ラルクリを終えた酔っ払いの独り言

‪あの、いまめっちゃラルクハイでお酒も入っててよくわかんないんですけどもう後から消すかもだけどとりあえず呟きます。長いので読みたくない人は別に読まなくていいです。‬

私は生まれた時から雪深いところに住んでいて、冬には雪が降るものであたりまえにあるものでそこまで冬とか雪に対して思入れもなくてどちらかというとむしろ厳しくてつらい冬のイメージの方が大きい人なんですけど。
以前ツイッターで雪のないところで育った人間が歌った冬の曲と辛く長く厳しい冬を乗り越えてきた人間か歌った冬の曲としてラルクとグレイのwinterfallとwinteragainを対比にした話題が流れてたんだと思うんですけど、私はラルク好きなのに考え方としては完全に後者グレイよりで、できれば雪は極力降らなくていいし寒いの嫌いだし、いまこれ書いてる時も地元に帰ったら寒いんだよな雪やだなこのままずっと東京にとどまっていたいよ…って思ってました。

今日の「雪の足跡」を聴くまでは。

話はいったん戻りますが、今日teっちゃんとhydeちゃんのMCでサンタの服はなぜ赤いか、という話題で盛り上がってたんですけど、その理由がコカコーラがサンタの服は赤いっていうイメージを作ったからっていう話で。(※これにはメンバーも言ってましたが諸説あります)
以前にhydeちゃんが色覚障害の人のためのメガネを作って綺麗な赤を初めて自分の目で認識したっていう話があって「コカコーラの販売機ってこんな赤かったんや」みたいなことを言ってたんですよね。言ったよね?言ってなかったっけ。確か言ったと思うんですけど。
それでコカコーラの話からそんなエピソードを思い出したんですけどクリスマスって基本は赤、緑、白の三色が基本じゃないですか。でも色覚障害の方の見え方って緑と赤が判別しにくいんですよね。(全員がそうなわけではないですが)
でもこの時期の街中にはクリスマスカラーの赤と緑が溢れてて、今までコカコーラの販売機の赤を赤として認識してなかったhydeちゃんはどうしてそこまでクリスマスや冬や雪が好きなんだろうって思ってたんです。

たとえばラルクの「雪の足跡」の歌詞のなかで「白いキャンバス落書きの路面」っていうフレーズがあるんですが、普通なら白って白いっていう認識でしかなくて、私も絵を描く人間なので白い紙があったら何かしら描きたくなるし、色を置きたくなるし、色といえば赤や青や黄色緑とか鮮やかな色が「色」って思うんだけど、私は今まで白を特別「色」として認識してなかったんですよね。でも私と違ってhydeちゃんは白さえも特別な「鮮やかな色」として認識してる人なんだってその時思ったんです。

今自分が見ている緑や赤は他の人からは違う色に見えるかもしれない。だから同じく緑や赤のイルミネーションをみて「綺麗だね」って言っていてもそこにはまったく同じ「綺麗」はなくて。でも白だけは見えている色が同じ白だから例えば一面真っ白な雪景色を見て「綺麗だね」って思った自分の感情が相手にも同じように伝わる色がhydeちゃんにとっては白い色だったんだなって思ったんです。
だから相手と思い出を作るとき大事な思い出を共有できる瞬間にいつもあった色がきっとhydeちゃんにとっては青でも緑でも赤でもなく雪の色、白い色だったのかなって。

そう思うとこの人がなんでこんなに冬が、雪が、クリスマスが好きなのかようやく理解できた気がして気がついたら雪の足跡を聴きながらめちゃくちゃ涙を流してる自分がいました。そしてふとこれから帰る真っ白な故郷のことを思い出して、大切な人と過ごしてきた冬を思い出して、ちょっとだけ嫌いになりかけていた冬や雪が寒さがあたたかい愛しいものに変わっていったんです。

今日は最後のMCでhydeちゃんが「朝起きた時から声が出なくなっていて不安だった。いろんな人に助けてもらった。最後の曲は声を振り絞って歌います」そうして歌った歌が雪の足跡でわたしは今ほどこの曲をこんな真剣に聴いたことはなかったですし、そして今日めちゃくちゃ大好きな曲に変わりました。

ラルクリはたのしかったし、フォロワーさんと会ったり話したりほんとうに楽しくて楽しくて、ずっとここにいたい!帰りたくない!ってそう思ってたんですけど、沢山の思い出作れたからこそいまそれを聞いてくれる友人や家族の待つ故郷へ戻りたくなりました。

この2日間でもらった沢山の思い出を胸に詰めて、またあの白くて静かで時に厳しい顔を見せる雪が待つあの街へあの家へ大事な人の元へ帰ります。でもきっとこれから見える色は辛くて厳しい雪の持つ白じゃなくて、あたたかくて色鮮やかな白なんだなって思います。

ありがとうL'Arc-en-Ciel
私のキャンバスに色を添えてくれて。
大切な七色の大事な存在です。
いつまでも4人が大切で大好きです。

つぎいつライブがあるか4人が揃うかわからないけどまたその時もまた今日とはちがう新しい色に出会わせてくれるんだと思います。きっとラルクだから。

〜降り積もる雪と白い足跡
二人で描くように歩いてく
いつまでも

そっと寄り添うみたいに
もう少しゆっくり 一緒に帰ろう〜