書き下ろし

今日お会いした編集者さんとは妙に話も合って、つい自分から提案してみた書き下ろしの企画が、向こうさんも同じことを考えてたことだったそうで、あ、じゃあ…という感じにスルスルと書き下ろしの方向で話がまとまった。本を読む買って初見で本の内容に触れられるって、やっぱり本を買う一番の醍醐味だから。

書き下ろしはちょっと憧れでもあった。デビューした頃、益田ミリさんの「ふつうな私のゆるゆる作家生活」を読んで、一年かけて本を書き下ろすってなんか優雅でいいなと思っていた。湖の近くの別荘で、外にテーブルを出して書いてる感じ。そんな別荘ないけど。
原稿料がなくてもやっていけるのもまた大物感があっていいじゃないか。

ちょうどいろいろとやってきたことも落ち着くし、あんまガツガツやってても体力持たないし、少し優雅にWEBから離れるのもいいのかもしれない。最近のインターネット、ちょっと下品だもんな。

今日は新宿歩いててもめまいがしたし、肉体的にも明らかに疲れている。確実に今俺は「優雅」を求めている。

トリプルファイヤーの吉田さんはツイッターを勧められても断るのだそうだ。たまたま今日読んだ大橋裕之さんのインタビュー記事にも、ツイッターとの付き合い方が苦手とあった。
もう告知とかもいいのかな。無料で読んでもらって、一冊にまとめたら売れないってのを繰り返すのはアホな気がしてきた。

書き下ろしも時代と逆行してるのかもしれないが、一度試してみて、もし上手くようなことがあれば、その時は今より少し大きな顔をして生きてみようと思う。


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