長さんの回(第4回)です。ある時、広電に乗ろうと思ったら、掲示板のポスターが目に入ったんです。ポスターに書いてあった、「けん玉で世界に」ってどういうこと、なんか気になると思って行きました。実際行ってみると、あたたかい雰囲気の中で、それぞれの活動に対する熱い思いを聞ける場所だなと思ったんです。それってすごく貴重じゃんと思って、その後の懇親会まで迷わず参加しました。
それがきっかけで、五日市の第9回、楽々園の第12回にも行きました。初めは一人で参加していたんですが、楽々園のときは、当日にシマさんちょっと行きましょうよって誘って行ったんです。ヒト・コト・トークは、キラキラしている方々の話を、あったかい雰囲気で聞けることにすごく魅力を感じています。 平日夕方の忙しい時間帯に、足を運んで来られる素敵な方々、エネルギー溢れる方が多い空間だと思うので、私はそういうのが好きでつい来てしまいます。しかも来たら、自分のモチベーションも上がって帰るっていうのが好きで参加しています。
―シマさんも駅のチラシの反響があったそうですね。
(田代)娘の友達が気づいて声かけてくれたり、1月から通い始めたスポーツジムで、「電停に貼ってある人!」って言われて。結構皆さん見ていただいているなって思います。
―さて、2人が今のお仕事を始めたきっかけについて教えてください。
(田代)ずっと病院栄養士として働いていたんですが、ある時、資格の本を立ち読みしていて、公認スポーツ栄養士という資格を見つけたんです。当時できたばかりの資格だったんですが、ピンときて、病院栄養士をやめて廿日市のスポーツセンターのトレーニングルームで運動の勉強を始めた、というのが公認スポーツ栄養士を目指したきっかけです。
(髙畑)私は、エアロビクスのインストラクターに憧れていたんです。実際に自分が参加したときに、1時間のレッスンが終わってすっごい元気になって帰っていくお客さんを見て、インストラクターってかっこいいな、すごいな、と憧れたのがきっかけです。
―ところで、お2人はすごく仲がいいですよね。どんな出会いで仲良くなったんですか?
(髙畑 )私たち、運命の出会い、4回してるんですよ!
(田代)最初に出会ったのは、私がトレーナーを目指すために参加した合宿にカンちゃん(=髙畑さん)も参加していたことです。
(髙畑)当時、私は栄養の道に進むかトレーナーになるか悩んでいた時期で、合宿でシマさんと出逢って、なんでトレーナーの合宿に栄養士さんがおるんやろうと思って話を聞かせていただいたんです。その時に聞いたシマさんの考え方とか思いに、ズッキュンと感じました。でも、当時は特に連絡先を交換していたわけでもないし、その場限りの出会いとしてさよならして。
(田代)そしたら、1年後に、私が講師をしている専門学校の生徒が、トレーナーの道に進むことを決めたカンちゃんだったっていう。
(髙畑)専門学校を卒業するときには、シマ先生に手紙を渡したり、感動の別れだったんですけど、しばらくして私の職場から徒歩200mの場所でシマさんがカフェを始めることになったんです。ジムカフェなんですけど、すごくいいところだったんですよ!最寄りの電停も同じだから、何回偶然一緒の電車に乗ってたかって感じです。
(田代)そして今、私はカフェをやめて、カンちゃんが働くパーソナルスタジオの契約栄養士になりました。
(髙畑)この写真は、私は運動分野、シマさんは栄養分野の講師として、美容系の学校で授業をしたときのものです。憧れだった方が自分の先生になって、卒業後も関係が続いて、私がトレーナーとして一緒にお仕事できるようになったのがとても嬉しいです。
―シマさんが始めたジムカフェ、気になります。もう少し詳しく聞かせてください。
(田代)パーソナルジムとカフェが一緒にあって、筋トレしているのを見ながら、ご飯食べるみたいな少し不思議なカフェです。身体は食べるもので作られるので、ダイエットやアスリートの基本であるPFCバランスの取れた、運動しても食べられるご飯や、体の中から改善していく食事を出していました。見た目や材料にもこだわって、グルテンフリーはもちろん、写真のオムライスの中も雑穀米にしていたり、ケチャップとかも一切使わずに作っていましたね。カンちゃんは、大事な大会の時には私のオートミルクッキーを必ず遠征に持って行ってくれていました。
(髙畑)シマさんの料理には、いっぱい食べても大丈夫っていう安心感がありますね。大会の前、最後は願掛けとして、安心する人に会って、クッキーをお守りとして持っていって、書いてくださったメッセージを読むことがルーティンです。
―栄養の道に進むかトレーナーになるか悩んでいた、と仰っていましたが、進路について悩んでいた時のことを聞かせてください。
(髙畑)私は、高校生の頃に栄養と運動の両方に興味があったので、どちらに進むのが良いのか悩みました。シマさんに出会って、栄養士としての働き方の話も聞いた上で、自分が動けるうちは運動して、その後に栄養のことも勉強しようと思い、まずは運動を選んで専門学校に入学しました。初めはエアロビクスのインストラクターになるために、フィットネスクラブでアルバイトを始めたんですが、そこで、パーソナルトレーナーというものに出会ったんです。インストラクターとの違いは、体のことをしっかり理解した上で、その人がどうなりたいかという目的、例えば私だったらチアリーディングをしながら仕事を続けたいとか、長時間椅子に座る事務仕事でいかに不調なく過ごすかとか、 そういう方々の運動に寄り添えるのがトレーナー。インストラクターは、大勢の人を相手にする仕事なので、一人一人を細かく見ることができないんですね。そこにちょっと物足りなさを感じたんです。私は、その人それぞれに合った運動を伝えたいという気持ちがあったので、まずはトレーナーとして運動の知識をしっかりつけて、どんな人への対応もできるようになろうと思い、今の仕事をしています。
―夢ややりたいことに突き進むところが印象的です。幼いころから今のような性格だったのでしょうか。
(田代)小学校2年生ぐらいまではおとなしかったんですが、だんだん、ちょっと開花しちゃって。高校、大学は結構楽しく過ごしていましたよ。今のようになったのは社会人になってからかもしれないです。
(髙畑)私も社会人になってからです。それまでは、周りが引いてくれたレールの中で、楽しそうなことをやって、それ以上のことは環境のせいにして諦めていたんですけど、社会人になって、レールの無い中で自分で道を選ばないといけないと気づきました。同時に、自分で選んでいいんだとも思ったんです。将来どうやって仕事をするんだろうと思った時に、シマさんに出会って、栄養士さんがどんなふうに活躍されているのかを知ったり、お仕事を楽しんでいる素敵な大人にたくさん出会って、私もできると思えるようになってきて、目の前に起こることに対してどう選ぶかという考え方を取り入れるようになりました。私もこうなりたいって思う人が、ありがたいことに近くにいて、自分も変わっていくことができました。周りの方々のおかげです。
―すごく真っ直ぐ突き進んでいく2人でも、挫折や諦めてしまうことはありますか?
(田代) そうですね…、振り返ると、今が1番幸せで楽しいなあと思います。1年前まではしんどいこともあったんですが、その間はいろんな方との出会いで支えてもらっていました。 スポーツ栄養士って難しい資格で、私は取得に8年かかったんです。それでも取れたのは、一緒に頑張ろうねと、トレーニングを教えてくれていた27歳の子が頑張りすぎて亡くなってしまったということがあったり、メンタルについて学んでいるきっかけも、メンタルの資格を探していた時に出会って、一緒に学んでいた子が頑張ろうって言っていた矢先に亡くなってしまって…。いろんなことがあって、支えてくれる人がたくさんいて、私は今ここにあると思っています。あとは、娘がいてくれるから頑張ってこられました。
(髙畑)私は、人や環境のせいにして、自分はダメだって過小評価をする癖があります。なので、挫折どころか、挑戦もできない、新しい事を始める怖さもあってやる前にすっごい下調べするんです。「シマさん、栄養士ってどんな感じで、どんな苦労するんですか。」を聞いとかんと怖いって思うから、まずは予防線を張るタイプ。専門学校を決めるときも、何回もオープンスクールに行ったし、就職も本当にここでいいのかすごく悩みました。そのぐらい不安の塊で、もうちょっと軽く考えんさいって昨日も言われたところなんです。でも、諦めることはないです。チアリーディングは15年、コンディショニングトレーナーは7年続けていて、やっと今が1番楽しいと思えるようになりました。それまでは、自分のいけないところばかりに目がいって、生きづらいなって思ったこともあります。人に迷惑かけて自分にマイナスな言葉ばかり浴びさせてしまって落ち込んで、頑張りたい気持ちや悩みを、帰り道に十日市から広電に乗って別れるまでの40分で、シマさんに聞いてもらっていました。シマさんに言ったら絶対に叶うって思っているから、いつも宣言するようにしています。
スムージーを持っている写真の時期は、お互いにしんどくて結構ボロボロだったんですよ。だけど、シマさんは働きながらもそういうの全然見せないんですね。でも、後から聞くと境遇が似ていて、全然寝られてないのに、お客さんの前ではいつでもキラキラ笑顔でいたり。シマさんと励まし合ったりしたおかげで、なんとかここまでやってきて、先に楽しさがあるっていうのを実感しているから、これやめられないなという感じです。
(田代)自分がしんどい時にちょうど来てくれる。多分お互いに引き寄せあっているんだろうね。
(髙畑)苦労はちゃんとして、最後はおまじないとか、願掛けで。このクッキー食べたら、スムージー飲んだら元気になる、だってシマさんが作っとるしみたいな。物理的にこの栄養をチャージするぞ、みたいな感じで、長時間の仕事がある時とかは行ったりして、エネルギーあるものに頼っています。
―最後に、これからのことについて。夢はありますか?
(田代)今年は夢のスタートだと思っています。軸も定めたので迷わず進みます。これまでいろんな方を見てきたからこそ、生涯ずっと、亡くなる時に幸せだって思う方を増やしたいなって思います。
(髙畑)今はお仕事の関係で十日市に住んでいるんですけど、地元がすごくいいところなので、最終的な夢として、廿日市で仕事を広げて「体や健康のことは、髙畑さんに聞きんさい、あそこいいよ」って言われるようにしたいなと思っています。どうしても、あそこが痛いじゃ、あの病院がいいじゃって話が始まる年齢ってあると思うんですよ。だけど、私が目指しているのは、この運動がよかったよ、じゃあやってみるみたいな会話が生まれる場面。心についても、体についても話せる空間が当たり前の地域にしたいなって思います。
チアリーディングの方は、宙返りやバク転もするので、いつまでがっつりできるかわからないけど、私は表に出たいので、できるだけ現役で、今年の夢はジャパンカップに出場することです。ただ、現状それが目指せるチームではないので、これを言うことはちょっと恥ずかしいんですけど、まだわからないですが、出ます!
―ここからは参加してくれた皆さんからの質問コーナーです!
Q.手軽で続けやすい食事や運動を教えてほしいです。
(田代)食事は、やっぱりご飯を食べることですね。みなさんご飯抜きがちなんですよ。低糖質ダイエットなどは体を削ったり、内臓負担がすごく多かったり、腸内環境が悪くなるので、まずは身体を作ることを意識して、PFCバランス(炭水化物60%、タンパク質15~20%、脂質が20%~25%)を基本とした食事を取ってもらいたいです。雑穀や発酵食品でしっかり栄養をとって、あとはフルーツ。 フルーツは太らないから、3食食べてもらいたいです。そして、しっかりよく噛んでくださいね。
(髙畑)運動で言うと、呼吸です。鼻から吸った息が胸に入ったな、肩にいったな、背中かなっていうのを意識して、息を吐いた時にどこの力が抜けるかなって、自分の体を観察してみてください。それを意識するだけで、良い循環に繋がります。あとは最近、シマさんのセミナーを聞いて実行しているのが、足の裏をつけて食事を取ることです。
(田代)足の裏を床につけて、お尻をしっかり椅子につけて食べると姿勢が良くなるので、胃腸の働きが良くなります。赤ちゃんのイスなどは、机にかけるタイプで足をぶらぶらして食べるものがありますが、実は消化が悪かったりします。
(髙畑)それが運動面から見ても、内臓や筋肉の位置を考えても理に適っていて、足をつけることで腹筋も働きます。急いでいて立って食べたりとか、床に座ったり、足を組んで座ったりとかね、意外と足をつけて食べてない自分がいることに気づきます。だから、毎日3食の間にやる運動として、足の裏つけてお尻をついて、しっかり呼吸して、是非、明日の朝からやってみてください。
Q.怪我をしない体づくりについて教えてください。
(田代)怪我というと骨のイメージがあるんですけど、骨を丈夫にするにはカルシウムだけじゃダメなんですね。骨は、コラーゲンにカルシウムとかタンパク質がくっついてできます。カルシウムとマグネシウムの理想の比率は1対1ですが、牛乳はカルシウムが11、マグネシウムが1のバランスなんですね。なので、牛乳をガブガブ飲むと、脂肪も多いので脂質が増えたり、カルシウムが逆に流れ出てしまうことがあるので、私は牛乳にきな粉やゴマを入れます。あと、ヨーグルトとバナナと、青きな粉です。広島や岡山で見る青きな粉はめちゃめちゃ栄養価が高いんですが、全国にもあんまりないんですよ。よくサンフレの試合とかで青きな粉おにぎりが提供されていると思うんですが、足のツリ防止にもなるので、ぜひ組み合わせて取っていただければと思います。
(髙畑)怪我をしない体作りは、運動と栄養と休養のバランスです。これを整えるために、私はコンディショニング協会が作るストレッチポールを使うことをお勧めしています。ストレッチポールに寝っ転がるだけで前のめりの姿勢が広がって、内臓の位置も良くなって、ぐらぐら揺れると心も安定していくので、そこに呼吸を合わせるといいケアになります。ポールがなければ、呼吸と一緒で、自分の体が疲れているのか、ご飯を食べたいのか、眠たいのかを観察することが、無理をしない、怪我をしにくい体作りの秘訣になります。時間がない時や頑張る時に、変に筋肉が張っちゃったりして怪我は起きるんです。
Q.運動を続けるための秘訣を教えてください。
(髙畑)無理をしない、毎日できる基準をめちゃめちゃ下げることです。呼吸を意識するとか、足の裏を床につけてご飯を食べるとか。どんなに疲れてでもできるぐらいハードルを下げることが秘訣です。腹筋1回でもいいです。あとは、誰かに宣言する。やった?って確認してくれる見張りをつけるのが続けるための秘訣です。
Q.綺麗でいるための秘訣と笑顔でいるための秘訣を教えてください。
(田代)食事は抜かない!お米をしっかり食べることです。お米には、水分を体に含んでくれる米セラミドが入っているので、しっかり噛んで食べてください。雑穀、特にもち麦はめちゃめちゃおすすめなので、ぜひ混ぜて一緒に食べてもらいたいです。あとは、人間って寝る前にダメだったことや嫌だったことを考えやすいんですけど、今日はちょっとゴミ拾ったなとか、よく噛んだなとか、足ついて椅子に座ったなとか、よかったことをイメージする癖をつけることが笑顔の秘訣です。
(髙畑)笑顔は、一言で言うと練習です。私も不意打ちで撮られた写真を見ると、めっちゃ笑ったと思ったのに笑顔じゃないように見えるんですよ。顔の作りのせいって言い訳もしていたんですけど。笑顔ってどうやるんじゃろうと思って。小学生の時に鏡を見ながらにっこりスマイルを独学で練習しました。今はお客さんにかな子ちゃん笑顔がいいよねって言ってもらえるので、顔の筋肉が覚えているんだなと思います。
Q.野球をする小学生におススメの食事メニューやクールダウン方法を教えてください。
(田代)小学生の場合はあまりプロテインを取らない方がいいと思っています。できれば、おにぎり。炭水化物が3、タンパク質が1の割合が良いです。プロテインだけを取るとタンパク質が多いんです。シャケのおにぎりとか、コンビニのちょっと具が大きいおにぎりなんかもおすすめです。あとはよく噛んでねって伝えてあげたらいいかな。 運動の直前じゃなくて、30分後に摂るのが良いです。動いていると、血流が筋肉になっているので、胃腸に血流が回らず消化が悪いんですね。特に、子どもは内臓が大きくないので、そういう声掛けをしてあげたら良いと思います。
(髙畑)私がオススメしているストレッチポールは体が出来上がった大人には良いですが、体ができていない小学生は乗らないでほしいです。スパイクを履くと足が窮屈になってすごくストレスになっちゃうから、外で裸足で鬼ごっことかをするのが理想的です。より現実的なのはストレッチです。ペアで引っ張りあったり、お家に帰って全屈したり、足を開いて脇腹伸ばしたりとか。野球は大人のスポーツなので、ストレッチは重要かなと思います。
―最後に、宮島線についてヒトコトください。
(田代) 「生活の大切な一部」
私、めちゃめちゃ電車で移動するんですね。尾道や県外も電車で行くくらい。広島電鉄さんはもう私の生活においてかけがえのない大切な足の一部なので、ほんとになくてはならないもので、いつもお世話になっています。本当に、ありがとうございます。
(髙畑)「安心をありがとう」
ちっちゃい頃から広電に乗って、60分くらいかけて学校や職場へ通っています。移動が寝る時間になるぐらい、日々ハツラツに動いているので、良い睡眠時間になって何回も終電で宮島口まで行ってしまい、母に泣きついていました。駅員さんがいつも優しく起こしてくださって、戻る運賃はいいよって言ってくれたりとか。電車の中ではLINEの返信したり、頭の中を整理したり、考え事をするのに、あの絶妙な揺れとお尻の暖かさと…いいんですよね。それでまた寝過ごしたりする(笑)。すごく安心感があります。もともとそういう思いもあって、ヒト・コト・トークに参加しているんですけど、ちょうど1年前、こういう場に出られる人間になるぞって思っていたら無事叶ったので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
―田代さん、髙畑さん、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
ヒト・コト・トークは、宮島線の沿線で場所を変えながら開催していく予定です。
次回は2024年3月26日(火)、会場はKOI PLACEです!
詳しくは、コチラをご覧ください!